ビットコインの大型アップデート「Taproot」に、同銘柄のマイニングプールの9割以上が支持し、議論が順調に進んでいることが明らかになった。米Coindeskが14日に報道した。

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(画像=Shutterstock)

Taprootはシュノア署名とマークル化抽象構文木(MAST)と呼ばれる技術を組み合わせたものである。

シュノア署名は、「マルチシグ」における複数の公開鍵を1つに集約し取引のプライバシーや効率を高める技術であり、マークル化抽象構文木(MAST)は、複雑なスマート・コントラクトのデータ容量を節約する仕組みで、ビットコイン取引のプライバシー向上に加え、ブロックサイズの縮小、スマートコントラクトの柔軟性やネットワークのプライバシーを強化する。

通常ビットコインの改善提案は、総称してBIP(Bitcoin Improvement Proposal)と呼ばれている。

BIPには、システムや運用面に関する改善提案もあれば、設計やユーザーの方針を記したガイドラインもあり、その内容は多岐にわたる。

それぞれの提案は、BIP101やBIP102など、「BIP○○」といった数字表記される。ビットコインコミュニティーメンバーであれば誰でも提案することができる。

提案内容はビットコインコア開発者によってコンセンサスが得られた後に、さらに多数決により承認され導入が行われる仕組みとなっている。

TaprootがBIPに掲載されていることが確認されたのは昨年1月のことだ。11月には約80%の大手マイニングプールが賛同をしていた。そして、12月末には態度を保留していたBinanceのマイニングプール(通称・バイナンスプール)が同意を示し、91%がTaproot導入に合意したことになった。

現在、Taproot導入手法の議論がされており、ローンチのスケジュールは未定である。(提供:月刊暗号資産