デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社は、東京都が実施するキャッシュレス推進に関するモデル事業「東京ユアコイン」を受託し、2021年1月中旬から3月中旬の間、新宿区の西新宿エリアにて「LINE」を使った実証実験を行うことを明らかにした。18日、同社がプレスリリースで発表した。

東京
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また、東京都の小池百合子都知事も18日の定例会見でコロナ渦における「キャッシュレス推進」についてLINE内アプリの利用を言及した。

小池都知事やトーマツの発表によると、東京ユアコインの事業はSDGs(持続可能な開発目標)に資する活動や、「新しい日常」の定着に繋がる活動とキャッシュレス化をあわせて推進するものだ。

具体的には食品ロスの削減、エコ活動、スムーズビズの実践などの活動を対象にして「西新宿エリア内」で利用可能なポイント・東京ユアコインを発行することで、SDGs活動を喚起するとともに、キャッシュレス化を促進する狙いだという。

モデル事業概要
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モデル事業概要

東京都は昨年12月に独自コイン・東京ユアコインの構想を発表した。

今年、1月9日から2月末にかけて東京・大手町、丸の内、有楽町地区のオフィスワーカーや来街者を対象に、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらしたり、レジ袋を使わずマイバックを持参したりした人に、東京ユアコインを付与する実証実験をした。

この際には、東京都がリリースした専用のスマホアプリを使って、加盟店でポイントを獲得する仕組みで行った。

昨年度、今年度の事業の効果検証結果を踏まえるとともに、コロナ渦における「新しい日常」の定着に向けた動きも反映したモデル事業として実施することで、都のキャッシュレス推進施策のあり方について検討を進めることを目的として実証実験を行う。

また小池都知事は、「キャッシュレスアプリにLINEを使うのはユーザーの利便性を考えてのことだ」と発言した。

LINE内アプリに東京ユアコインのサービスを導入し、貯めたポイントをLINE Pay残高に交換できるよう連携もしていくという。

今後、小池都知事は「実証実験後、実施エリアにおけるキャッシュレス化の効果や課題を整理したうえで、利用者や加盟店舗にアンケート調査を行い、広く民間事業者に公表する事で早期の社会実装を目指していく」と決意を述べた。(提供:月刊暗号資産