フェムテックに取り組む企業と製品事例

フェムテック産業にはすでに複数の企業が参入しており、商品化されている。ここでは、企業の取組みや製品の事例を紹介する。

企業事例

・シャープ株式会社

生理用品の収納と在庫管理、月経周期の管理がアプリと連携して自動でできるIoT収納用品のプロトタイプテストを実施し、事業化を目指している。

・株式会社TRULY

更年期の悩みを抱える女性に向けて、専門家によるヘルスケアセミナー動画の共有やチャット機能での相談サービスの実証実験を実施している。

製品やサービス事例

フェムテックに関連する製品は、アプリやウェアラブルデバイスなど幅広い。ここでは、いくつかの製品やサービス事例を紹介する。

・ルナルナ

月経管理を中心とした健康管理アプリだ。過去のデータを入力すると、生理日や排卵日を予測できる。

・cocoromi

不妊治療についてサポートするアプリだ。治療内容や費用などの統計データが閲覧でき、本人の不妊治療カルテの管理や患者同士がコミュニケーションを取れるトークルームもある。

・fermata store

フェムテック製品を専門に取り扱う世界初のオンラインストアサービスだ。東京では、百貨店などでポップアップショップを展開している。

フェムテック関連の補助金

フェムテック産業の成長を目指して補助金の公募も始まっている。今後も継続される可能性があるため、チェックしておくといいだろう。

フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金

経済産業省が2021年度から開始したフェムテック関連の補助金事業で、2022年度も継続している。フェムテック関連の製品やサービスの提供企業やその導入企業、自治体などが、実証事業費の3分の2以内(上限500万円)を補助される制度である。2021年度は20の事業体が採択された。

フェムテックで自社の環境整備や事業開発を検討してみよう

フェムテックは、2025年度の経済効果が約1兆9,000億円~2兆1,000億円と期待されている事業分野である。フェムテックによって女性の健康に対する悩みが解決できることは、自社の女性社員が安心して働ける環境整備にも役立つだろう。

フェムテックの導入はもちろん、他社との協業などによる市場参入を検討してみてはいかがだろうか。

Q&A

フェムテックの具体例は?

フェムテックを活用した商品やサービスとして、月経管理アプリの「ルナルナ」、妊娠中の母子の健康状態を把握する医療機器の「iCTG」、フェムテック専門のオンラインストア「fermata store」などがある。

フェムテックとはどういう意味ですか?

「Female」と「Technology」を組み合わせた造語で、月経不調や更年期障害をはじめとした女性特有の健康問題の悩みを解決するためのテクノロジー、および製品やサービスのことである。

フェムテック商品って何?

女性特有の健康の悩みを解決するために、フェムテックを活用した商品やサービスのことだ。月経管理アプリや更年期の悩みについて相談できるサポートサービス、吸水ショーツなど、課題分野に応じてさまざまなものがある。

フェムテックのメリットは?

フェムテックにより女性の職場での悩みが改善されることで、女性の活躍の場が増えるというメリットがある。また、フェムテック産業の2025年時点での経済効果は約1兆9,000億円~2兆1,000億円と試算されており、企業の事業拡大や個人起業の後押しにもなる。