「投資経験はない、もしくは少ないけれど、上手に資産運用を進めたい」と考える際に大きな助けになるのが資産運用アドバイザーの存在だ。しかし、この資産運用アドバイザーは、上手に選ばないと「手数料だけ取られて資産は全然増えなかった、むしろ減ってしまった」という状況にもなりかねない。

そこで今回は、資産運用アドバイザーの種類や彼らに収入が発生する仕組みに加えて、信頼できる資産運用アドバイザーを探すコツを10個紹介する。資産運用の知識がない人や経験が乏しい人は、このアドバイザー選びで成果が決まるといっても過言ではないため、この記事を参考に、慎重に決めていただきたい。

目次

  1. 資産運用アドバイザーとは何か
  2. 資産運用アドバイザーにはどのような種類があるか
  3. 資産運用アドバイザーの手数料体系
  4. 資産運用アドバイザーの探し方
  5. 信頼できる資産運用アドバイザーを探す10のコツ
  6. 資産運用アドバイザーは、長い付き合いを前提に探してみよう

資産運用アドバイザーとは何か

資産運用アドバイザーを探す10のコツ。信頼できるプロを見つけるためには?
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資産運用アドバイザーを端的に説明すると、顧客の状況やニーズを把握し、顧客の資産を増やす(もしくは目的を達成する)ためのアドバイスを行う専門家である。一口に資産運用といっても、顧客の保有資産や家族構成、描いているライフプランなどによって望ましい運用方法は大きく方向性が異なる。

アドバイザーを求める人の中には、投資信託や保険などの金融商品の購入のみで事足りる人がいる一方で、資産規模が大きく、相続対策や事業承継を含めて包括的に考えなければならない人もいる。ヒアリングを通じて資産状況を把握し、顧客自身もたどり着いていない潜在的なニーズにも先回りするような、総合的なコンサルティングの提供が必要とされる。

資産運用アドバイザーにはどのような種類があるか

それぞれの資産運用アドバイザーには様々なバックグラウンドがあり、所属している会社や業態によって得られるアドバイスも変わる。ここでは6種類の資産運用アドバイザーを紹介する。

資産運用アドバイザーの種類 できること できないこと
銀行員 外貨積み立て、投資信託積み立て、個人向け国債、定期預金、保険や遺言信託などの相談・契約 他社商品や銀行で扱っていない商品の説明・紹介
証券会社の営業マン 株式、投資信託、債券、金など投資商品の購入や売却についての相談・契約 他社商品や証券会社で扱っていない商品の説明・紹介
生命保険会社の営業マン 生命保険や、保険を使った資産運用・税金対策に関する相談・契約 他社商品や生命保険会社で扱っていない商品の説明・紹介}
不動産投資会社の営業マン 不動産投資や土地活用に関する相談・契約 他社商品や不動産投資会社で扱っていない商品の説明・紹介
ファイナンシャルプランナー 家計管理・投資・保険・不動産・相続などいくつもの分野を横断する総合的な相談 具体的な税金計算や個別商品の紹介ができない場合も
IFA 資産運用に関する総合的な相談、特定の金融機関にとらわれない具体的な金融商品の説明や仲介 保険、不動産、相続など分野横断的な相談ができない場合も

資産運用アドバイザーの種類1:銀行員

資産運用のプロと聞いて、真っ先に思いつくのが銀行員という人も少なくないだろう。銀行によって取り扱っている商品は異なるが、外貨積み立て、投資信託積み立て、個人向け国債、定期預金などに加えて、保険や遺言信託などまで幅広く対応している。

銀行によっては資産運用のための相談カウンターが設けられているだけではなく、オンラインで相談できるなど、現代に即した取り組みを行っているところもある。

ただ、株式投資や不動産投資など、銀行で扱っていない分野のアドバイスは期待できない。

資産運用アドバイザーの種類2:証券会社の営業マン

「資産運用といったら証券」といったイメージを持っている人も多いだろう。先に紹介した銀行員が属する銀行は融資がメインの業務であるのに対して、証券会社は資産運用の商品を販売することがメインの業務だ。そのため、一般的には銀行員より証券マンのほうが資産運用に詳しいことが多い。

