近年、移住先として福岡市が人気です。住みたい人が多いということは、不動産投資先としても魅力的な街といえます。なぜ福岡が人気なのか、その理由から投資先の選択肢としてよいのか考えていきましょう。
住みたい街NO.1福岡市の魅力は
賃貸住宅建設大手が2020年に行った独自調査にて、全国の自治体のうち、もっとも住みたい街として考えられているのは福岡市であることがわかりました。
福岡市が移住先として人気を集めている理由に、日本三大都市に次ぐ大都市であること、天神や大橋など再開発が進む地域で資産価値の上昇が見込めること、その他の地域でも開発が進んでおり、商業施設やタワーマンション、オフィスの建設が相次いでいることなどが挙げられるようです。
若者の移住が多い!福岡には仕事もいっぱい?
福岡市によると、2010年から2015年の間、全国で人口増加数がもっとも多かったのが福岡市といいます。同期間の人口増加率は5.12%で、人口増加数・増加率ともに2位の川崎市を大きく引き離しています。
また、10代・20代の移住者が多く、首都圏以外の地方から見ればまさに理想的な人口の増加の仕方といえるでしょう。
なぜこれほどまでに若者の移住が多いのでしょうか。その理由は学校と企業の多さにありました。福岡市は、人口10万人あたりにおける大学・短大・高専・専修学校の数が7.02校で全国1位。福岡市ならどんな進路も無理なく選べる可能性があるというわけです。
企業においては、東京の本社機能を福岡に移す事例が後を絶ちません。2010年代から、大手企業が福岡への移転を決めています。
起業も優遇。福岡で夢をかなえたい若者急増中!?
全国の各自治体は独自に起業・創業支援制度を用意しています。中でも福岡市の支援は手厚いと人気です。福岡市は、「グローバル創業・雇用創出特区」として、創業と雇用の創出に取り組んでいる都市です。2014年に国家戦略特区に指定されて以来、スタートアップ法人減税、スタートアップビザ、スタートアップカフェなどユニークな制度を導入してきました。
福岡市で法人を設立すると法人市民税の法人税割が最大で5年間全額免除されるなど、支援が手厚く経営の負担が軽減される福岡市。起業したい若者が集まるのも納得です。
住んでよし、働いてよしの福岡市なら資産価値も下落しにくいかも
人口減少にあえぐ自治体が多い中、福岡市は2035年まで人口が増えるという推計が出ている稀有な都市です。大企業の移転や創業の多さから、マンション等の住居だけでなく、オフィスの需要もより高まる可能性があります。いたるところで開発が進み、住みよい街に変化している福岡市は、不動産投資においても魅力的な街といって間違いはなさそうです。(提供:YANUSY)
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