富裕層は「見た目」が周囲に与える影響の重要さを理解しています。ここでは、富裕層が「歯」のメンテンナスを欠かさない理由について見ていきましょう。

富裕層が「歯」のメンテンナスを欠かさない2つの理由

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(画像= BillionPhotos.com/stock.adobe.com)

【理由1:健康への意識】

理由の1つは、「健康」への意識からくるものです。歯周病は生活習慣病の一環とされていますが、「歯は万病のもと」と言われるくらい、歯の状態が健康に重大な影響を及ぼすとされています。だからこそ富裕層は定期的に健診を受け、自身の口腔内の健康状態をチェックしているのです。

また、虫歯になってから治療をするとなると、治療するために通う時間や治療費も必要以上に掛かります。日常的な短時間のケアをすることのコスパの高さを理解しているのです。最低でも3ヶ月に1回程度の定期的なメンテンナスは必要とされており、状態が悪化する前に手を施すことが大事なのです。

【理由2:見た目が周囲に与える影響】

そしてもうひとつ理由は、「歯」のイメージが周囲に与える影響が大きいという点です。例えば、商談時においても歯並びや、歯の白さはその人の印象を確実に左右します。海外では「歯」のメンテナンスは身だしなみのひとつであり、非常に重要視されています。

「人は見た目が9割」と言われるほど、外見は重要な要素です。富裕層は「見た目」に投資をすることで得られるリターンの大きさを熟知しています。

「第一印象は最初の7秒間で決まり、その印象は半年間は継続する」この有名な話は米国の心理学者アルバート・メラビアン氏が1971年に、「メラビアンの法則」として提唱したものです。また、心理学用語では、最初に与えられた情報によって、後の情報の解釈が歪められる現象を「初頭効果」と呼びます。

つまり、良い第一印象を与えることができれば、「この人の提案内容は良いものだろう」「仕事ができるに違いない」と勝手に思ってもらうことさえもできるのです。

そうしたニーズに応えるように歯医者側でも歯を美しく見せる審美歯科治療に力を入れています。ひとくちに「ホワイトニング」といっても、薬剤を使い、レーザー照射により歯を白くする「オフィスホワイトニング」や、家でマウスピースを用いて歯を白くする「ホームホワイトニング」、その中間的な位置づけの「デュアルホワイトニング」といった具合に種類は様々です。

富裕層は「見た目」に投資をする

見た目の一要素として「歯」に焦点を当ててきましたが、「身なり」でも同じことが言えるでしょう。例えば、裕層の人たちはスポーツクラブやフィットネスクラブなどのジムに通い、ボディメイクにも熱心です。欧米では、肥満体型だと自己管理能力が低い判断され昇進に影響すると言われています。ビジネスの場面で信頼を得られないと言われることもあります。近年は、1対1でアドバイスがもらえるプライベートスタイルのジムも増えています。年会費はそれなりに掛かりますが、見た目を健康的に維持することで得られるリターンは思っている以上に大きいと考えている人が多いのでしょう。

ほかにも、時計や靴に気を使う人も多くいますが、その理由は相手から最も注目され目に付く場所だからです。「足元を見る」ということわざにもあるように、履いている靴を見て人となりを判断されることもあります。どんなに良いプレゼンが出来てもみすぼらしい靴を履いているばかりに成約に結びつかないのはもったいないですよね。たしかに外見よりも中身が重要という意見も一理ありますが、人間の内面性は外見に現れるということもできます。周囲に与える影響の重要さを理解し、どのような部分に投資をするとリターンが大きいのかを考えてみてはいかがでしょうか?