水泳を趣味として始める前に知っておきたいポイント

水泳を始める前には、適切な装備の準備と安全対策が必要だ。また初心者が陥りがちなミスとその対策についても知っておこう。

水泳を始める前に必要な装備とは?

水泳に必要な主な装備は、以下のようなものだ。

  • 水着
  • スイムゴーグル
  • タオル
  • キャップ
  • 耳栓 など

最初は、必要最低限のものからそろえ、慣れてきたら自分のニーズに合わせて追加しよう。

水泳における安全対策について

他の利用者への配慮、適切な休息時間の確保など安全対策を怠ってはならない。また初めての場所では、まずその場所のルールを確認しよう。一般的な注意事項としては、以下のようなものがある。

  • 入水前にシャワー浴を行う
  • スイミングキャップを着用する
  • 飛び込みや潜水は禁止のケースが多いため注意
  • 他の遊泳者の邪魔をしない
  • 監視員の指示に従う
  • 遊泳時間や遊泳方向を守る
  • 笛やメガホン、その他資材を使用しない
  • 睡眠不足や飲酒、疲労状態、空腹時、食事直後は泳がない
    (参考:日本赤十字社:「水の事故(遊泳時の注意)」)

水泳初心者が陥りがちなミスと対策

初心者が陥りがちなミスには、息継ぎのタイミングや体の位置の誤りなどがある。特に息継ぎは、水中で行うため、慌ててしまう人も多い。対策としては、まず浅い場所で息継ぎの練習を行うことが大切だ。また体の位置は、水平に保つことを意識しよう。水泳をする際に息継ぎがうまくいかないと苦しく感じる。

その主な原因は、水の中で十分に息を吐き出していないからだ。十分に息を吐かないと肺が風船のようにふくらんでいる状態となり、新たな空気を吸い込むことが難しい。そのため水中でしっかりと息を吐くように意識しよう。息継ぎには、リズムが必要で一定のリズムを保つことで息継ぎが楽になる。特に初心者には「吐く、吐く、吐く、吸う」という4拍子のリズムがおすすめだ。

このリズムを守ることで苦しくなりにくくなる。また息を吐く際には、鼻から息を出すことも重要だ。特に鼻が痛くならないようにするためには、顔を上げて息を吸う直前まで、つまり4拍子のうちの3拍目と4拍目の間に鼻から息を長めに出すのがポイントとなる。一定のリズムで鼻から息を出すためのアイデアとして、「鼻歌」を利用してみよう。

例えばチューリップの曲を口ずさみながら泳ぐと、自然と一定のリズムで息継ぎができる。鼻歌を利用することで自然なリズムで息継ぎができるようになり息継ぎによる苦しさを軽減できるだろう。