自動車、スマホ、液晶テレビ、化粧品など幅広い需要先を持つ素材メーカーのダイセルが「サステナブル経営」を本格的に展開しています。もともと主要製品のひとつである酢酸セルロースが木材などを出発原料とし、バイオマス事業分野で先行しますが、さらに強みを磨いて、生産過程でのエネルギー消費、機能などで石油化学製品に劣後しない「バイオマスプロダクトツリー」の実現を目指します。さらには林業の再生にも関わり、「価値共創によって人々を幸せにする会社」との基本理念に沿った経営を進めます。最近ではこうした考え方に沿って、ダイキン工業との間でエレメントやフィルターでの協業を実現しました。今後の戦略について、小河義美社長に聞きます。

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