【目的別】経営者におすすめのマンガ
経営者がマンガを趣味にするメリットがあることが分かったところで、「目的別」に経営者におすすめのマンガの作品を紹介していこう。
「生き方や哲学」について学べるマンガ
新作映画も公開され改めて人気となった「スラムダンク」は、誰もが知る高校バスケットボールをテーマにした作品だ。主人公の桜木花道を始め、1試合1試合にかける選手たちの情熱は、挑戦心や反骨精神を持つことの重要性をいつも読者に思い出させる。
同名のジブリ新作映画としても話題となっている、児童文学者である吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」のマンガ版もぜひ手にしてほしい。生きるとは何か、という根本的な問いについて考えながら、自社の事業の方向性などに改めて思いを巡らせてみてはいかがだろうか。
「マネーや投資」について学べるマンガ
投資について学べるマンガは決して多くないが、筆頭として挙げられるのが「インベスターZ」だ。中高一貫校の投資部を舞台にした作品で、投資初心者も無理なく読める内容だ。
ドラマにもなった「正直不動産」では、不動産業界の裏側に焦点を当てた作品だが、不動産投資についての知識も多く得られる。
「企業経営」について学べるマンガ
企業経営に関するマンガを読みたいのであれば、「サラリーマン金太郎」シリーズや「島耕作」シリーズははずせないだろう。どちらも平社員から出世していく主人公の姿を描いており、その過程で経営者に必要な姿勢や考え方などに触れているシーンが多い。
また両作品とも、企業に属する1人の人間としてだけではなく、プライベートも含めて主人公のさまざまな葛藤が描かれており、読み応えは十分だ。
「歴史」について触れられるマンガ
歴史に触れられるマンガで人気の作品といえば、「キングダム」や「ゴールデンカムイ」がおすすめだ。
どちらの作品も史実が忠実に再現された完全ノンフィクションのマンガというわけではないが、キングダムは古代中国の春秋戦国時代の末期が舞台、ゴールデンカムイは明治時代の末期における北海道や樺太が舞台であり、歴史に関して学べる知識は多い。
読書が続かない人にもおすすめだが、「選ぶ」意識を
単純に「読書が続かない」「文字は苦手」という経営者にも、マンガはおすすめだ。小さい頃に読書の習慣がなく、大人になってからなかなか読書の習慣が続かないと悩んでいる人は少なくない。
ただしその場合、前述のようにしっかりと「何を得たいか」という目的を持って作品を選ぶ意識を忘れないようにしたい。ギャグ要素やエンタメ要素が強い作品は確かに楽しく読めてストレス解消にはなるが、経営者にとっての貴重な時間をそれらの作品に費やしすぎるのは考えものだ。
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文・一道