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FILPOWERの新規登録と購入方法解説

前回の記事では、Filecoin(ファイルコイン)のプロジェクトがどのようなものであるかを紹介した。すでに読んだ方であれば、それがどれだけ市場から有望視されているプロジェクトなのかをおわかりいただけたことだろう。数あるブロックチェーンプロジェクトの中でも、Filecoin(ファイルコイン)は間違いなくSSクラスだ。

そして、自ずと関心が出てくるのは、暗号資産(仮想通貨)FIL(ファイルコイン)をどのようにして手に入れることができるかということだろう。FIL(ファイルコイン)を手に入れる手段は大きく2つある。

  1. 暗号資産(仮想通貨)取引所で購入する
  2. マイニングで手に入れる

それでは、それぞれの方法を見ていこう。

暗号資産(仮想通貨)取引所で購入する

これを読んでいる方であれば、暗号資産(仮想通貨)取引所でFIL(ファイルコイン)を購入するのは最も馴染みがある手段であるはずだ。残念ながら、現状はFIL(ファイルコイン)を日本の取引所で売買することはできない。そのため、自ずと海外の取引所を使うことになる。

海外の取引所を利用するには少々面倒だ。まず、USDTやBTCを確保し、それを海外の取引所に送る必要がある。多くの場合、最初のBTCの確保は日本の取引所を通すことになる。そして、海外の取引所で FIL/USDT や FIL/BTC の取引ペアで取引し、FIL(ファイルコイン)を手に入れる。

FIL(ファイルコイン)の取扱先を調べるには、以下の暗号資産の時価総額ランキングサイトを見ると良いだろう:

  • CoinMarketCapに掲載されている取扱先
  • CoinGeckoに掲載されている取扱先
  • CryptoCompareに掲載されている取扱先

見ていただくとわかる通り、FIL(ファイルコイン)が扱われている取引所は”たくさんある”ので、どこで取り扱われているか良いかを気にする必要はまったくない。

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Filecoinの取引が活発な取引所(CoinMarketCapより)

マイニングで手に入れる

マイニングで手に入れるメリット

FIL(ファイルコイン)の最大のサプライヤーはマイナーだ。なぜならば、FIL(ファイルコイン)の配布計画では、マイナーへの割当が1番多くなっているからだ。

以下の円グラフがFIL(ファイルコイン)割当ての内訳になる。赤が、ファイルの保管容量を提供するマイニング、いわゆるストレージマイニングへの配布分になる。これが全体の55.0%を占める。そして、残りのマイニング予約分15.0%も、まだ開始されていない新たなマイニングへの配布分となっている。

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FILの配布割当て

このように、多くのFIL(ファイルコイン)がマイナー配布分として割り当てられている。そして、Filecoin(ファイルコイン)のマイニングでも、ビットコインのように時が経つと配布数が減っていく仕組みが用意されている。ただし、ビットコインと異なり一定間隔で半減するのではなく、徐々に減っていく設計になっている。

つまり、FIL(ファイルコイン)をマイニングで手に入れるには、できるだけ早期に参入しておく必要があるということだ。

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FIL配布数の減少曲線(赤線)

どのようなマイナーを選ぶべきか?

現実的に、重要になるのがどのようなマイナーを選ぶべきかということである。

すでに日本でもFilecoin(ファイルコイン)のマイニングサービスには10社程度が名乗りをあげており、その中に悪質な売り方をしている業者が含まれているのも事実だ。そして、大多数はFilecoin(ファイルコイン)のマイニングの知識がないため、業者の言いなりに購入するしかなくなってしまう。

Filecoin(ファイルコイン)のマイニングサービスを考える上で重要なのは、どれだけ効率よくマイニングできるかという他に、サービス価格や管理費などのコストも重要になってくる。それらを端的に表したのが以下の図だ。

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マイニング獲得数は掛け算で決まるものだ。それぞれの要素の値が高ければ高いほど良い。そして、データ処理の失敗が少なく、初期投資が少なければマイニング参加者のリターンが大きくなるということだ。

実は、マイニング参加者のリターンを最大化できるマイナーはそれほど多くない。今回は、様々ある中でより優れたマイニングサービス「FILPOWER」をご紹介しよう。

FILPOWERとは

現状、すでに世界には数百のFilecoin(ファイルコイン)のマイナーが存在し、日本では10程度のマイニングサービスが存在している。その中でも「FIL POWER Poweed by FILECOIN MINER」(以下、FILPOWER)は、より優れたリターンを提供する。

これは記事に取り上げているからポジショントークだと思う人もいることだろう。しかし、実際にFIL POWERは他のマイナーと比べてもマイニングのリターンが優れているのは、誰もが確認できるデータから明らかになっている。その点は後述する。