銀行と同様に証券会社でも、資産運用の相談を店頭・オンラインなどで受け付けている。一般的に銀行よりも取り扱っている金融商品の数が多いので、自分に合う商品を選びやすい環境があると言えるだろう。

しかし同じ「資産運用」でも、生命保険や不動産投資についての相談は専門外で対応不可となる可能性が高い。

資産運用アドバイザーの種類3:生命保険会社の営業マン

生命保険は万が一に備えることが最も重要な役割だが、生命保険を活用して資産運用したり、税金対策したりすることもある。そういった意味では、生命保険会社の営業マンも資産運用アドバイザーの1人と言えるだろう。

一方で、生命保険会社の営業マンが保険以外の資産運用の知識に必ずしも長けているわけではない。また前述のように、生命保険は万が一に備えることが最も重要な役割であり、資産運用としての役目は二次的なものだ。株式や投資信託などでの通常の運用と比べて、どちらが効率的かしっかり判断したいところだ。

資産運用アドバイザーの種類4:不動産投資会社の営業マン

不動産投資は人気のある資産運用手法の1つだ。富裕層しかできないイメージがある不動産投資だが、近年では物件を担保に物件価格のほとんどを金融機関から借り入れすることも可能だ。年収・勤務先・家族構成などによって借入可能な金額は異なるが、一般的なサラリーマンでも投資、運用できる可能性は十分にある。

それらの投資に関する相談ができるという意味では、不動産投資会社の営業マンも資産投資アドバイザーの一種といえる。しかし彼らは不動産を活用した資産運用については詳しいかもしれないが、基本的に専門は不動産のみであるため、有価証券を含めた包括的なアドバイスをしてもらえるかは不透明だ。営業マンのスキル次第というところだろう。

資産運用アドバイザーの種類5:ファイナンシャルプランナー

家計の相談相手と言えばファイナンシャルプランナーと思う人も少なくないだろう。相談内容の範囲としては家計管理、年金・社会保険、住宅資金、資産運用、保険など多岐にわたる。

ただ、医者にも様々な診療科目があるように、ファイナンシャルプランナーといっても専門分野が異なるケースが多い。

また、税理士資格を持たないファイナンシャルプランナーは個別の税額計算や確定申告書類の作成ができないほか、金融商品取引業者として登録していないファイナンシャルプランナーは具体的な投資助言や顧客の資産運用ができないなどの制限もある。

相談しようと思っているファイナンシャルプランナーはどの分野に強いのか、自分が求めている分野のアドバイスをもらえそうなのか、事前に確認しておきたい。

▽ファイナンシャルプランナーとは

これらの計画を立てるためには、金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、わたしたちの夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートするパートナー、いわば、「家計のホームドクター」のような存在がファイナンシャル・プランナー(FP)です。

引用:日本FP協会 | FPとは

資産運用アドバイザーの種類6:IFA

IFAとは“Independent Financial Advisor”の略で、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれる。特定の証券会社の社員として活動するのではなく、(少なくとも表面上は)客観的な視点から、資産運用のアドバイスを行う金融アドバイザーの一種である。

独立していることから、会社の業績や方針に強制される側面が少ないため中立性があり、顧客にとって最適な提案をしやすいと言われている。また、担当者の転勤なども基本的にはないため、長期的な視点に立ったアドバイスをもらえやすいとも言われている。

ただ、証券会社で扱っているような投資商品や資産運用には詳しい反面、その他(家計管理・保険・不動産・相続など)の相談に応じられるかは個人の力量によるところが大きい。

▽IFAとは

IFA は、運営会社であるIFA 法人と、IFA法人に所属するIFA(個人)で構成される。IFA(個人)は特定の金融機関ではなく IFA法人に所属し、特定の金融機関とは独立した立場で顧客の資産運用に関する提案・仲介を担う。

