本記事は、たぱぞう氏の著書『僕が子どもに教えている1億円のつくり方』(KADOKAWA)の中から一部を抜粋・編集していま
私の周りのお金持ちがこっそりやっていること
私の周りにはお金持ちと思われる人がたくさんいます。
多くは、投資を通じて知り合った方々です。
それぞれの方に、資産がいかほどか確かめたわけではありませんが、動かす資金の大きさから推測すると、間違いなく1億円以上のお金を持っている人たちです。
本当に結構身近なところに億万長者はいるものだなあ、と感じます。
何人ものお金持ちと話をすると、共通点があることに気が付きます。
資産1億円を目指す皆さんに、それをお教えしましょう。
1)お金持ちは明確な目標を持っている
お金持ちは皆さん目標をはっきり持っています。
いつまでに〇〇をしたい、達成したいという明確な目標です。
目標なくして、達成はないということを改めて認識させられます。
2)お金持ちはやりたいことに優先順位をつけている
お金持ちはやりたいことや買いたいものに優先順位をつけています。
言い換えれば、今やるべきことをはっきりさせています。
誰でも平等に1日は24時間です。その時間で、今日すべきことは何か、をいつも考えているのです。
3)お金持ちはよく本を読む
お金持ちは、いろんなことを知っています。
その知識のインプットのために、たくさんの本を読んでいます。
漫画や小説などを含め、ビジネス書や哲学書などをたくさん読んでいらっしゃいます。
身につけておくべき知識は常にリニューアルされるので、最新の情報をインプットすべく、本をたくさん読んでいるのです。
4)お金持ちは一攫千金を狙わない
お金持ちは労せずにお金持ちになれると思っていません。
お金持ちは、実は誰でもできる方法をコツコツ続けることでお金持ちになっているのです。
5)お金持ちは健康に気をつかう
「体が資本」という言葉を一度ぐらいは聞いたことがあると思います。
本を読めるのも、今日やるべきことをやれるのも元気だからこそです。
それをわかっているお金持ちほど健康状態にセンシティブで、暴飲暴食とは無縁の生活をしています。
健康状態を維持することで、医療費の出費も少なくなります。
健康はまさにお金以上の財産だと知っています。
6)お金持ちの収入源は一つではない
多くの人は働くことだけがお金を得る手段になっています。
一方、お金持ちは働くこと以外でもお金を得ています。
お金を別の資産に換えたり、お金自身に働いてもらうことで、新たなお金を生み出しているのです。
もちろん何も知らずにできることではありません。
お金持ちはどうやったらお金に働いてもらえるかを勉強しているのです。
お金に働いてもらう手段はいくつかあります。
毎月強制的に貯めることから始めよ
お金を増やす段階の人は、お金が手に入ったらいくら使おうではなく、まずは使わない金額や割合を決めることです。
今ある収入は、今と将来のための収入と割り切るのです。
その日暮らしのお金の使い方だと、いつまで経ってもお金がお金を生む仕組みがつくれないからです。
仮に毎月給与を支給されている人であれば、
「毎月〇万円は貯蓄(あるいは投資)する」
「ボーナスの半分は使わずに貯蓄(あるいは投資)する」
などと先に決めましょう。
こういうルールを作り、そのルールを遵守できる人が億万長者になれる人です。
収入の多寡の問題ではなく、お金を残す習慣が重要なのです。
そして、お子さんにも同じルールを守らせましょう。
いつも渡すお小遣いの「2割は貯金する」「お年玉の半分は貯金する」といった習慣をつけさせるのです。早くからこうした習慣がついていれば、一生お金に困らずに生きていけるはずです。
最初は大きな金額でなくてもよいのです。
まずは「貯める」という習慣を作ることが大事ですから。
その習慣が身につけば、残ったお金で生活することを強いられますので、お金の使い方も上手になります。
限られた予算で自分がどうやったら幸福感を感じるようにするかを考えるようになるからです。
貯蓄額の目標を持て
毎月お金を残すことができるようになれば、1億円達成に向かうスタートラインについたことになります。
それを数カ月ぐらい続けると、「貯める」が当たり前になりますし、貯まったお金の金額が増えてきてちょっとうれしくなってきます。
そうなったら、次は目標を持ちましょう。
最初の目標は年齢や稼ぎにもよります。お子さんなら1万円、10万円。働いているなら100万円、1,000万円でしょうか。
あまり目標を高くしすぎると、達成までに時間がかかってしまい挫折してしまいがちです。あまり長い時間をかけずに手が届きそうな目標がいいと思います。
たとえば目標額を100万円としましょう。毎月のお給料と年に2回のボーナスを得ている人であれば、毎月5万円とボーナス時に20万円を残せば1年で達成できます。
毎月とボーナス時の貯蓄金額を半分にすれば2年で達成できる金額です。
1〜2年で達成できるとその後も続けられるものです。
できれば記録をつけるといいでしょう。
貯金した日と金額、その結果の残高を記録してグラフを描いてみると変化がわかりますね。
右肩上がりになっていくのを眺めると、きっと気分がよくなりますし、続けようと思えることでしょう。
大事なことは、目標を立てて達成する経験値を増やすことです。
「自分でもできた!」と思えるようになることです。
ですから低めの目標からスタートして、達成したら目標を引き上げるようにすると、達成感を得ながら目標を引き上げていけるいい循環ができます。
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