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「株式投資をしてみたい」「投資をしているけれどリスクが気になる」。そんな人たちに向けて、ディフェンシブな投資家の代表ウォーレン・バフェットの格言に加え、バフェットが認めた著名投資家ハワード・マークス、フィリップ・フィッシャー両氏の格言も紹介。株式投資のリスクをコントロールするヒントにしましょう。
目次
ウォーレン・バフェットの厳選格言10
ウォーレン・バフェットは世界でもっとも著名な投資家といっていいでしょう。2020年で90歳となった現在でも彼の投資活動は世界に影響を与え続けています。
ウォーレン・バフェットとはどんな人物?
バフェットは名言・格言の多さでも知られています。彼が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの決算とそこで発表される「株主の手紙」は毎年、世界中のメディアから注目されています。
ウォーレン・バフェットの格言集
▽投資家の格言1(ウォーレン・バフェット)
少額でいいですから、投資をしてください。本を読むだけではダメです。
はじめに紹介するバフェットの格言は、これから株式投資を本格的に始めようと考えている人向けのものです。バフェットが11歳から株式投資を始めたエピソードは有名。この経験の積み上げのなかから、独自の成功法則を築き上げました。もし、彼が本を読むばかりで投資のプレイヤーにならなければ、今の成功はなかったでしょう。実践なきところに成功はない。このことをバフェット流の言い方で表現した格言といえます。
▽投資家の格言2(ウォーレン・バフェット)
潮が引いたら誰が裸で泳いでいたかわかる。
バフェットの格言のなかでも、経済危機の局面でエコノミストなどにたびたび引用されるのが上記の言葉です。解釈は諸説ありますが、一般的には次のような内容でしょう。
「相場が高騰しているとき(潮が満ちているとき)は、大半の人が儲けているので正しい運用をしているように見えるもの。一転、ひとたび相場が悪くなると(潮が引くと)恥ずかしい運用実態が浮かびあがってくる」。またこの他、「潮が引いたときに、有利な立場にある人を明らかにする」といった解釈もあります。
恥ずかしい運用とは、知識を軽視した運だけの運用、リスクを考えない勢いだけの運用のことでしょう。リターンが出ているときこそ、「今、自分は裸で泳いでいないか」を客観視することが大事です。
▽投資家の格言3(ウォーレン・バフェット)
株式投資の極意は、良い銘柄を見つけて、良いタイミングで買い、良い銘柄である限りそれを持ち続けること。これに尽きる。
※引用元:『日本経済新聞』(2011年12月7日付)
これは、株式投資の成功法則をシンプルに表したバフェットの格言です。これから株式投資を本格的に始める人にとって、とてもためになる言葉だと思います。ただし、言葉はシンプルですがこれを実践するのはたやすいことではありません。良い銘柄を見つけるにはどうしたらいいのか、良いタイミングの売買とはどのような局面なのかなどを深掘りしていくことで株式投資の奥深さを感じることでしょう。
▽投資家の格言4(ウォーレン・バフェット)
第一のルール:絶対に損をしないこと。第二のルール:第一のルールを決して忘れないこと。
※引用元:フォーブスジャパン『いま思い返すべき「賢人」バフェットの10の言葉』
実際に投資をすると、儲けることに意識がいってしまい、リスクヘッジを後回しにしてしまうことがよくあります。これを戒めるのにこれほど適切な言葉はないでしょう。
▽投資家の格言5(ウォーレン・バフェット)
リスクをもたらすのは、自分の行動を理解していないことだ。
※引用元:フォーブスジャパン『いま思い返すべき「賢人」バフェットの10の言葉』
企業の破綻リスクやカントリーリスクなど、株式投資のリスクについては数多くの記事で解説されています。しかし実際には「自分自身が無知であるリスク」以上のリスクはありません。これを端的に示したのがバフェットのこの格言です。自分の行動を理解するには、株式の基礎知識はもちろん、投資する会社についてリサーチをしたり、先人の失敗・成功から学んだりと、幅広い知見が必要です。ただこれらの知識が揃うのを待っていては、いつまでたっても株式投資を始めることはできません。小さく株式投資を始めて、実践しながら知識を増やしていくのが効率的です。