引用:みずほ総合研究所 | 独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)に関する調査研究(PDF)

資産運用アドバイザーの手数料体系

ここからは資産運用アドバイザーの手数料体系を確認していこう。顧客との利益相反を理解するうえでも、手数料体系を理解することは非常に重要だ。手数料体系には大きく分けて3つある。

資産運用アドバイザーの手数料体系その1:ブローカレッジフィー型

投資商品の売買が発生するごとに手数料が発生するタイプをブローカレッジフィー型と呼ぶ。たとえば、株式などの有価証券の場合は、顧客から受けた注文を、マーケットなどを通じて資産運用アドバイザーが取引を成立させ、その際に売買手数料を徴収する。

資産運用アドバイザーの手数料体系その2:ストックフィー型

顧客からの預入資産、あるいはアドバイスして購入した対象資産額(ストック)に対して一定の率をかけた金額が手数料になるタイプだ。通常は年率で決まった手数料(年間1%など)が発生する。投資信託で保有額に応じて発生する信託報酬に近いイメージだ。

資産運用アドバイザーの手数料体系その3:アドバイスフィー型

これは文字通りアドバイスに対してフィーが発生するタイプとなる。相談料は1時間あたりの金額で設定している場合もあれば、月額や年額などの定額制など多様である。

ファイナンシャルプランナーを例に挙げると、「1時間あたりのアドバイスフィーに加えて、ライフプランの提案書作成やキャッシュフロー表作成など追加項目があると別途料金が発生する」という料金体系の場合もある。

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資産運用アドバイザーの探し方

上述のとおり、ひとくちに「資産運用アドバイザー」といっても銀行員、ファイナンシャルプランナー、IFAなどさまざまな形態がある。また、担当者との相性も無視できない。

自分に合った資産運用アドバイザーを探すには、以下のような方法がある。

  • すでに資産運用アドバイザーと契約している人に紹介してもらう
  • 金融機関の相談窓口を利用する
  • 資産運用アドバイザー紹介サイトを利用する

家族や友人など自分の周囲に、すでに資産運用アドバイザーに相談して満足している人がいれば「その人、私にも紹介してくれない?」と頼んでみよう。自分が信頼している人が信頼して任せている人なら、何も情報がない人より安心して相談できるだろう。

そのような人がいない場合、金融機関の窓口へ行けばアドバイザーの相談を受けられる。その金融機関の社員などが担当者としてつき、手取り足取り教えてくれるだろう。ただし、その金融機関で扱っていない商品や専門分野以外の相談には期待できないので要注意だ。

先に挙げた方法の中でとくにハードルが低く選択肢が多いのが、資産運用アドバイザー紹介サイトを利用する方法だ。たとえば「ZUU Advisors」では、相談者の資産状況や目標資産額に合ったアドバイザーを3社紹介するサービスを無料で提供している。

これらの方法で出会ったアドバイザーとコミュニケーションを取りながら、信頼できそうかどうかじっくりと見極めていくのがよいだろう。

信頼できる資産運用アドバイザーを探す10のコツ

ここからは、実際に資産管理アドバイザーを探す10個のコツを確認していこう。すべての項目を網羅するアドバイザーを見つけるのは簡単ではないが、長期での付き合いになることが前提となるので慎重に選びたいところだ。

資産アドバイザーを探すコツ1:誠実な人柄であるか

長期にわたっての付き合いが前提である以上、信頼関係を築いていくうえで誠実な人柄が求められる。アドバイス通りに実行したところで、必ずしも予定通りに運用が進んでいくとは限らない。そんな時でも真摯に向き合ってくれるか否かは大事なポイントだ。

