⑤ミャンマー進出に力を入れている企業(ミャンマー関連銘柄)


最後に、ミャンマーへの進出や投資に力を入れているミャンマー関連銘柄のまとめをお届けします。

まず、海外企業としては、ホテル運営/高速道路運営/セメント生産/インフラ運営 不動産会社/食品メーカーなどの分野が注目です。
参考銘柄として2つあげさせて頂きます。(カッコ内はブルームバーグコード)

Ⅰ. ラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)

タイの大手発電会社。水資源の豊富な隣国ラオスに水力発電所を建設し、経済発展とともに慢性的な電力不足に悩むタイに電力を供給。ミャンマーで発電所建設を視野に入れている。

Ⅱ. ヨマ・ストラテジックHD(YOMA)

ミャンマーおよび中国において不動産開発、土地売却管理、土地や建物に関連したサービス、民間住宅不動産販売に従事するほか、農業、車のディーラーをてがけている。持ち株会社をシンガポール証券取引所に上場している。

また、その他の海外系のミャンマー関連銘柄には以下のようなもがあります。

セントラルプラザホテル(CENTL:TB) (ホテル運営/タイ企業/タイ上場)

バンコク・エキスプレスウェイ(BECL:TB) (高速道路運営/タイ企業/タイ上場)

サイアム・セント・ピーシーエル(SCC:TB) (セメント生産/タイ企業/タイ上場)

イタリアン・タイ デベロップメント(ITD:TB) (インフラ建設/タイ企業/タイ上場)

バンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BGH) (病院経営/タイ企業/タイ上場)

次に、関連する日本株のまとめをお届けします。

◯空輸関連

全日空空輸(9202)

国内線首位、国際線2位、アジア軸に拡大。エアアジア合弁や関空拠点のピーチで格安航空参入。

◯取引所開設支援

大和証券グループ本社(8601)

総合証券2位。12年4月に傘下2証券会社を統合。海外拠点の業務見直し。大幅に人員削減。

日本取引所グループ(8697)

東京証券取引所、大阪証券取引所が2013年1月に統合し誕生。海外取引所との提携を積極化。

◯農業関連

クボタ(6326)

農業機械、鋳鉄管とも国内トップ。建機、エンジンにも地盤。環境プラントは民需、海外を強化。

◯インフラ、プラント、商社関連

千代田化工建設(6366)

総合エンジン大手、三菱商事系。天然ガス液化施設(LNGプラント)では日揮と世界首位を争う。

電源開発(9513)

2004年に政府が民営化で株放出、電力卸が主。電源は石炭火力と水力中心、大間原発の建設再開。

日立製作所(6501)

総合電機・重電首位で事業広範囲。総合路線見直し、インフラ系重視の戦略に。海外事業を拡大。

伊藤忠商事(8001)

総合商社大手。非財閥系の雄。衣料や中国ビジネス強い。傘下にファミリーマート等の有力企業多数。

三井物産(8031)

三菱商事と並ぶ総合商社の雄。鉄鉱石、原油の生産権益量は商社首位。インフラ等にも強み。

丸紅(8002)

業界5位の総合商社。紙パルプ、穀物取扱高で首位。プラントや電力等でも強み。

◯生産拠点としてミャンマーを活用

ファーストリテイリング(9983)

世界4位のSPA大手。「ユニクロ」を世界展開。「ジーユー」「セオリー」も運営する。

旭化成(3407)

1922年創業の総合化学企業。化成品や繊維、住宅、建材、電子部材、医薬・医療など多様な事業分野を持つ。

ハニーズ(2792)

10~30代向けレディスカジュアル・服飾雑貨の製造小売り。SC中心に展開。中国出店を強化している。

味の素(2802)

調味料国内最大手。アミノ酸技術で医薬、飼料等多角化。海外で家庭用食品拡大。M&Aに意欲的。

伊藤園(2593)

茶葉製品・緑茶飲料最大手。傘下にタリーズコーヒーを持つ。

いすゞ自動車(7202)

国内トラック製造販売大手。海外販売に強み。

(ZUU online 編集部)

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