【ナンバープレートの見方 4】4桁の数字は個別番号。自分の希望の数字にすることも可能
ひらがなの後にくるのが4桁からなる数字、ナンバープレートでも一番大きく表記されているこちらが「個別番号」と呼ばれる、ナンバープレートのなかで一番車に個性を与えているものになります。
この個別番号、昔はランダムで選ばれておりましたが、分類番号が3桁に増えたことに伴い、1998年5月に一部地域で、1999年5月には全国で希望制ナンバープレートが導入され、自分の好きな番号を選んでつけることができるようになりました。
たとえば、自分や家族の誕生日や、結婚記念日などの大切な日、縁起のいい語呂合わせなど、自分の好きな理由で好きな番号をつけられます。ナンバープレートの個別番号を希望する番号には、車を購入する際などに車屋さんに一緒にお願いしている方が多いかもしれませんが、自身で変更手続きを行うことも可能です。
ただし、1桁番号やゾロ目、「223(富士山)」などは人気のある番号になるため、抽選となり希望が通らない場合もありますので、第2や第3の候補を考えておきましょう。下記の13通りの番号は特に人気のため、全国一律で抽選対象となる番号となっています。
全国一律の抽選対象希望番号
1 / 7 / 8 / 88 / 333 / 555 / 777 / 888 / 1111 / 2020 / 3333 / 5555 / 7777 / 8888
全国一律で抽選対象となる希望番号の他に、特定の地域で追加されている抽選対象希望番号や軽自動車の特定地域に限って追加されている抽選対象希望番号もあります。
ナンバーが抽選となる場合は、インターネットで希望ナンバーを予約申込し、抽選は毎週月曜日に行われ抽選結果がメールで届きます。図柄入りのご当地ナンバーについては、後述します。
「ナンバープレートの色」によっても種類や用途が違う
ナンバープレートは、車の種類や用途によってナンバープレートの色も分別されています。街中を運転していると、まれに珍しい色をしたナンバープレートを見かけることがあるかと思いますが、車の種類や用途によって異なるナンバープレートを設置しています。
ナンバープレートの色は、下記のように分類されます。
- 白色:普通自家用車・商用車
- 緑色:普通事業用車
- 黄色:軽自動車自家用車・商用車
- 黒色:軽自動車事業用車
商用車は救急車や消防車、キッチンカーなど車に働く機能がついている車を指します。人は文字よりも色の方が情報として早く認識して入ってきやすいという特徴もあり、パッとみることの多い周囲の車のナンバープレートも、色の違いで種類や用途の違いをすぐに判断することができるのです。
「仮ナンバー」等、特殊な用途のためのナンバープレートも
世の中には、あまりみかけない特殊な色のナンバープレートが存在します。
まず、東京都心を走行していると、たまに青色の特殊なナンバープレートを見かけますが、こちらは外交官の方が使用する車に付与されています。通常の車が国土交通省の管轄なのに対して、青色のナンバープレートの車は外務省の管轄になります。そのため、交通違反が適用されないことがあり、自動車税も免除されていたりします。
白色のナンバープレートに赤色の斜線が入っている車もまれに見かけます。こちらは「仮ナンバー」と呼ばれる臨時運行許可番号漂になります。仮ナンバーは、本来なら車検切れなどで公道の走行が許されていない車に対して、継続検査を受けるためなどの理由により一時的に公道を走行するために使用されるナンバープレートです。
仮ナンバーの使用は1回限りで、仮ナンバーが交付、付与された車は、許可を受けた出発地〜経由地〜目的地を走行しなくてはなりません。また、期間や目的も事前に申請して許可されたことのみ使用ができます。