「セブンカード・プラス」は、セブン&アイホールディングスが発行しているクレジットカードだ。セブン-イレブンなどでお得に使える、電子マネー「nanaco」機能がついているなど、セブン&アイ発行のカードならではの特典がある。

この記事ではセブンカード・プラスの評判や、メリット・デメリットについて解説していく。実際の評判も参考にしつつ、自分に最適なものを選ぶとよいだろう。

セブンカード・プラスとは?

セブンカード・プラス,評判
(画像=PIXTA)

まずはセブンカード・プラスの基本情報について紹介していく。

年会費 永年無料
ポイント nanacoポイント(還元率:0.5〜1.0%)
マイル ANAマイル
追加カード ETCカード、家族カード
付帯保険 ショッピング
電子マネー nanaco
スマホ決済 楽天ペイ

セブン&アイが作ったカード

セブンカード・プラスは、セブン&アイホールディングスが発行するクレジットカードだ。年会費永年無料なのでハードルの低く、気軽に所持できるクレジットカードとして人気がある。

電子マネーnanacoの機能がついているのも特徴で、nanacoがお得に使えるセブン-イレブンやイトーヨーカドー、ヨークマートなどでよく買い物をする人にも、うれしいクレジットカードだ。

スマホ決済の楽天ペイが使えたりANAマイルを貯められたりと、さまざまなメリットがあるのもポイントだ。

新規入会特典は?

セブンカード・プラスは、新規入会でポイントをもらえるキャンペーンが実施されている。条件を達成することで、7700nanacoポイントがプレゼントされる。ポイントの内訳は以下のとおりだ。



nanaco会員がセブンカード・プラス(nanaco紐付型)を申込発行された方 1000ポイント
新規入会 1000ポイント
nanacoオートチャージ利用 500ポイント
ショッピング利用15万円達成 2500ポイント
スマリボ設定(登録型リボ払いサービス) 1000ポイント
JCBブランド選択 300ポイント
お支払い口座をオンライン設定 300ポイント
キャッシング枠設定 500ポイント
お支払い口座をセブン銀行に設定 500ポイント
メールマガジン登録 100ポイント

細切れな条件が設定されているが、これらをすべて達成すれば7700ポイントにもなるので、できるところを達成していくとよいだろう。

セブンカード・プラスのよい評判

実際にセブンカード・プラスを使っている方の、よい評判を紹介する。

● セブン-イレブンやイトーヨーカドーで、ポイントプレゼントのキャンペーンがあるのがうれしい。
● 年会費無料でもてるカードで、ディズニーデザインのカードが可愛いから作成してみた。
● nanacoチャージのために利用している。

セブンカード・プラスの特徴として、セブン&アイグループのお店で便利でお得に使えることがある。よい評判にもセブン-イレブンやイトーヨーカドーに関することや、nanacoに関することが多かった。

また可愛らしいディズニーデザインのカードがあることがうれしい、という声もあげられている。

セブンカード・プラスのメリット

上記のよい評判を踏まえて、セブンカード・プラスにはどのようなメリットがあるのかもチェックしていく。

nanacoにオートチャージできて便利

セブンカード・プラスを所持していると、カードタイプのnanacoにチャージができる。カードタイプのnanacoにチャージができるクレジットカードは数少ないため、nanacoをよく利用する方にとって大きなメリットといえるだろう。

nanacoにチャージする方法は、設定金額未満の残高になったときに自動的にチャージされる「オートチャージ」と、必要なときに都度チャージする「クレジットチャージ」のふたつがある。自分の利用方法にあった方を選べるのもうれしいポイントだ。

nanacoポイントはそのままお店で電子マネーとして使いやすい

セブンカード・プラスではnanacoポイントを貯められるため、そのまま電子マネーのnanacoとして支払いにあてやすいのが使いやすさの秘密だ。1nanacoポイントを1円として支払いできるので、電子マネーnanacoが利用できるお店で使える。

またほかにもANAマイルに交換したり、トラノコポイントに交換したりできる。トラノコポイントとは「トラノコ」というお釣りを、自動的に投資に回せるアプリだ。nanacoポイントを使って手軽に投資してみたいという人におすすめだろう。

セブン&アイグループ系列の店で使うと200円で2ポイント(1%)

セブンカード・プラスのポイント還元率は、基本0.5%(200円で1ポイント)となっている。しかしセブン&アイグループ系列のセブン-イレブンや、イトーヨーカドーなどで利用すると、1.0%(100円で1ポイント)の還元率でポイントが付与されるのだ。

