ITデータ管理などを手掛けるAOSデータ株式会社は、遺言を作成しブロックチェーン上に保管できるアプリ「Husime.com」において、新機能「LINEを活用した安否確認」サービスを開始した。14日、同社がプレスリリースにて発表した。

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(画像=月刊暗号資産)

Husime.comは、スマートフォンやタブレットを使用して誰でも簡単に「デジタル遺言」を作成できるアプリとして今年11月にリリースされた。

同アプリには自分史や人生の記録を残すことができるライフストーリー機能や、遺言や終活などシニア世代の関心が高い情報を集めたポータル・サイトなどが備えられている。

今回AOSは、Husime.comに「LINEを活用した安否確認」を追加実装した理由について「シニア世代はパソコン操作に不慣れな方々も多く、また仕事を定年退職しているなどして電子メールのチェックを頻繁におこなわない方々も多い傾向にあります。それに比べてスマートフォンやLINEならば定期的にチェックするという方々が比較的多いといえます」と、高齢者層のニーズに対応したと説明した。

そして「せっかくデジタル遺言を作成しても、ご本人が亡くなられた後、すみやかに、しかるべき人にデジタル遺言書が送信されなければ意味を成しません」

「これまで会員ご本人様の安否確認サービスは電子メールを使用したもののみでしたが、LINEを活用した安否確認サービスの追加によって、デジタル遺言をより確実に、しかるべき時にしかるべき人へ送信することが可能になりました」

「また、「LINEを活用した安否確認」サービスを利用することで、離れて暮らしているご家族等が定期的に安否を確認でき、ご本人もご家族もより安心して過ごすことができます」と述べている。

またAOSは「現在、日本の1人暮らしの高齢者数は600万人にものぼると言われています」「シニア世代のご家族にとって、離れて暮らす高齢者の安否確認は重要な関心事であるといえますが、ご家族が自ら頻繁に電話をかけるなどして安否確認をすることは、シニア世代とご家族の双方にとって負担になります」とアプリの意義を語り、Husime.comについて「スマートフォンにインストールしたHusime.comのアプリで設定をおこない、またLINEのHusime.comのアカウントと友達登録をするだけで、すぐに利用を開始していただけます」と、将来性に期待を込めた。(提供:月刊暗号資産