9月に西九州新幹線を開業したJR九州。コロナ禍のあおりで2020年以降、鉄道利用者が大幅に減る逆風が続き、直近の鉄道収入はコロナ前に比べてなお7割程度の水準にとどまっています。

鉄道事業では年間140億円規模のコスト減を続けるほか、懸案の赤字ローカル線についても新たな取り組みに着手。17年の九州北部豪雨で一部区間が不通になった福岡、大分両県を結ぶ日田彦山線をBRT(バス高速輸送システム)化し、来年夏から運行開始することで地元などと合意しました。

不動産をはじめとするまちづくり関連など多角化で収益構造の変革を急ぐ同社の戦略について、4月にトップを引き継いだ古宮洋二社長に聞きます。

JR九州社長 古宮洋二氏 ―― トップに聞く(短縮版)

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