本記事は、桐生稔氏の著書『話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール』(かんき出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

プレゼン
(画像=aerogondo/stock.adobe.com)

最強プレゼンの流れとは?

商談や社内の会議で、プレゼン(プレゼンテーション)する人も多いと思います。

あなたは、何のためにプレゼンをしていますか?

自分の意見を伝えるため?

相手を動かすため?

それもあるかもしれません。

でも一番の目的は、問題を解決するためではないでしょうか。

あなたがお客様にプレゼンするのは、お客様のお悩みを解決したいから。

会議で新商品をプレゼンするのは、世の中で困っている人がいるから。

社内の仕組みを変えるためのプレゼンするのも、それで何か問題を解決したいからではないでしょうか。

きっと、そうだと思います。

問題とは、現状と未来の差分のことを言います。

例えば、現状はテストで40点しか取れないとします。本来は80点を取りたい。

40点足りない。これが問題になります。

問題を解決することを骨子に据えると、プレゼンの流れはおのずと決まります。

次の3つのステップです。

現状 → 未来 → 対策

現状:「こんな問題を抱えていませんか?」
未来:「本来はこうなると素敵ですよね?」
対策:「それを解決するのがこの商品です」

現状:「世の中にはこんなことで困っている方がいます」
未来:「こうなると救われる方が多いです」
対策:「だから今回これをマーケットに打ち出します」

現状:「社内でこんな問題が起こっています」
未来:「社内をこのように変えたいです」
対策:「それを実現するために○○を提案します」

さらに、大事なのはここから。

3つのステップが、あなたの頭の中で描けているだけではダメです。

相手の頭の中に描けているか?

ここがポイントです。

「どうも商品の説明だけに終始してしまう……」
「一生懸命伝えても、聞き手の反応が薄い……」

こういう方は、内容を伝えることだけに終始して、3つのステップが抜けているかもしれません。

何か問題を解決しようと真剣にプレゼンする人は、無理やり購入させよう、強引に相手を動かそうなんてしません。

そんなことをしても秒でバレるからです。


「○○でお悩みの方を救いたい」
「社会の○○の問題を解決したい」
「社内の○○をもっと良くしたい」

ここに集中しています。

そういう人のプレゼンには熱を感じます。

真剣さが伝わってきて、思わず聞き入ってしまいます。

だから、自然にペースが握れます。

何かのプレゼンをすることが決まったとき、「何を話そう?」と内容を考える前に、まず、次の「  」を埋めるところからスタートしてください。

プレゼンテーマ
現状:「       」
未来:「       」
対策:「       」

1つ問題を解決すれば、また新たな問題が生まれます。

例えば、ダイエットに成功した人は、今度はいかに維持するか、という問題に向き合います。

維持するだけでなく、筋肉もつけたいとなれば、また別の問題が発生します。

問題が変化するのは、いいことです。

ステップアップしている証だからです。

ステップアップとは問題の変化でもあるのです。

問題を解決するために「現状→未来→対策」。

そしてまた次のステージの「現状→未来→対策……」とプレゼンし続ける。

これがプレゼンの王道だと思います。

話し方の正解
「現状 → 未来 → 対策」を相手の頭の中に描く
話し方の正解 誰とでもうまくいく人の55のルール
桐生稔
◎13万部のベストセラー『雑談の一流、二流、三流」の著者。株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役。日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー。日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー。一般社団法人日本声診断協会音声心理士。
◎1978年、新潟県十日町市生まれ。2002年、大手人材派遣会社に入社。営業成績がドベで新卒3カ月にして左遷される。そこから一念発起し、全国で売上達成率No.1を実現。その後、音楽スクールに転職し、事業部長を務める。2017年、社会人の伝わる話し方を向上すべく、株式会社モチベーション&コミュニケーションを設立。これまでに全国40都道府県で年間2,000回にわたり「伝わる話し方」のセミナーや研修を開催してきた。
◎セミナーや研修では、「1回で伝わる話し方テンプレート」「30秒で伝えるピンポイントトーク」などが大好評を博す。60分に20回以上笑いが起こるほど会場が盛り上がり、最後には衝撃的な感動が走る「心震わすメソッド」が評判を呼び、日本経済新聞、プレジデント、東洋経済オンライン、Yahoo!ニュースで紹介される。テレビ朝日とABEMAが共同製作する人気番組『マッドマックスTV論破王』では、ディベートの審査員も務めている。
◎著書に、『雑談の一流、二流、三流』『説明の一流、二流、三流』(以上、明日香出版社)、『10秒でズバっと伝わる話し方』(扶桑社)、『緊張しない「最初のひと言」大全』(Clover出版)など多数。

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