近年は投資対象の多様化が進んでおり、スニーカーやアートも例外ではありません。例えばカニエ・ウェストの履いたスニーカーが1億9,000万円で落札されるなど、スニーカー市場が盛り上がりを見せています。また、高額アートでは、大富豪だけの投資対象というイメージを覆すプラットフォームが生まれ、大きな注目を集めています。

今回の記事では、ユニークな投資対象が増加していることを背景に、スニーカーと現代アートのそれぞれに投資できる国内プラットフォームを紹介します。

スニーカー投資とは

スニーカーとアートに投資できるプラットフォームが話題
(画像=JoGtz/stock.adobe.com)

スニーカー投資とは、本来は履物であるスニーカーを売買することで利益を得る投資手法です。最初から売却する目的でスニーカーを購入し、価格が高騰した時点で売却し、購入時との差額で利益を得るのが特徴です。

具体的には、正規販売店やインターネットの情報をもとに、スニーカーの時価や取引履歴、価格の変動率といった指標を洗い出し、その情報を参考に売買のタイミングを決定します。

なぜスニーカーは高騰するのか?

スニーカーの値段が高騰する理由は主に2つあります。1つ目は、ミュージシャンやアスリートなどの有名人が履くことです。当初は普通のスニーカーでも、有名人がSNSで愛用していることをアピールすると、たちまちそのスニーカーの金額は何倍にも高騰します。同じものを履きたい、所有したいと考える有名人のファンが買い集めるからです。

2つ目は、限定商品または他ブランドとのコラボ商品であることです。限定商品やコラボ商品は、通常の商品と比較して供給量が少ないのです。そのため、「需要>供給」の関係が成り立つことで、価格が大幅に高騰するのです。

スニーカー投資のプラットフォーム「モノカブ」

スニーカー投資は、2018年からサービスを開始した「モノカブ」というプラットフォームで行うことができます。

同サービスには、主に2つの特徴があります。1つ目は、株式の証券取引所で用いられている「板寄せ」という売買方法を採用している点です。板寄せとは、簡単に言うと価格的な優先順位の高いものを優先することで、適正価格での取引成立を実現する仕組みです。

2つ目は、スニーカーを熟知している専門スタッフが真贋鑑定を実施している点です。本物か偽物かをスタッフが判定することで、利用者同士のトラブルを防いでいるのです。

アートマーケットは伸び続けている

ハーバー・ビジネス・オンラインによると、100人のトップアーティスト作品に投資した場合の利回りは、2000年以降右肩上がりになっています。実際、ZOZOの創業者で知られる前澤友作が購入したバスキアの作品は、ここ40年弱で数千倍以上まで価格が跳ね上がっています。

こうした背景には、世界中の大富豪が高額なアート作品を「資産」として捉えるようになったことや、一部の現代アーティストが熱狂的なファンを次々と獲得してきたことなどがあると言われています。

現代アートを気軽に購入できるシステムを構築した「ストレイム」

従来現代アートは、富裕層以外にとってなじみの薄い投資対象でした。しかし、ストレイムというサービスが生まれたことで、その既成概念は大きく変わりました。

ストレイムは、100円から現代アート作品の共同オーナー権を保有・売買できるマッチングサービスです。このサービスが生まれたことで、これまでは手に届かなかったような有名アーティストの作品を部分的に保有できるようになりました。

最大の特徴は、利用者の需要量によって価格が変動する点です。買い注文が殺到することで、人気がある作品の価格は大きく上昇します。また、各作品の解説も豊富なので、作品の背景を知った上で投資できます。

このプラットフォームが普及することで、現代アートの価値が相対的に高まり、作り手のモチベーションにも良い影響を与えると考えられます。

投資初心者でも始めやすいプラットフォーム

今回紹介したように、インターネット上のプラットフォームを活用すれば、投資初心者でも手軽にスニーカーやアートに投資できます。新たな投資対象を探している方は、ぜひチャレンジしてみてください。

(提供:JPRIME


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