FILPOWERの前身サービスとなるFILECOIN MINERは、日本で最も早くFilecoin(ファイルコイン)のマイニングサービスを開始している。株式会社SIGOOTが主宰のもと、グループ会社のNONENTROPYがマイニングを担当している。

マイナーとして優れている点

FILPOWERの優れている点は、NONENTROPYのマイニングパフォーマンスの高さだ。ここから少々テクニカルな話になるが、Filecoinではマイナーのマイニング状況の多くが可視化されており、NONENTROPYの情報はマイナーID f020331とf010056から確認することができるようになっている。

NONENTROPYがマイナーとして優れている点は、特に以下の2つになる。いずれも他社と比べた場合だ。

  • マイニング効率が高い
  • データ処理失敗数が少ない

マイニング効率が高い

マイニング効率とは、1TiBあたりのストレージ容量でどれだけのFILがマイニングできるかということだ。

11月6日時点では、直近24時間にマイナーがマイニングした平均値は0.206 FIL/TiBとなっている。一方で、NONENTROPYは、0.23 FIL/TiB(f020331)と0.22 FIL/TiB(f010056)となっており、それぞれ11.65%、6.79%上回っている。

これは、小さい数字に感じられるが、1年マイニングし続けると約1ヶ月分の差が出ることになるので、決して無視できないものだ。

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データ処理失敗数が少ない

データ処理の失敗数が少ないのは、Filecoin(ファイルコイン)マイニングにおいて極めて重要な要素だ。なぜなら、Filecoin(ファイルコイン)ではデータ処理に失敗するとペナルティが用意されているからだ。

データ処理に失敗してマイナーが自ら修復した場合、マイナーが本来得られるはずだったマイニング報酬の2.14日分のFIL(ファイルコイン)をペナルティとして失うことになる。そして、マイナーがデータ処理に失敗したことを申告しなかった場合は、5日分のFIL(ファイルコイン)を失うことになる。

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サービスとして優れている点

FIL POWERがサービスとして優れているのは、マイニング枚数保証型のメニューになっている点だ。これは同社がマイニングに自信を持っているからこそ実現できるサービスといえる。

FIL POWERでは、契約期間3年の間に、現行のプランでは1TiBあたりのマイニング枚数が12.5FILであることを保証している。一番容量単価が高い1TiBプランは132,000円になり、これは実質10,560円で1FILが手に入ることに相当する。現在は、1FIL = 19,500円程度で価格が推移しているため、これ以上の価格水準が続けば利益となる。ご注意いただきたいのは、FIL POWERが保証しているのはあくまでもマイニング枚数であって、元本ではない点だ。

もちろん、契約期間の間に12.5FILの採掘が達成できたとしても、その後のマイニングは継続するようになっているので、さらに利益を伸ばせる可能性がある点を添えておきたい。

契約内容

FIL POWERは3年契約になっており、以下のプランが用意されている。いずれのプランにもマイニング枚数保証が付属しており、管理費を差し引いた71.5%が契約者に配布されるようになっている。また、保証分の枚数型達成できると、その後は成果報酬が取られる形で、契約者に配布される数量が35.75%になる。

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しかし、FIL POWERは契約直後からマイニングできるわけではない。当然だが、契約後はマイニングのためのマシン調達が必要になる。契約日数のカウントは、マシン調達の完了後からスタートする。そして、約90日のマシン演算力充填期間と約45日の必要担保獲得期間を経て、マイニングされたFIL(ファイルコイン)が引き出せるようになる。

マシン演算力充填期間と必要担保獲得期間は、Filecoin(ファイルコイン)の特性上、必要不可欠なものになる。

Filecoin(ファイルコイン)では、例えば1TiBのストレージを用意したからといって、すぐに1TiB分をマイニングできるわけではない。1TiB分をマイニングするための担保となるFILを確保し、マイニングを始めることで、次第にストレージにデータが蓄積されることによってマシン演算力が充填されていく。充填にはどうしても時間がかかるので、FIL POWERのサービスはこのような立て付けになっているのである。これはどのマイナーでも一緒であり、FIL POWERだから日数が必要というわけでもない。

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FIL POWERに関しての説明は以上である。読者の方々にお願いしたいのは、いったんはこの記事の内容を疑って欲しいということだ。まずは自分の目でNONENTROPYのマイニングデータを確認して、他社と比較していただきたい。自ずとこの記事が決してポジショントークになっていないことがおわかりいただけることだろう。(提供:月刊暗号資産

NONENTROPYのマイニングデータ:f020331、f010056