そこから考えてセブン&アイグループでの買い物が多い方が、とくに所持するのに向いているといえるだろう。

系列店の対象商品を買うとボーナスポイントがつくことも

セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのスーパーでは、セブンカード・プラスのクレジットカードで対象商品を購入すると、通常ポイントに加えてボーナスポイントが加算されることもある。

ポイントについては商品によってさまざまだ。たとえばセブン-イレブンで500円のある商品にボーナスポイント10ポイントがついていた場合、通常ポイント2ポイントとボーナスポイント10ポイントで、12ポイント付与される。

海外ショッピング保険がついている

海外旅行中に思わぬアクシデントがあった場合に重宝する、海外ショッピングガード保険がついているのもうれしいポイントだろう。

これは海外でセブンカード・プラスを利用して購入した品物が、偶発事故で破損してしまったり盗難に遭ってしまったりしたときの、損害を補償してくれる制度だ。出発前に届出たりする必要もないため、万が一の際に安心して使えるのがメリットだろう。

年会費・家族カード・ETCカードは無料

クレジットカードを金銭的に気軽に所持したいと思っている方にぴったりなポイントが、年会費や家族カード・ETCカードを無料で発行できることだ。年会費については条件つきで無料になるカードも多いものの、セブンカード・プラスは条件なく永年無料となるので、基本的には現金派だという方でも安心して発行できるだろう。

セブンカード・プラスの悪い評判

ここまではセブンカード・プラスのよい評判やメリットを紹介したが、反対に利用している人のなかであがっている、悪い評判についても紹介していく。

● 還元率が1.5%から1.0%に下がってしまったのが残念だ。
● カードが届くまでに1か月もかかり、他社と比べて時間がかかりすぎたのが不満だった。
● nanacoチャージする以外に特筆するメリットがみつけられない。

利用する人によると、nanacoチャージ用にだけ使っているという人が多いようだ。それ以外で他社のカードよりも、メリットとなる部分がみつけられないという本音も、クチコミされていた。

セブン&アイグループで使っても還元率は1.0%なので、これは他社のカードでも実現できてしまうレベルなのが、気になるところだろう。nanacoを便利に使いたい人にとっては重宝するが、メインカードにするには難しいという厳しい意見が並んだ。

セブンカード・プラスのデメリット

上記の悪い評判を踏まえて、セブンカード・プラスに見えるデメリットを紹介していく。自分にとってデメリットとなるかどうかをチェックしておくとよいだろう。

系列店で使っても1%の還元率なら別のカードでもよい?

セブンカ-ド・プラスはポイント還元率が、セブン&アイの系列店で利用するとアップすることがメリットとなっている。しかしアップしたところで還元率が1%にしかならないなら、他社のどこでも還元率が1%になるようなカードを選んだ方が、ポイントが貯まりやすいのがデメリットといえるだろう。

セブンカード・プラスを使うことでポイントアップになる対象商品もあるため、それらをうまく購入することで高ポイントをゲットはできる。ポイント還元率でセブンカード・プラスの特徴をみると、メリットが大きいとはいいにくいだろう。

旅行保険がない

さきほど海外旅行の際のショッピングガード保険が付帯していることを、メリットとしてあげた。しかしあの保険はあくまでも買い物をしたものが壊れたり、盗まれたりした場合に使える保険である。

クレジットカードによっては、国内や海外旅行の際に事故に遭ったり病気になったり、万が一のできごとが起こったときに保険金がもらえる、旅行保険というものが付帯している。セブンカード・プラスには残念ながら旅行保険が付帯していないので、旅行をする機会の多い人にとってはデメリットだといえるだろう。

この辺りのサービス面の薄さは、永年無料のカードとしては仕方のない部分もある。サービスが充実したメインカードを所持しつつ、nanaco連携用の2枚目のカードとして使うのもひとつの手だろう。

まとめ:セブン系列の店をよく利用しnanacoで支払うなら利用価値あり

こちらの記事ではセブンカード・プラスを利用する方の評判を踏まえて、メリットやデメリットについて解説をした。セブン&アイが発行するクレジットカードなこともあり、セブン-イレブンやイトーヨーカドーをよく利用する方や、電子マネーnanacoを利用している方にプラスの多いカードなことがわかった。

永年無料で利用できるクレジットカードなので、気軽に申し込めるのもうれしいポイントだ。nanacoをよく利用している方やセブン-イレブンなど系列店に行く機会が多い方は、ぜひとも発行を検討してみるとよいだろう。