SBI証券は、初心者から専業トレーダーまで、幅広い個人投資家に人気です。証券会社は世の中に数多くあります。それにも関わらず、なぜ、SBI証券が多くの投資家に選ばれているのかを徹底解説します。

目次

  1. SBI証券はネット証券で口座開設数がトップ
  2. 証券業界トップの野村證券の口座数をSBI証券が上回る
  3. ビギナーから上級者まで!SBI証券が支持される7つの理由
    1. SBI証券が人気の理由1:投資信託の取扱本数がネット証券トップクラス
    2. SBI証券が人気の理由2:1株単位で株式取引ができる!
    3. SBI証券が人気の理由3:外国株式の取扱国数が豊富!
    4. SBI証券が人気の理由4:ビジネスパーソンにうれしいPTSが使える!
    5. SBI証券が人気の理由5:リターンを出しやすいIPO銘柄の取扱数が多い!
    6. SBI証券が人気の理由6:Tポイントを投資に使える!貯められる!
    7. SBI証券が人気の理由7:売買手数料の安さが業界最安値レベル!
  4. はじめてでもスムーズ!SBI証券の口座開設までの4ステップ
    1. 口座開設までのステップ1:口座開設申込
    2. 口座開設までのステップ2:本人確認書類の提出
    3. 口座開設までのステップ3:初期設定
    4. 口座開設までのステップ4:完了通知の受取
  5. 投資の勉強ができる!銘柄選びの参考になる!情報収集ツール
    1. 使用できる情報収集ツール: 投資を学ぼう
    2. 使用できる情報収集ツール:SBI証券主催セミナー
    3. 使用できる情報収集ツール:SBI証券独自の投資レポート
  6. まとめ:ネット証券として全方位で高いサービスを提供するSBI証券

SBI証券はネット証券で口座開設数がトップ

はじめにSBI証券が個人投資家にどれくらい人気なのかを確認しましょう。SBI証券は「ネット証券でシェアNo.1」「ネット証券で最大手」とよく紹介されます。こういった表現の根拠になっているのは、証券口座の開設数の多さです。

証券口座とは、購入した有価証券や預かり金を管理するための口座です。株式投資や投資信託を始めるときには、証券会社の口座開設が必須になります。SBI証券の口座開設数はネット証券大手5社で1位となっています。

▽2020年3月時点のネット証券大手5社の口座数

社名 口座数
SBI証券 543万
楽天証券 410万
マネックス証券 186万
松井証券 124万
auカブコム証券 115万

※2020年9月23日現在調べ

証券業界トップの野村證券の口座数をSBI証券が上回る

さらにSBI証券は、証券業界でトップシェアだった総合(店舗型)証券会社、野村證券の口座数を超えるまでになっています。2020年7月30日付の日本経済新聞では、野村證券の口座数(532万3,000口座)をSBIホールディングスの口座数が抜いたと報じられています。

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SBIホールディングスでは、SBI証券とSBIネオモバイル証券を展開。2社合計の口座数は570万1,000口座(2020年6月末時点)で野村證券を約38万口座上回っています。SBI証券単体でも野村證券を約11万口座上回っています。

ビギナーから上級者まで!SBI証券が支持される7つの理由

ではなぜ、SBI証券は数あるネット証券のなかで口座開設数トップを誇るのでしょうか。その理由は1つではありません。他の証券会社にないメリットや利便性など、いくつもの魅力が重なった結果です。その内容をチェックしていきましょう。

SBI証券が人気の理由1:投資信託の取扱本数がネット証券トップクラス

NISAやつみたてNISA を始めるためにSBI証券の口座開設をしたい……。このような人もいらっしゃるでしょう。その際、投資対象として投資信託を選択する人も多いはず。この投資信託の取扱本数において、SBI証券の取扱本数はトップクラスです。同社はノーロード投資信託の豊富さでも知られます。ノーロード投資信託は販売手数料のかからない銘柄のことです。

この選択肢の多さに加えて、SBI証券の投信積立は最低100円の少額から投資が可能です。「少額から資産運用をしたい」というビギナーにもぴったりなネット証券なのです。

SBI証券が人気の理由2:1株単位で株式取引ができる!

