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(画像=株式会社Mecbee Planet)
千葉 知裕(ちば ともひろ)
株式会社Mecbee Planet代表取締役社長
公認会計士。
1986年生まれ。
2010年4月、大手監査法人に入所
2018年10月、Macbee PlanetにIPO責任者として入社
2019年 3月、取締役経営管理本部長に就任
2020年 3月、東証マザーズに上場を達成
2021年12月、代表取締役社長就任(現職)
株式会社Mecbee Planet
Macbee Planetはデータを活用したマーケティング支援をしています。 ユーザーの利用金額・継続期間を最大化するために、データを駆使したデジタルマーケティングのことをLTVマーケティングと定義しています。 ※LTV(Life time value:顧客生涯価値) LTVデータを解析して、成果報酬型で集客をするサービスを提供するAC( アナリティクスコンサルティング )事業と、 LTV向上を支援するプロダクトを提供するMT(マーケティングテクノロジー)事業を通じてマーケティング活動を支援しています。

まずは、これまでの事業の変遷についてお話しください。

当社、株式会社Mecbee Planetは、2015年に創業しました。初代社長により立ち上げられ、 “LTVマーケティング”という独自手法で、Webマーケティング支援をしています。インターネットで販売促進や集客、知名度向上を目指す企業に対し、消費者が生涯でどれだけ利益をもたらしてくれるかを示す「LTV Life Time Value 顧客生涯価値)」を予測し、適切なプラットフォームと消費者への広告配信を行うことで、広告の費用対効果を最適化するというコンセプトでインターネット広告市場を開拓し、現在も成長を続けている企業です。

株式会社Macbee Planet
(画像=株式会社Macbee Planet)

私自身は、2018年に入社しております。元々は公認会計士のバックグラウンドを持ち、IPOを専門にやっておりましたが、その中で自分の中のIPO軸をもっと柱にしていきたいという考えから上場責任者と言う形でこの会社にジョインしました。 当社が上場を果たすべく取り組んだIPOへの道のりは厳しいものでしたが、2020年3月にそのミッションを成功させることができました。上場後、私は二代目の社長として就任し、IPO成功という単一目標から、企業全体の発展と継続的な成長というミッションへと大きくシフトしました。

私自身、上場後はCFOの立場として会社の成長に寄与していこうと考えていたのですが、社長になると、もっと広い視野を持って事業全体、ひいては会社全体を引っ張って行かなければいけないということで意識の変革を行っていかなければいけないと感じていました。

その経験の中で、感銘を受けた書籍とその理由について教えてください。

私が特に影響を受けた一冊といえば「論語と算盤」です。この書籍の中で「道徳と利益の両立」という経営の心持ちを学び、感銘を受けました。

「論語と算盤」は、道徳的な観点とビジネスの観点が両立しながら、互いに調和を保つことの重要性を強調しています。つまり、経営者として、ただお金を稼げばいいという考えではなくそのプロセスにおいて倫理的な行動を欠かさずに、正しい価値を社会に提供をすることで、企業としての利益を獲得していき、成長につなげるということです。企業が利益を追求することは当然ですが、その過程で社会的な責任を放棄してはなりません。まずはしっかりとした価値を世の中に与え、そこで信頼を得て初めて売上げという形になり、さらに価値を提供していくという利益と信頼や倫理の両立が企業経営において最も重要な視点であると深く認識しています。

ビジネスの結果として利益を追求するだけでなく、その過程自体にも意義があるという認識は、企業が持続的な成長を達成するために必要な視点だと考えています。

そのような読書体験が、具体的にどのように仕事に生かされていますか?

私が「論語と算盤」から学んだ考え方は、経営の観点だけでなく、組織運営や人材開発にも活かされています。

道徳と利益を両立させるという考え方は、私たちの組織文化やコミュニケーションの礎になっています。Macbee Planetでは4つの価値観を定めていますが、全てのメンバーがこれらの価値観を共有し、具体的に行動するための指針としています。 その一つに「幸せをまく」という価値観があります。 短期的な収益だけを追い求めることは簡単ですが、中長期的な成長には繋がっていかないと考えています。利己的な考えではなくて、利他の精神で幸せという種を少しずつまいていき、そのまいた種が大きく成長することで結果として企業が成長していく、そんな考えを持っています。

これらの価値観は、従業員一人ひとりが自己実現を追求する一方で、チームとしての連携と組織の目標達成にも繋がる指針にもなっています。これにより、組織全体としては利益の追求という目標に向かいつつも、個々の従業員は自らの成長と自己実現に向かって努力することができます。

また、私たちは、従業員一人ひとりが自分のスキルを磨くだけでなく、自己の行動が他者や組織にどのような影響を与えるかを理解することも重視しています。その結果、個々の従業員は自身の仕事に対する熱意と責任感を持ちつつ、同時に他者と協調して働く能力も身につけています。

こういった本から得た知見は、企業の目標を達成するためだけでなく、社会的な価値を創造や、社会全体に対する貢献を目指す我々の使命にも大きく影響しています。

経営において重要としている考え方を教えてください。

私は「道徳と利益の両立」を経営における基本的な考え方として大切にしています。 前述した通り、この考え方は、私たちのビジネスモデルや社内のマネジメント、人材開発に至るまで多方面に影響を与えています。社員一人ひとりが仕事に対してどのように向き合うべきか、あるいは会社全体がどのような価値を顧客に提供するべきか、といったことが具体的な行動指針の基盤になっています。

同時に、一人ひとりのリーダーシップと個々の責任に大きな重要性を置いています。経営者としての私自身、そしてリーダーとしての役割を担う各マネジャーが、組織全体を指導し、それぞれの役割を果たすことで成果を出すことを期待しています。 あくまで会社は個々の集合体という風に考えていて、個々人が一番活躍できる環境づくりが会社では必要と思います。 個々人がスキルアップして、成長する事が、組織全体の利益に結びつき、結果として会社の価値を高めることになります。

こういった考え方が、個々の問題解決から大規模な事業戦略まで、会社のあらゆるレベルで取り組むべき課題に対して指針になっています。

御社の未来構想や従業員への期待について教えてください。

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(画像=株式会社Macbee Planet)

我々の実現したい世界は、我々の提唱する“LTVマーケティング”でインターネット広告業界を転換していくという事を思い描いています。その中で「トリプルサウザンド」と言う3つの1000「時価総額1000億円、売上1000億円、平均年収1000万円」をマイルストーンとして設定しています。その達成のためには、会社ができる価値提供を今まで以上に行うことで市場価値を更に高め、更なる成長を続けることが重要だと考えています。 具体的には、社会への価値提供だけではなく、社内に対しては従業員一人ひとりがその才能やスキルを最大限に活かし、同時に自己成長を促進することができるようなキャリアパスを提供します。また、働きがいのある職場環境を整え、従業員が労働に対して満足感を感じられるようにすることも大切にしています。

私たちが求める従業員は、自身の成長と会社の成功を両立させる情熱とスキルを持つ人材です。我々のビジョンに共感し、その達成に全力を注いでくれることを期待しています。 そして、その実現のために、道徳と利益を両立させるという基本的な考え方を持って、自身の仕事に反映させて欲しいなと思います。

氏名
千葉 知裕(ちば ともひろ)
会社名
株式会社Mecbee Planet
役職
代表取締役社長