著: のっぴー
日本人が大好きなものの1つにあたる温泉。山岳地帯が多く、火山活動が活発な日本には各地に温泉が存在し、誰もが気軽に温泉に入り日ごろの疲れを癒やすことができます。
温泉のなかには市街地の近郊から湧出するところから、山奥のいわゆる秘境と呼ばれるところから湧いて出るところまでさまざまありますが、最近は高速道路のネットワークが発達したことにより、各地の温泉へのアクセスがしやすくなってきました。
道中の景色や他の観光地巡りを楽しみながらの温泉地へのドライブは、電車やバスではアクセスが大変だったりするため、温泉地へ旅行するなら車でドライブしながらいくのが、断然おすすめです。
これまで北関東や静岡県等、各都道府県のおすすめ温泉地を紹介してきましたが、今回は長野県の温泉地を紹介いたします。長野県は中部地方に位置しますが、大都市でいうと東京と名古屋のほぼ中間にあたり、東京からお出かけの場合は、関東地方の各地よりは若干時間を要するものの、車で十分いける距離にあります。
さらに、中央自動車道(以下 中央道)をはじめ、上信越自動車道(以下 上信越道)や長野自動車道(以下 長野道)などの高速道路が通っており、移動もしやすくなっております。
長野県は、日本アルプスの近郊ということもあり日本有数の山岳地帯で、すばらしい温泉地がたくさん存在します。私の知人でも、長野県の温泉地へ行く方は多く、大変人気があります。
今回は、長野県の温泉地のなかから私がおすすめしたい温泉地をいくつか紹介いたします。ぜひ、長野県の観光と合わせて、温泉旅行を楽しんでいただけたらと思います。
目次
近郊でウィンタースポーツも楽しめる「湯田中温泉」
「湯田中温泉」は、長野県北部で長野県の県庁所在地で中心地となる長野市から、西へ30kmほどのところに位置します。さらに、東側には群馬県の草津温泉もあり、温泉地ラインとなっています。
開湯は天智天皇の時代ということで、なんと1350年ほどの歴史があり、5つの地区のさまざまなところから源泉が湧き出ています。もともと、田んぼだった場所から温泉が湧き出たところから、湯田中温泉と名づけられました。
長寿長命の湯としても知られ、すり傷や冷え性・筋肉痛にも効果があるといわれており、俳人の小林一茶も愛し、湯田中温泉を何度も訪れたそうです。
湯田中温泉のある山ノ内町は、りんごやぶどうをはじめとした果樹園が多く、さらに志賀高原や竜王スキーパークなどの観光地も近郊にあるので、合わせて楽しむのがおすすめです。
湯田中温泉までは、東京駅から270kmほどの距離があり車で約3時間30分、上信越道の「信州中野IC」より約20分でアクセスできます。ちなみに草津温泉からは、国道292号線でアクセスできます。