【ナンバープレートの見方 2】地名横の数字は、車の種類や用途によって分かれている
地名の次に2〜3桁の数字がきます。昔は2桁が主流でしたが、車の台数が増えたこともあり2000年前後から3桁のナンバープレートが増えはじめて、現在では3桁が主流になってきました。
ナンバープレートでいう右上に記載される数字は「自動車の種別による分類番号」と呼ばれていて、車の種類や用途によって番号が分かれています。分類は主に、数字の最初の桁でされています。
自動車の種別による分類番号
- 普通貨物自動車:1 / 10~19 / 100~199
- 普通乗合自動車:2 / 20~29 / 200~299
- 普通乗用自動車:3 / 30~39 / 300~399
- 小型貨物自動車:4 / 6 / 40~49 / 60~69 / 400~499 / 600~699
- 小型乗用自動車、乗合自動車:5 / 7 / 50~59 / 70~79 / 500~599 / 700~799
1は大型トラックのような物流用の車、2は乗車定員が11名以上のバスのような車、3は乗車定員が10名以下の普通乗用車になります。また、4〜7の小型自動車には軽自動車をはじめ、ミニバンやコンパクトカーなども含まれます。
私はマイカーでトヨタのアクアを所有していますが、アクアはコンパクトカーになるため分類番号は5からはじまる番号となっています。また、近年は車の台数が増えてきたことに伴い、数字だけでは分類番号を分けるのが限界にきていることもあり、一部の桁でアルファベットが使用されることもあります。
【ナンバープレートの見方 3】ひらがなは車の用途によって区別されている
分類番号の後にくる、ナンバープレートの左下に表記されるひらがな1文字も、車の用途によって区別される、れっきとした意味のある文字です。「お」を抜いた、あ〜か行と「を」は事業用車につけられています。物流トラックや観光・路線バス、タクシーなどがこちらに当てはまります。また、事業用車はナンバープレートの色が緑色になっています。
「わ」と「れ」は貸渡用の車になります。主にレンタカーやカーシェアの車がそれに当てはまります。どちらかというと「わ」の方が多くみかけますが、「れ」も近年では増えています。
それ以外の文字が自家用車、つまり一般車として使用されるひらがなになります。ただし、死を連想させる「し」や発音のしにくい「ん」など、一部使用されていない文字も存在します。ナンバーで使用されないひらがなは他に、「お」と「へ」があり、「お」は他の文字との見間違えを防ぐためで、「へ」は屁を連想させるためという理由です。