栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
(画像=「Moto megane」より引用)

歴史あるバイクの実車や、当時のマニアックな資料などを見て楽しめる施設。
それがバイクの博物館!

バイク好きにとっては夢のような場所ですね。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
サブロー(画像=「Moto megane」より引用)

こんにちは! ライターのサブローです。
今回は栃木県の「ホンダコレクションホール」を紹介します。

ホンダコレクションホールって何?

栃木県のモビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)内にあるホンダの博物館です。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
3階建ての広々とした施設(画像=「Moto megane」より引用)
栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
旧ホンダウイングのロゴが歴史を感じさせる(画像=「Moto megane」より引用)

長い歴代の中で生まれてきたホンダの名車・希少車が展示されていて、その数なんと約300台(二輪・四輪・汎用品を含む)。
初代のスーパーカブC100からMotoGPマシン・RC213Vまで見ることができます!

当時のくわしい資料も多数展示されているので、バイク知識が豊富な人でも「え? そんなエピソード知らなかった…」と新しい発見ができるはず!

【アクセス/料金】

モビリティリゾートもてぎ/1,200円

ホンダコレクションホール/ 無料

駐車料金/バイク500円・クルマ1,000円

※ レースやイベント開催時は料金が異なる場合があります

バイクで行けば1,700円!

ちなみにボクはイベント開催日だと知らずに入場して2,900円かかっちゃいました!
一緒にイベントも楽しめてよかったんですけどね。

コレクションホールだけ見学したい人は事前に調べておきましょう!

個人的に目を奪われたマシンたち TOP3【市販車編】

ホンダコレクションホールは、2階が市販車、3階がレース車両の展示コーナーとなっています。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
市販車コーナー(2階)(画像=「Moto megane」より引用)
栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
レース車両コーナー(3階)(画像=「Moto megane」より引用)

ただ、台数が多くて全てを紹介することはできませんので、「これはスゴい!」とボク個人が目を奪われた車両のTOP3を紹介します。

まずは市販車編から!

1位/白いタンクに赤いエンジン【カブF型】

言わずと知れた(?)スーパーカブの始祖。
1952年に発売されたカブF型です。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
白い部品が燃料タンク、赤い部品がエンジン(画像=「Moto megane」より引用)

これは正確にはバイクではなく、自転車に取り付ける補助エンジンとその関連部品です。
現代でいう電動アシスト自転車のようなものでしょうか。

エンジンは50ccの2ストローク。

この機構も素晴らしいですが、おもしろいのは販売方法です。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
白い部品が燃料タンク、赤い部品がエンジン(画像=「Moto megane」より引用)

当時、ホンダは全国に5万軒ある自転車店に手書きのダイレクトメールを1通ずつ送り、カブF型に関心をもってくれたお店へ段ボールに詰めた製品を個別に発送・販売するという革新的な戦略をとっていました。

これが大ヒットし、そこからスーパーカブの歴史が始まります

今考えるとメチャクチャな商法ですが、こういうホンダの情熱とチャレンジ精神は胸を熱くさせてくれますね。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
当時は発送の資材に段ボールが使われることは珍しかったそうです(画像=「Moto megane」より引用)

なお、燃料タンクが白く、エンジンが赤いことから「白いタンクに赤いエンジン」のキャッチコピーがつけられました。

ホンダのイメージカラーが赤と白なのはここから来ているのだとか。

2位/打倒2ストローク!!【VT250F(とRZ250)】

ホンダが誇る名機中の名機、VTシリーズ。
ボクは最後発のVTR(99年式)しか乗ったことがありませんが、これまで乗ってきたバイクの中でダントツで(1番かも?)面白い1台でした。

その祖先にあたるバイクがVT250Fです。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
ザンザスやスパーダ、VTRといった名車が生まれたのはVT250F(右)のおかげ。ご先祖様ありがとう!(画像=「Moto megane」より引用)

1980年代、ホンダはレースにおいて4ストロークエンジンで2ストに勝つことをテーマとしており、楕円ピストンを採用した競技専用車・NRを開発していました。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
ホンダ・NR500
(引用:本田技研工業)(画像=「Moto megane」より引用)

そして競争ステージはレースだけでなく市販車にも拡大。

そんななか、ヤマハから発売された2ストロークスポーツ・RZ250(1980年)が大人気モデルに。
その2年後の1982年、NRの技術を含む新機軸を多数盛り込んだ、4ストロークマシンが登場します。
それが、打倒RZとして発売されたVT250Fです。

当時のワインディングやサーキットはRZとVTだらけ。
その2台が競う姿はまるでホンダ(4スト)vs.ヤマハ(2スト)の代理戦争のようだったとか。
残念ながらボクがバイクに乗り始めたころはその光景を見ることはできなくなっていましたが、宿命のライバル関係にある2台が並ぶ姿をまさかこんな所で見られるとは!

ちなみにライバル関係の2台といえば、こんなバイクも展示されていました。

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
ホンダ・ドリームCL250(左)とヤマハ・トレール250DT-1(画像=「Moto megane」より引用)
栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
ホンダ・CBX400F(左)とカワサキ・Z400FX(画像=「Moto megane」より引用)

3位/クルマに乗せてドコ行こう?【モンキー&モトコンポ】

バイクをクルマに積んで走るワクワク感ってありますよね?

それもワンボックスカーとかじゃなくて普通車に積む! そこにロマンを感じませんか?
そんなロマンあふれる夢を実現してくれるバイクがモンキーとモトコンポです!

栃木県の「ホンダコレクションホール」に行ってみた!【市販車TOP3】
歴代モンキーが勢ぞろい! でもなぜかこの日はモンキーバハとモンキーRの展示はナシ…(モンキーRTはありました)(画像=「Moto megane」より引用)

知っている人には今さら説明不要ですが、モンキーとモトコンポはハンドルが折りたためるので、クルマのわずかな荷室に積載できるんです。

しかもモトコンポはハンドルだけでなくシートまでたためて、さらに横倒しにしてもキャブや燃料タンクからガソリンが漏れないように工夫がされているという徹底ぶり。

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ホンダ・シティに積載することを想定して開発されたモトコンポ(画像=「Moto megane」より引用)

乗り物に乗り物を積載するという最高にムダな行為なんですが、そのムダが楽しいと思うんです。
ボクもモンキーを買ってチャレンジしようと計画中なんですが、実際にモンキーやモトコンポをクルマに積んでいる(いた)人っているんでしょうか?

経験のある方がいたら、ぜひコメント欄で教えてください。

次の記事では「レース車両TOP3」をご紹介します!


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