アドバイスを受けた際に、「なぜその内容を提案したのか」という説明をしっかりと受けたい。一度実行し始めたプランを大きく変更することは難しいので、アドバイザーの考えを理解し、腹落ちできるまで質問してみよう。こちらからの質問に向き合う姿勢からも、その人の人柄が見えてくるはずだ。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「この提案内容になった理由を教えてください」
  • 「もし大幅に値下がりしてしまったら、どう対処すればいいですか?」
  • 「なぜこの仕事をしているのですか?」

資産アドバイザーを探すコツ2:豊富なコンサルティング経験があるか

資産運用に関するコンサル経験が豊富でなければ、依頼するのは再考したほうがよいだろう。投資には経験が非常に重要だ。自分に合いそうなアドバイザーに出会えたら、(アドバイザーの)コンサル経験を確認しよう。そこですぐに魅力的なエピソードが出てこなければ、再検討も視野に入れたほうがよい。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「この仕事は何年くらいされているんですか? その前は?」
  • 「この仕事をしてきて、一番大きな失敗は?」
  • 「今までで一番喜んでくれたお客さんはどんな人でしたか?」

資産アドバイザーを探すコツ3:メールや電話のレスポンスが早いか

いつでも即レスが必要というわけではないが、レスポンスの早さは自分への向き合い方がわかりやすく表れる部分だ。顧客にとって重要な内容であればあるほど、レスポンスの早さはその後の判断や成果に大きな影響を及ぼす。面談前のメール等のテキストコミュニケーションでも見え隠れする部分であるので注意が必要だ。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「いつでも相談に乗ってもらえますか?」
  • 「夜間や土日の連絡には対応していますか?」
  • 「いつごろまでに提案してもらえますか?」

資産アドバイザーを探すコツ4:投資哲学に共感できるか

投資哲学に共感できていないと、運用がうまくいかなくなったときに意見の対立が発生し、大きなストレスを生む可能性がある。いくら優秀なアドバイザーであっても、その人の投資哲学に共感できないのであれば、伴走してもらうことは控えたほうがよいだろう。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「どういう風になったら『投資成功』なんでしょうか?」
  • 「投資先を選ぶとき、とくに重視している点は?」
  • 「実はまだ投資が怖いと思っているのですが、どう向き合っていけばいいのでしょう?」

資産アドバイザーを探すコツ5:ライフプランをヒアリングしたうえで提案してくれるか

資産運用のプランニングをするうえで、顧客のライフプランの把握は必要不可欠である。なぜなら、顧客の達成したい目標を理解せずに、資産管理・運用のプランは作成できないからだ。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「子どもの教育費も自分たちの老後資金も心配なのですが、どうすれば……?」
  • 「実は○○までに△△を達成したいと考えているのですが、いくらくらい必要でしょう?」
  • 「この投資のゴールは、いつに設定すればいいのでしょう?」

資産アドバイザーを探すコツ6:転勤・退職の可能性が低く、長期のアドバイスをもらえそうか

資産運用は長期視点が重要だ。そのため、できることなら同じ担当者から長くアドバイスをもらったほうがよい。しかし、大手金融機関の場合、採用形態にもよるが3〜5年で転勤してしまうことが多い。次の担当者の投資哲学が同じであるとは限らず、また引き継ぎがしっかりと行われる保証はない。

「転勤を伴う大手金融機関の担当者は信頼するな」と断言はできないが、担当者の契約形態も把握しておこう。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「担当者が変わることはありますか? 変わる場合、事前に連絡などはあるのでしょうか?」
  • 「銀行や証券会社では数年おきに転勤があると聞いたのですが、同じような感じでしょうか?」
  • 「もし○○さん(アドバイザー)に何かあったら、誰かが引き継いでくれるのでしょうか……?」

資産アドバイザーを探すコツ7:顧客との利益相反についてどのような見解を持っているか

ブローカレッジフィー型のアドバイザーが勧めてきた投資商品を購入した場合、その商品の価格変動に関係なく、取引した時点でアドバイザーに手数料が入る。極論を言えば、あまり優れていない商品だとアドバイザーが把握していても、顧客が購入したら手数料収入を得られる仕組みになっている。

