しっかりと筋肉がつきつつも、バランスよく引き締まっている身体は、スポーツマンとしてだけではなく、ビジネスパーソンとしても洗練されたイメージを相手に与えるものだ。特に「企業の顔」とも言える経営者は、見た目にしっかりと気を配りたい。

そこでおすすめしたいのが「トライアスロン」を趣味にすることだ。前述の「バランスよく引き締まっている身体」を手に入れるためにぴったりのスポーツだからである。刺激や興奮も多く伴うスポーツであり、熱血漢の経営者やストレスが溜まりがちな企業トップにも推奨できる。

目次

  1. そもそも「トライアスロン」とはどんな競技?
  2. 経営者も身体が資本、見た目も重要
  3. 「刺激や興奮の受け皿」としてのトライアスロン
  4. トライアスロンを始めるために必要な準備は?
  5. 初心者でも挑戦しやすい国内レースは?
  6. ぜひ選択肢の一つに
刺激や興奮が経営の原動力に 経営者がトライアスロンを趣味にする魅力とは?
(画像=Maridav/stock.adobe.com)

そもそも「トライアスロン」とはどんな競技?

そもそもトライアスロンとはどんな種目なのか。公益財団法人「日本オリンピック委員会」の公式サイトによれば、競技名は「3」という意味のラテン語の「トライ」と、「競技」という意味の「アスロン」が組み合わせたのが語源だという。

その語源通り、トライアスロンは「スイム」「バイク」「ラン」を連続で組み合わせた競技だ。それぞれの距離は大会によって異なるが、オリンピックの場合はスイムが1.5キロ、バイクが40キロ、ランが10キロで、合計タイムを競う。

ちなみに、トライアスロンにはスイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.2キロで争う鉄人レース「アイアンマン」というシリーズがある。

経営者も身体が資本、見た目も重要

話を経営者の視点に戻そう。

企業トップは常に心身の健康を保ちながら、事業を安定的に成長させていかなければならない。つまり「身体が資本」であり、日頃からスポーツに勤しむことのメリットは大きい。トライアスロンを趣味にすれば、自然と日々のトレーニングで身体を動かすことになる。

また冒頭にも触れたが、見た目も重要だ。特にトライアスロンを趣味にするメリットとして強調したい点が、上半身と下半身をバランスよく鍛えられることである。一般的に、ランやバイクでは下半身中心に身体が鍛えられるが、水泳もすることで上半身の筋肉もしっかりとつく。

「刺激や興奮の受け皿」としてのトライアスロン

トライアスロンはそのハードさゆえに、さまざまなスポーツの中でも特に刺激と興奮を伴うスポーツだ。体全体を酷使する分、ゴールしたときの達成感は非常に大きい。「なぜあんな過酷な競技をわざわざ……」と思われることも多いトライアストンだが、一度この達成感を味わうとやみつきになる。

この刺激と興奮を得られることが、経営者にとってプラスに作用することが結構多い。経営者の中には、常に刺激や興奮を求める人が少なくない。そのことが企業を成長させる原動力になるわけだが、安定的な成長を目指すフェーズではこの性格が災いすることもある。

すなわち、刺激や興奮を求めすぎることで過剰な新規投資をし、それまでの儲けをご破算にするくらいの失敗をすることもある。そんなとき、トライアスロンは経営者の刺激や興奮に対する欲の受け皿となってくれる。