タグホイヤーは2020年に創立160年を迎えたスイスの高級時計ブランドです。スポーツとエレガンスの融合をコンセプトとし、スポーティーながらもビジネスシーンで使えるデザインが人気のタグホイヤーについて、これまでの歴史や人気商品を紹介します。

目次

  1. タグホイヤー160年の歴史と多くの偉業
    1. 特許の取得
    2. マイクログラフの開発後、オリンピックの公式タイムキーパーを3大会連続で務める
    3. スイスの時計メーカーで初の宇宙へ
    4. モータースポーツ向けのクロノグラフ腕時計の販売へ
  2. ブランドを代表する人気ライン
  3. 名品揃いのタグホイヤーからお気に入りの一本を手に入れよう

タグホイヤー160年の歴史と多くの偉業

スポーツと共に進化する時計・タグホイヤーの魅力
(画像=Alejandro/stock.adobe.com)

この章では、160年におよぶタグホイヤーの歴史、および多くの偉業を紹介します。

特許の取得

まず高級ブランドとしての歩みの先駆けとなったのは、「振動ピニオン」の発明と特許取得です。

振動ピニオンとは、クロノグラフ(ストップウオッチ機能を備えた腕時計)のスタートとストップに欠かせない機能です。ボタンを押してからわずか1,000分の2秒以下でクロノグラフがスタートする機能は、当時(1800年代)の人々にとって画期的なハイスペック機能でした。

振動ピニオンは、2020年代の現在でも、主要なクロノグラフメーカーで採用されています。もちろん、タグホイヤーが自社開発している時計にも採用されてきました。現在に至るまで使われている技術をはるか昔に発明したことからも、タグホイヤーが有する技術力のすごさが見て取れるでしょう。

マイクログラフの開発後、オリンピックの公式タイムキーパーを3大会連続で務める

また同社は、1916年に「マイクログラフ」という機械式ストップウオッチを発表し、こちらの技術でも特許を取得しました。マイクログラフは、世界で初となる100分の1秒単位まで計測できるストップウオッチでした。

精密に時間を計測できる技術力と功績が認められたことで、タグホイヤーは1920年のアントワープ大会、1924年のパリ大会、そして1928年のアムステルダムと、3大会連続でオリンピックの公式タイムキーパーに起用されました。

世界的なスポーツイベントでタイムキーパーに起用されたことで、同社は一躍世界的な人気時計ブランドとなりました。

スイスの時計メーカーで初の宇宙へ

オリンピック以来、同社は一躍有名ブランドとなり、数多くの名作時計を世の中に輩出し続けました。

1962年にアメリカ初の有人宇宙飛行が行われた際には、宇宙飛行士の腕にタグホイヤーのストップウオッチが装着されました。スイスの時計メーカーとして、初めて宇宙に進出する出来事であり、当時大きな話題となりました。

モータースポーツ向けのクロノグラフ腕時計の販売へ

タグホイヤーが世界的に有名な時計ブランドとなった背景には、技術力の高さやオリンピックでの抜擢のみならず、モータースポーツ向けにクロノグラフ腕時計を販売していたことも大きな理由としてあります。

同社がモータースポーツ向けに時計を販売したきっかけは、4代目のジャックホイヤーが同スポーツの熱狂的なファンだったことにあります。1950年代にアメリカで開催されていたレース「カレラ・パンアメリカーナ・ラリー」に経緯を表した同氏は、「カレラ」というクロノグラフを発売。同モデルは、トップレーサーやそのファンの間で大ヒットしました。

ブランドを代表する人気ライン

最後に、タグホイヤーを代表する3種の人気ラインを紹介します。

・カレラ
最初に紹介するのは、先ほど取り上げたカレラです。1967年に誕生したカレラは、モデルチェンジを重ねながらブランドの重要なコレクションの柱として君臨してきました。カレラとはスペイン語でレースや情熱を指します。

カレラは、クロノグラフ、3針など定番モデルからトゥールビヨンまで実に多くのバリエーションが展開されています。

同社が有するさまざまな技術がふんだんに持ち込まれており、時計盤の見やすさや実用性の高さも人気を集める理由の1つとなっています。限定モデルが多数販売されてきたこともカレラの特徴です。販売が終了している限定モデルも中古市場で出会える可能性があります。

・モナコ
2つ目に紹介するモナコは、世界で初となる「角型防水時計」として誕生したモデルです。モナコが登場した1969年当時は、腕時計の高い防水性を実現するためには丸いフォルムの仕様が一般的でした。スポーツ時計としては常識破りの「四角形フォルム」は、発売当時大きな話題になったと言われています。また、モナコは世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載しているという点も、モナコが高い評価を得ている大事な要素の一つです。

1960年代から70年代に活躍したトップ俳優スティーブ・マックイーンは、1971年に公開されたカーアクション映画「栄光のル・マン」の劇中でモナコを身に付けていました。このことがきっかけとなり、モナコは世界にその名を知らしめました。他に類を見ないその特徴的な見た目から、現在でも根強いファンを多く抱える人気アイテムです。

・アクアレーサー
最後に紹介するのは、タグホイヤーを代表するダイバーズウォッチです。ダイバーズウォッチとあるように、水中での使用を前提としたブランドきっての防水機能を有しています。

また、水中で逆回転のときに誤作動が生じることで、潜水時間が伸びてしまう事態を防ぐ作りとなっています。また、6個のスタッズでケースが固定されているため、手袋をつけた状態でも操作可能です。

ウォータースポーツウォッチとしての優れた機能性を持ちながら、オンとオフにも合わせやすいスタイリッシュなデザインが幅広い層に人気です。

名品揃いのタグホイヤーからお気に入りの一本を手に入れよう

タグホイヤーの歴史とモデルを開設してきました。近年では藤原ヒロシとのコラボレーションモデルもはっぴょうし、大変話題となりました。

人気ラインからもわかる通りタグホイヤーは実用性が非常に高いだけでなく、見た目も高級感あふれる作りとなっています。サーファーやダイバーから人気を集めるスポーティーさとビジネスシーンでも通用するエレガントさが両立するタグホイヤー。お気に入りの一本を探してみてはいかがでしょう。

(提供:JPRIME


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