株式投資を始めたい人には「まずは少額から始めたい」というニーズもあると思います。ただし、株式は100株単位で取引するのが一般的です。1銘柄を購入するのにも、それなりのお金がかかります。たとえば、一株あたり2,000円の銘柄であれば「2,000円×100株」で約20万円が必要です。

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ただ、なかには100株単位よりも少ない株数で取引できる証券会社もあります。SBI証券は1株単位(単元未満株といわれる)で取引が行えます。これにより、百円単位や千円単位の予算でも株式取引ができます。なお、SBI 証券の単元未満株取引は、サービス名を「S株」といいます。

▽主なネット証券の単元未満株取扱いについて

社名 単元未満株の有無
SBI証券 あり(名称:S株)
楽天証券 なし
マネックス証券 あり (名称:ワン株)
松井証券 なし
auカブコム証券 あり(名称:プチ株)

なお単元未満株には、取引時間が限られるなどの制約があります。SBI証券の「S株」の場合、注文は24時間可能で、約定タイミング(1日3回)が多いのが特徴です。

SBI証券が人気の理由3:外国株式の取扱国数が豊富!

外国株式の取扱国数が豊富なのもSBI証券の特徴の1つです。外国株式に積極的に投資したい方は、SBI証券の口座開設はマストでしょう。ネット証券全体で見ると、外国株式の取扱なしという会社もあります。また、外国株式を扱っている場合も、米国・中国のみなど限定されていることもあります(下記の表参照)。

一例では、楽天証券の場合、 米国・中国・アセアンとネット証券のなかでは外国株式の取扱国数が豊富です。 SBI証券はそれをさらに上回り、 米国・中国・アセアンの他に、韓国やロシアの株式も扱っています。

▽ネット証券大手5社の外国株式、取扱状況

社名 外国株式の取扱国
SBI証券 米国、中国 、アセアン、 韓国、ロシア
楽天証券 米国、中国 、アセアン
マネックス証券 米国、中国
松井証券 なし
auカブコム証券 なし

※2020年9月23日現在の取扱状況

SBI証券では、外国株式に関連するさまざまなサービスを用意しているのも魅力です。たとえば、米国株式・米国 ETFの自動買付サービスがあります。これは、あらかじめ指定した金額または株数(口数)で自動買付ができるものです 。米国株は、時差の関係で取引時間帯が夜遅い時間帯以降になります。自動買付サービスを利用すれば、夜遅くWebサイトにアクセスする必要はありません。

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SBI証券が人気の理由4:ビジネスパーソンにうれしいPTSが使える!

株式取引をしたいが昼間の日中は売買する時間が取れない……。ビジネスパーソンのなかには、こんな悩みを持つ人もいるでしょう。国内の株式取引所は平日の9~15時しか動いておらず、しかも11時30分~12時30分の間は売買不可のため、会社勤めだと売買が難しいのが現実です。

SBI証券では、夜間取引ができる「PTS」を採用しています。これを使うことで、深夜23時59分まで株式取引(現物・信用)ができます 。なお、PTSは夜間だけでなく朝8時20分から使えます。日中は手数料がかかりますが、夜間取引は手数料が無料なのも魅力的です。

SBI証券が人気の理由5:リターンを出しやすいIPO銘柄の取扱数が多い!

