グルメSNS「シンクロライフ」を運営する株式会社GINKANは、三井住友カードの決済プラットフォーム「stera(ステラ)」を構成するオールインワン端末「stera terminal」に対して加盟店向けアプリの提供を開始することを明らかにした。22日、GINKANがプレスリリースで発表した。

発表によると、両社は加盟する飲食店へデータを活用した効率的なマーケティング支援を実施するという。

暗号資産
(画像=月刊暗号資産)

これまで飲食店は、グルメサイト、SNS、予約台帳、メール配信ツール、ポイントシステム、決済など様々な媒体からデータを取得し、店舗運営に活用してきた。

しかし現状は、それぞれのデータがバラバラに存在しており、同一顧客のデータとして結びつけることは難しい状況にあった。

そのため、グルメサイトやSNSでは不特定多数の顧客に対し、宣伝やクーポンを一斉に発行するといった画一的なマーケティング活動が主流となっていた。

GINKANが提供するシンクロライフは、AIが口コミを分析し個人の嗜好に合った店舗をおすすめするサービスであり、現在26万件のグルメレビューと10万件以上の飲食店を掲載している。

暗号資産「シンクロコイン」がもらえる報酬制度をグルメレビューにおいて導入しており、シンクロライフ加盟店における飲食でも還元される仕組みとなっている。

また三井住友カードが提供するオールインワン端末「stera terminal」は、1台でクレジットカード、電⼦マネー、QRコードなど様々な決済⼿段に対応できるという。

今まではシンクロライフにて暗号資産を付与する際、決済と別に⾦額⼊⼒を⾏いQRコードの発⾏を⾏ってきたが、今回三井住友カードが主導して開発した決済端末「stera terminal」との協業により、暗号資産の付与とキャッシュレス決済の連動を実現し、オペレーションを簡素化する。

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シンクロライフは、リリースにおいて「『飲食業界の埋もれた価値をデジタル化する』というビジョンを掲げ、飲食店に不足している来店データや、趣味嗜好データなどのユーザー属性をグルメSNSプラットフォーム上でDXし、新しいマーケティングの形を飲食店に提供しています」「カード業界でトップクラスのシェアを誇る三井住友カードの『stera』と協業することで、三井住友カードの加盟店にシンクロライフのマーケティング支援の導入をよりスムーズにし、飲食業界へのサポートを強固にしてまいります」と協業について抱負を述べている。(提供:月刊暗号資産