▽投資家の格言6(ウォーレン・バフェット)
証券会社のレポートは読みません。理髪店へ行って『散髪した方がいいかな』と聞くようなものだからです。
※引用元:『日本経済新聞』(2013年3月27日付)
▽投資家の格言7(ウォーレン・バフェット)
独力で考えなかったら、投資では成功しない。
※引用元:『ウォーレン・バフェット成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉』桑原晃弥著(PHP研究所)
バフェットの格言には、こういった「投資のプロの言葉を鵜呑み(うのみ)にするな」という意味合いのものが散見されます。その裏側にあるのは「自分自身で考え判断することの大切さ」です。
大手証券会社のレポートや有名エコノミストの分析などは情報源のひとつであり、最終的に判断するのは投資家自身なのです。逆説的にいえば、バフェットが買ったからという理由だけで銘柄選びをするのも避けるべきでしょう。デルタ株の買い増しとその後の短期売却など、時にはバフェットでも失敗することもあります。
▽投資家の格言8(ウォーレン・バフェット)
自分の能力の範囲で投資しなさい。
※引用元:『株で富を築くバフェットの法則[最新版]』ロバート・G・ハグストローム著(ダイヤモンド社)
この格言でいう「自分の能力」とは、自分自身がよく知る分野という意味です。バフェットは、自分の理解できるビジネスを展開する企業にしか投資をしないといわれています。最近でこそAppleの株式を購入するようになったバフェットですが、ITバブルの頃にはIT株に手を出そうとはしませんでした。自分が熟知する、あるいは得意とする分野で勝負をすれば、大きなリスクは回避しやすくなります。得意分野と未知の分野の境界線をしっかり引けるか。これが、株式を長期的に安定運用するコツといえるでしょう。
▽投資家の格言9(ウォーレン・バフェット)
今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいいのです。
※引用元:『ウォーレン・バフェット成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉』桑原晃弥著(PHP研究所)
バフェットは2011年、金融大手のバンク・オブ・アメリカ株に50億ドル投資しました。その直後、同社の株は値下がりを続けました。このときに彼が言ったのが上記の格言です。長期運用の大切さ、急落にうろたえないことの大切さを象徴した言葉といえます。
実際にバフェットが買ったバンク・オブ・アメリカ株はその後どうなったのでしょうか。2011年初頭の同社の株は14ドル超でした。同年の後半には6ドル台まで急落。しかし、その約5年後の2016年には20ドル超、さらに2019年後半には30ドル超となりました。まさにバリュー株(割安株)の長期投資家、バフェットの真骨頂といえます。
▽投資家の格言10(ウォーレン・バフェット)
優れた企業というのは、25年から30年にわたって優れた状態でいる企業のことである。
※引用元:『株で富を築くバフェットの法則[最新版]』ロバート・G・ハグストローム著(ダイヤモンド社)
格言9のように、バフェットには長期投資の大切さを説く格言が目立ちます。この格言もその一例です。しかし、私たちは未来を見通すことはできません。25年以上優れた状態でいる企業を見つけ出すにはどうしたらよいのでしょうか。バフェットは「その企業だけの優位性」を挙げます。他の企業がまねできない製品・サービス・仕組みのいずれかを持っている企業だけが優位性を保つことができます。
ハワード・マークスの投資の格言集
ハワード・マークスはバフェットに認められた数少ない投資家の一人として知られています。彼が記した「投資で一番大切な20の教え」は株式投資の新たな教科書となりつつあります。
ハワード・マークスとはどんな人物?