そのため、牽制の意味も込めて、顧客との利益相反についてどのような考えであるかは聞いておくのがよいだろう。その際、アドバイザーの業績評価の体系も併せて聞いておきたい。

なお、どのような手数料体系であっても、資産運用アドバイザーと顧客には必ず利益相反があるものだ。重要なことは、その中でお互いがどのような考えを持って付き合うかだろう。決して「ブローカレッジフィー型のアドバイザーはおすすめしない」という意味ではない。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「私が取引するたびに○○さん(アドバイザー)に手数料が入るという料金体系なのでしょうか?」
  • 「顧客の利益より自社の手数料収入を優先する業者もあると聞いたのですが……」
  • 「貴社ではフィデューシャリー・デューティーについてどのように考え、実践されているのでしょうか?」

資産アドバイザーを探すコツ8:自分でも身銭を切って投資(資産運用)しているか

百聞は一見にしかずという言葉があるように、資産運用においても知識は実体験とセットになることで理解力が増す。いくら資格があったり、知識が豊富だったりしても、身銭を切って投資した経験がなければ、説得力を持って話すことは難しいだろう。

金融機関勤務の場合、自己投資(自分で身銭を切って投資すること)が制限されていることもある。すべての投資が禁止になっている場合は仕方ないが、「個別銘柄はNGだが、長期投資目的の投資信託ならOK」というケースも多い。

少なくとも、自由に資産運用ができる身でありながら、自分では投資していないアドバイザーに資産を預けるべきではないだろう。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「○○さん(アドバイザー)ご自身はどのような投資をされているのですか?」
  • 「今までに自分で実践して『失敗したな』と感じる投資はありますか?」
  • 「人にアドバイスするのと自分で実践するのとで、何か違いはありますか?」

資産アドバイザーを探すコツ9:たくさんの選択肢から選べる立場にあるか

顧客にとって最良の投資商品を購入するために「選択肢に幅があるか」は非常に重要だ。

たとえば、資産運用アドバイザーが証券会社A社の営業マンだったとしたら、A社が取り扱っている商品の中から顧客に合う商品を提案することになる。A社のラインナップが充実していればよいが、特定の組織に所属していると、その組織が取り扱っている範囲内のものしか提案されないことがほとんどだ。保険や不動産なども含めて、幅広い商品を紹介できる環境であることが望ましい。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「貴社ではどのような金融商品を扱っているのでしょうか?」
  • 「この商品ラインナップの中から解決策を選ぶ形になるのでしょうか?」
  • 「実は他社のこの商品も気になっているのですが……」

資産アドバイザーを探すコツ10:専門領域だけではなく、包括的な資産管理の知識があるか

資産運用はトータルで考えなければいけないため、アドバイザーには幅広い知識が求められる。資産規模や顧客の目的によって、資産運用の最適なポートフォリオは異なる。そのため証券会社の営業マンであっても、保険や不動産投資など、他の投資手法を含めて顧客に包括的な資産管理プランを提示できることが望ましい。

【この要素を満たしているかを見極めるための質問例】
  • 「投資商品(保険・不動産)以外の相談にも乗ってもらえますか?」
  • 「今までに専門分野以外の相談を受けたことはありますか? どのように対応されましたか?」
  • 「必要に応じて税理士や司法書士を紹介してもらうことは可能ですか?」

資産運用アドバイザーは、長い付き合いを前提に探してみよう

この記事では資産運用アドバイザーの種類や報酬体系、資産運用アドバイザーを探すコツなどについて解説してきた。

何事においても、専門家の力を借りることは非常に重要だ。特に、資産運用アドバイザーとは長い付き合いになる可能性が高い。資産運用アドバイザーの種類や収入が発生する仕組み、信頼できるアドバイザーを見極めるコツを把握し、自分に合うアドバイザーを探してみてはいかがだろうか。

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