IPO(Initial Public Offering)とは、未上場の企業が公開株を供給すること、個人投資家でも、IPO銘柄を、抽選ではありますが、手に入れることが可能です。このIPO銘柄は、投資初心者でもリターンを得やすいといわれます。なぜなら、新規上場したIPO銘柄の大半が初値で公募価格を上回るからです(必ず値上がりするわけではありません)。

IPO銘柄の抽選確率を高める方法の1つは、IPO株の取扱本数の多い証券会社に口座開設をすることです。SBI証券は総合(店舗型)証券会社を含めてもIPO銘柄の取扱数がトップクラスとなっています。IPO銘柄狙いの投資家にとって、SBI証券は要チェックの証券会社といえます。

SBI証券が人気の理由6:Tポイントを投資に使える!貯められる!

Tポイントは国内でも最大級のポイントサービスなので登録している人も多いでしょう。 SBI証券で口座開設をすると、これまで貯めたTポイントで投資信託を買い付けられます。最低100円分の投資信託から買い付け可能です。余ったポイントで気軽に投資ができます。

また、SBI証券で口座開設や投資をすることでもTポイントが貯まります。対象となる投資商品はさまざまで、たとえば国内株式では手数料の1.1%相当のポイントが付与されます。新規口座開設で100ポイント付与といった特典もあります。
 

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※Tポイントで投資をする、または、投資でTポイントを貯めるにはSBI証券での事前申込が必須です。詳しくは、SBI証券の公式サイトをご参照ください。

SBI証券が人気の理由7:売買手数料の安さが業界最安値レベル!

SBI証券の売買手数料は全体的に安い設定ですが、特に国内株式は業界最安値レベルです。この売買手数料に魅力を感じて口座開設する人も多いようです。国内株式の取引方法は2種類あり、「1注文ごと」または「1日の約定金額ごと」のプランを選択できます。それぞれの売買手数料が安く設定されています。
▽国内株式-現物取引の売買手数料

スタンダードプラン アクティブプラン
(1注文ごとの手数料) (1日の約定金額ごとの手数料)
約定金額 税込手数料 約定金額 税込手数料
5万円まで 55円 100万円まで 0円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円 200万円まで 1,162円
3,000万円まで 1,013円 以降100万円増加毎に 440円加算
3,000万円超 1,070円

※2020年10月1日時点の手数料

特にアクティブプランの(1日の約定金額ごとの売買手数料)の「100万円まで」の手数料が0円なのは魅力的といえます。上手く活用すれば、投資コストを抑えられるでしょう。

国内株式の信用取引の売買手数料もチェックしてみましょう。信用取引とは元手のお金(信用取引保証金)の約3倍の株式などを売買できる仕組みです。初心者にはハイリスクとされていますが、うまく活用すると効率的な投資ができます。こちらもアクティブプランの(1日の約定金額ごとの売買手数料)の「100万円まで」は手数料0円となっています。

▽国内株式-信用取引の売買手数料

スタンダードプラン アクティブプラン
(1注文ごとの手数料) (1日の約定金額ごとの手数料)
約定金額 税込手数料 約定金額 税込手数料
10万円まで 99円 100万円まで 0円
20万円まで 148円
50万円まで 198円 200万円まで 877円
50万円超 385円 以降100万円毎に 440円加算


※2020年10月1日時点の手数料

なお信用取引の約定金額5,000万円以上は、スタンダードプラン、アクティブプランともに売買手数料が0円になります。SBI証券が専業トレーダーにも人気の理由の1つでしょう。

先にお伝えしたように、外国株式の取扱国数が多いのもSBI証券の特徴です。売買手数料は次の通りで、全体で見ると米国株式(0.45%)や中国株式(0.26%)の設定が低く、残りの国は1%前後に設定されています。

▽外国株式の売買手数料

国名 1注文あたりの売買手数料
米国株式 約定代金の0.45%(税込0.495%)
中国株式 約定代金の0.26%(税込0.286%)
韓国株式 約定代金の0.9%(税込0.99%)
ロシア株式 約定代金の1.2%(税込1.320%)
ベトナム株式 約定代金の1.2%(税込1.320%)
インドネシア株式 約定代金の1%(税込1.1%)
シンガポール株式 約定代金の1%(税込1.1%)
タイ株式 約定代金の1%(税込1.1%)
マレーシア株式 約定代金の1%(税込1.1%)

