M&Aにおける企業価値の調べ方
M&Aの譲渡価格は、売り手側の企業価値をもとに決められることが多い。企業価値の算定には3つのアプローチがあり、目的や状況に応じてさまざまな算定方法が使い分けられている。
なお、一般的なM&A仲介会社では、大まかな目安として以下の算定方法を用いることが多い。
M&Aの企業価値=時価純資産額+2~5年分の営業利益
仮に時価純資産額が3,000万円、1年間の営業利益を800万円とすると、企業価値は以下のように計算できる。
M&Aの企業価値=3,000万円+800万円×2~5年分
=4,600万円~7,000万円
この方法であれば、M&Aを検討する段階で大まかな売却益を把握できるだろう。ただし、実際の譲渡価格とは大きく離れることもあるので、具体的なプランを立てる際には仲介会社などへの相談をすすめる。
M&Aを選ぶ場合は早めの行動を
後継者がいない企業には、事業承継や廃業、株式公開などの選択肢がある。会社を存続させたい場合は事業承継が有効だが、後継者は慎重に選ばなければならない。
また、親族や社内に後継者が見つからないケースでは、創業者利益も得られるM&Aが効果的になる。ただし、統合作業が完了するまでには数年を要するため、余裕のあるうちに動き始めることを意識しよう。
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