本記事は、桐生稔氏の著書『話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール』(かんき出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

POINT,ポイント
(画像=yumeyume/stock.adobe.com)

会話が弾む基本的なコツとは?


「ちょっとした雑談が苦手……」
「初対面だと何を話したらいいかわからない……」
「一言二言で会話が途切れてしまう……」

こういった声が、全国からたくさん寄せられます。悩んでいる方の多くは「話題の見つけ方」「会話が続くコツ」「雑談ネタ」などを仕入れようとします。

でも、もっと大事なことがあります。人間が本当に大切にしていることです。

それはどんな会話をしたか、ではなく、「どんな感情を味わったか」です。

例えば、学生のときに仲間同士で夜通し楽しく話したことは覚えていると思いますが、どんな話をしたかは覚えていないと思います。

私は学生の頃、友人と毎日決まった喫茶店へ行き、アイスコーヒー1杯で半日過ごしていました。お店の方には相当嫌がられましたが、友人とくだらない話をして本当に楽しかったです。でも、話の中身はまったく覚えていません。

大好きな人と映画を観に行ったとき、内容は覚えてなくても映画を観に行った楽しい記憶はいつまでも覚えています。

人間の脳には、感情をつかさどる扁桃体と呼ばれる部位があります。これは元来、動物に備わっているものです。人間は発達の段階で、思考をつかさどる前頭前野という部位ができましたが、従来から備わっている原始的なものが感情です。思考よりも優先されます。

ということは、会話を弾ませるコツは、楽しい話をするのではなく、
楽しい気分になること
だとわかります。

そこで、楽しい気分を味わうために、すぐに実践できることを3つお伝えします。

とっても簡単です。

楽しい気分になる3つのコツ

(1)楽しくなる表情をすること

楽しくなる表情とは、常に微笑んでいることです。誰かといて、話すことがなければ無理に話す必要はありません。とにかく、隣でニコニコしていればいいのです。

例えば、上司と電車で二人きりのとき、特段話すことがなくても、笑顔でそこに居続ける。上司が隣を見たときに、次のイラストのような表情をしていたら、思わずニコっとしてしまいます。

話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール
(画像=話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール)

(2)楽しくなる言葉を使うこと

あなたにはこの言葉を使うと、

「楽しくなる」
「気分が高揚する」
「盛り上がる」

そんなワードがありませんか?

私は「最高ですね」です。この言葉は気分を高めてくれるのでよく使います。

「先週久しぶりにゴルフ行ってきてさ」→「ゴルフですか、最高ですね!」
「日本酒専門の居酒屋を見つけたんだ」→「寒い時期に最高ですね!」
「最近またランニングを始めたんです」→「体を動かすって最高ですね!」

他にも、「凄まじいですね」「興奮しますね」「幸せですね」もよく使います。

まずは、あなたが楽しくなる言葉を相手に伝えてみてください。

あなたの感情が相手に伝播して、きっと相手もノッてくるはずです。

(3)楽しい気分でいること

常に、自分自身がご機嫌でいること。

鼻歌を歌っている人がいると、「何かいいことでもあったの?」と聞きたくなりませんか。

なぜだか、自分まで楽しくなってきます。

まるで鼻歌を歌うかのごとく、楽しい表情と楽しくなる言葉で、自分で自分のご機嫌を取ること。

機嫌がいい人のまわりには、花蜜を見つけたミツバチのように人が集まってきます。

ちなみに、私はよく鼻歌を歌います。

「何かいいことでもあったんですか?」と聞かれますが、「特にないです」と答えます。

紛らわしいことをしてまわりに迷惑をかけていますが(笑)、特別何もなくても、鼻歌を歌っているだけで気分は上機嫌になります。

ぜひ騙されたと思ってチャレンジしてみてください。

話し方の正解
会話が弾む方法は
あなた自身が楽しい気分を演出すること
話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール
桐生稔
◎13万部のベストセラー『雑談の一流、二流、三流」の著者。株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役。日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー。日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー。一般社団法人日本声診断協会音声心理士。
◎1978年、新潟県十日町市生まれ。2002年、大手人材派遣会社に入社。営業成績がドベで新卒3カ月にして左遷される。そこから一念発起し、全国で売上達成率No.1を実現。その後、音楽スクールに転職し、事業部長を務める。2017年、社会人の伝わる話し方を向上すべく、株式会社モチベーション&コミュニケーションを設立。これまでに全国40都道府県で年間2,000回にわたり「伝わる話し方」のセミナーや研修を開催してきた。
◎セミナーや研修では、「1回で伝わる話し方テンプレート」「30秒で伝えるピンポイントトーク」などが大好評を博す。60分に20回以上笑いが起こるほど会場が盛り上がり、最後には衝撃的な感動が走る「心震わすメソッド」が評判を呼び、日本経済新聞、プレジデント、東洋経済オンライン、Yahoo!ニュースで紹介される。テレビ朝日とABEMAが共同製作する人気番組『マッドマックスTV論破王』では、ディベートの審査員も務めている。
◎著書に、『雑談の一流、二流、三流』『説明の一流、二流、三流』(以上、明日香出版社)、『10秒でズバっと伝わる話し方』(扶桑社)、『緊張しない「最初のひと言」大全』(Clover出版)など多数。

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