※2020年9月23日時点の手数料です。

なお、外国株式の売買手数料には最低手数料が設定されています。取引を行う前にSBI証券の手数料紹介ページなどで確認しましょう。

最近は、金投資のために証券口座を開きたい人も多いのではないでしょうか。金・銀・プラチナの売買手数料は、買付時2%(税込2.2%)、売却時無料の設定です。金・銀・プラチナ取引をすると、手数料の1%相当がポイント還元されるサービスもあります。

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はじめてでもスムーズ!SBI証券の口座開設までの4ステップ

ここまでの内容で、SBI証券の魅力は十分ご理解いただけたと思います。これからSBI証券に口座を開設したいという場合、手続きの流れは次の4ステップです。手続きは簡単なため、はじめて証券口座をつくる人もスムーズに開設できるでしょう。

口座開設までのステップ1:口座開設申込

メルアド登録後、氏名・住所などの基本情報を入力します。

口座開設までのステップ2:本人確認書類の提出

書類提出の方法はいくつかありますが、スマホで撮影できる場合、「マイナンバーカード」または「通知カード+運転免許証」があれば問題ありません。

口座開設までのステップ3:初期設定

付与されたパスワードなどでログインし、必要情報を入力します。

口座開設までのステップ4:完了通知の受取

郵送またはメールで完了通知を受け取ります。

口座開設によって、Tポイントが100pt(期間固定ポイント)もらえるのも魅力です。口座開設の手続きはオンラインになりますが、フリーダイヤルの口座開設サポートデスクもあるので安心です。

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投資の勉強ができる!銘柄選びの参考になる!情報収集ツール

最後に、SBI証券に登録している投資家が自由に使えるツールをご紹介します。投資初心者だと口座開設後、どんな銘柄を選んでいいかわからないケースもあると多いのではないでしょうか。SBI 証券では、総合口座ページ内で個人投資家に役立つ情報を提供しています。これらを利用して投資の基礎やトレンドを知ることで銘柄選びがしやすくなります。たとえば以下のようなツールがあります。

使用できる情報収集ツール: 投資を学ぼう

  • アクセス方法:総合口座(ログイン後TOP)ページ>学ぶ
  • 概要: 金融商品の投資に欠かせない基礎を効率的に学べます。必要な情報を取捨選択しやすい構成が特徴で、国内株式、外国株式、投資信託、FX、金・プラチナなどテーマごとに解説してくれます。

使用できる情報収集ツール:SBI証券主催セミナー

  • アクセス方法:総合口座TOPページ>セミナー
  • 概要:会場でのセミナー、オンラインセミナーの2種類があります。オンラインセミナーでは、市況分析をテーマにしたもの、上場企業の社長による個人投資家向け説明会などがあります。

使用できる情報収集ツール:SBI証券独自の投資レポート

  • アクセス方法:総合口座TOPページ>投資レポート・特集
  • 概要:投資のトレンド情報を収集する場合はレポートが役立ちます。SBI証券のアナリストが国内株・外国株・金・プラチナなどテーマ別に解説してくれます。
※それぞれの情報へのアクセス方法は、パソコンの場合です。

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まとめ:ネット証券として全方位で高いサービスを提供するSBI証券

ネット証券として人気の高いSBI証券について、その魅力を取扱い商品の豊富さや、取引のしやすさ、手数料の低さなど、さまざまな点から見てみました。口座開設もオンラインと郵送のみで可能で、手間も少ないです。提供される投資に関する情報も豊富で、まさにネット証券として全方位で高いサービスを提供しているといえます。自分の投資スタイルに合っているようなら、証券口座開設を実際に検討するのもよいかもしれません。本記事の情報を参考に、ぜひ研究してみてください。