スコッチの代表的な銘柄の1つである「ラガヴーリン」は、独特な香りと深みのある味わいでウイスキーファンを魅了し続けています。

本記事では「ラガヴーリン」の特徴について、製法や歴史、SNSでの評価も交えながらご紹介します。

本記事が「ラガヴーリン」を味わうための一助となれば幸いです。

この記事の監修者

いのかず
(画像=「whiskeen」より引用)

いのかず

バーテンダー歴6年。どこかのチーフバーテンダー。家でもお酒を楽しんでもらいたいという想いから、ウイスキーやカクテルに関するコンテンツをWebで発信。

「ラガヴーリン」とは

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(画像=「whiskeen」より引用)

「ラガヴーリン」は、スコットランド・アイラ島で誕生した200年以上の歴史を持つシングルモルトウイスキーです。

スモーキーでクセのある味わいで、長期熟成銘柄がメインラインナップという希少性があります。

「ホワイトホース」のキーモルトとしても知られており、現在はいずれの銘柄もディアジオ社が所有しています。

アイラ島生まれのシングルモルト

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(画像=出典:Lagavulin Distillery | Lagavulin Whisky | Malts.com、「whiskeen」より引用)

「ラガヴーリン」は、スコットランドのアイラ島に位置する蒸留所で生産しています。

アイラ島といえば、ウイスキーファンにとって「スコッチウイスキーのビッグネームが連ねる有名な場所」というイメージがあるのではないでしょうか。

ラガヴーリン蒸留所は、アイラ島南側の玄関口であるポートエレン港から東、約4キロメートルに位置する戦艦を連想させる独特の建物です。

予約すれば蒸留所内の見学ができます。

アイラ島は美しい自然で知られており、特に蒸留所のあるラガヴーリン湾には数万羽の渡り鳥が毎年やってくることから、バードウォッチャーにとって聖地と称されていたようです。

名前の由来は「水車小屋のある窪地、湿地」

「ラガヴーリン」という名前は、ゲール語の「水車小屋のある窪地、湿地」という意味で、ピートが溶け込むソラン湖周辺の湿地帯に由来しています。

アイラ島の西部に広がる泥炭湿原は腰まで埋まるほどの深さで、場所によっては身動きが取れないこともあるようです。

ウイスキーの名前には、地域の風景や特徴を反映させることが多くありますが、「ラガヴーリン」という名前の由来も、代表例だといえます。