ハワード・マークスが率いる投資会社オークツリー・キャピタルはリーマンショック後の逆風のなかで莫大なリターンをあげました。まさにバフェットの格言でいうところの「潮が引いた後の相場」で手堅い運用実態を示した人物なのです。
ハワード・マークスの格言
▽投資家の格言11(ハワード・マークス)
長期的に投資に成功するための道は、やみくもにリスクをとることではなく、リスクをコントロールすることにある。
※引用元(格言11~13まで同様):『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』ハワード・マークス著(日本経済新聞社)
オークツリー・キャピタルの基本理念の一番目に「リスクコントロール」が出てくるくらい、ハワード・マークスはリスクコントロールを重要視しています。それだけにリスクに関しての言説が目立ちます。これはそのなかのひとつです。
▽投資家の格言12(ハワード・マークス)
すぐれた投資家はリターンを生み出す能力と少なくとも同じぐらい、リスクをコントロールする能力を持っている。
私たちはリスクについての警戒を怠り、リターンを出す欲望に溺れてしまうことがあります。銘柄選びなどで、「値上がりしそうな株式はどれか?」を優先して考えてしまうのはその代表例です。リターンを出す知識と合わせて、リスクコントロールする知識も蓄えていきましょう。
▽投資家の格言13(ハワード・マークス)
高リスクは主として高い価格とともに訪れる。
では、株式投資におけるリスクとは何なのか。これについてハワード・マークスは上記の格言で明解に答えています。相場自体や購入しようとする銘柄が高くなり過ぎていないかを私たちは常に意識して株式売買を行う必要があります。それを忘れてしまったとき、思わぬ落とし穴にはまってしまうのでしょう。
▽投資家の格言14(ハワード・マークス)
私は、何が起きるか確信を持てたことなど一度もない。
※引用元:『日本経済新聞』(2020年9月21日付)
日本経済新聞のハワード・マークスへのインタビューで、記者から「(コロナ後の)未踏の領域で投資家は何に備えればいいか」というような質問がありました。それに対し「答えはない」と再三述べた上でハワード・マークスの口から出てきたのが上記の格言です。コロナ禍という未知の世界では「こうすべき」と断言する者に対してはフェイクと疑うのが無難かもしれません。
フィリップ・フィッシャーの投資の格言集
ウォーレン・バフェットに多大な影響を与えたのがフィリップ・フィッシャーです。彼の著書『株式投資で普通でない利益を得る』は投資の古典とされますが、その内容は今でも通用するものばかりです。
フィリップ・フィッシャーとはどんな人物?
フィッシャーの投資スタンスは「超成長(グロース)株の長期保有」。1955年、まだ知名度の低かったモトローラに投資し、その後の25年間で約30倍のリターンを出したことはよく知られています。
フィリップ・フィッシャーの格言
▽投資家の格言15(フィリップ・フィッシャー)
分散しすぎない。
※引用(15~18まで同様):『株式投資で普通でない利益を得る』フィリップ・A・フィッシャー著
一般的な株式投資の教科書であれば「分散投資をする」ことをすすめるのが普通です。「すべての卵を同じカゴに盛るな」の例を出して、少ない銘柄に集中投資したときのリスクを解説するケースが大半です。フィッシャーは、数多くの銘柄を見張っておくのが難しいリスクやそもそも銘柄に魅力がないリスクを挙げ、「分散投資をすれば安心」という考え方に警鐘を鳴らしています。
▽投資家の格言16(フィリップ・フィッシャー)
多数派のまねをしない。
多数派のまねをしてはいけない理由について、フィッシャーは著作で豊富な事例を挙げて詳細に解説しています。投資の世界では、大勢の人々が追いかける「流行」があり、時に現実にそぐわない値動きをすることもあります。逆に、経営者が優秀で改革が進んでいる企業でも評価が低いままということもあります。
▽投資家の格言17(フィリップ・フィッシャー)
私が知るかぎりで、こんな簡単にこれほどの報酬を得られる分野はほかにはない。
上記の格言でフィッシャーが指す「分野」とはもちろん、株式投資のことです。フィッシャーはこの格言とともに、「1万ドルを投資し、経営陣がしっかりやっているかたまにチェックするだけで、10年後に4~15万ドルに増える」と、株式投資での成功例を挙げています。この例からわかる通り、フィッシャーが「こんなに簡単に」といっているのは長期投資のことです。株式投資は銘柄選びまでが大変で(正しい銘柄さえ選べば)その後は負荷が少ないということを彼は伝えています。
▽投資家の格言18(フィリップ・フィッシャー)
その会社の経営陣は本当に誠実か。
では、その銘柄選びをどのような基準で行えばいいのか。フィッシャーは『株式投資で普通でない利益を得る』で銘柄選びの15ポイントを挙げていますが、そのうちのひとつがこの格言。株式の銘柄選びは指標や数字で機械的に行いがちです。しかし、経営陣が職権乱用する、あるいはコンプライアンスを遵守できないといった状況だと適正な株価の維持は難しいでしょう。
格言を通して行動や考え方を変えていくことが大事
ここで紹介してきた3人の伝説的な投資家に共通するのは、株式投資の世界で長く生き延び、莫大な富を築いたことです。3人は、リスクコントロールの達人ともいえます。彼らの格言は、先の見通しにくいコロナ禍だとさらに重みを増します。単に格言を知ることだけでなく、格言を通して行動や考え方を変えていくことこそが大事です。
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