油圧ショベルに強みを持ち、鉱山機械も展開する総合建機大手の日立建機。30年以上に及び提携関係にあった米農機大手ディアとの合弁解消を決め、2022年3月からは北米・中南米で製品投入から部品サービスまでを一気通貫で自社展開する体制にかじを切ります。建機の使用状況を把握する遠隔監視サービスなど最新機能を搭載した機種の投入に弾みをつけ、グローバルでのさらなる成長を狙います。一方、足元で落ち込みが目立つ中国市場の展望や鋼材価格の上昇といったリスクへの対応も注目されます。平野耕太郎社長を招き、戦略に迫ります。

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