この記事は2025年2月25日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=琢也 栂/stock.adobe.com)

2025年2月25日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日25日(火)は日本が三連休後の五十日ということで、仲値に買いが集中し米ドル/円が150.30円付近まで急上昇した。

これはトレンドとは関係ない一時的な需給のゆがみであるものの、150.30円レベルが売り場となった。

ただし昨年2024年12月3日の安値である148.64円レベルが迫っていることから、やはりこの手前ではそれなりに買いが入るようで、米ドル/円の下落スピードも遅くなっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここからは新たに3月に入り、カナダやメキシコに関税が賦課されるのかどうかがポイントとなってくるだろう。多くの人は再び延長されると思っており、もし延長されないのであればまたマーケットに大きな衝撃が走るため、そこは注意したい。

トランプ政権は前バイデン政権とは180度違う政策をとっており、世界中が大混乱している。

これは米国での信頼性を大きく揺るがすと思うのだが、まだトランプ政権に対する評価が確定していない。そのため、基本ドル売りスタンスながらも、関税問題やウクライナにおける戦争終結の動向など、その辺りを見極めてトレードに臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。