この記事は2024年6月18日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年6月18日(火)の午前12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
ここ最近の米ドル/円に関してだが、何度も158円レベルで頭を抑えられていることから、どうしてもこのレベルにステルス(覆面)介入のようなものがあるのではないかと思ってしまう。もし当局ではないにしても、たとえばGPIFや簡保など準公的な機関を使った、上昇を止める玉が入っているのではないかという気がする。
来週28日(金)に日銀の外国為替平衡操作の実施状況が公表されるため、6月中に介入があったかどうかはわかる訳だ。また実際に介入があったのではないかと思っている日としては、14日(金)や昨日17日(月)辺り。
しかしながら、日次ベースの介入実施額等の詳細公表は四半期に一度のため、8月初旬まで待たなければわからない。6月に入ってからは5月のように介入の噂は出てきていないものの、もし6月にも介入実施された事実があれば、当局がステルス介入で止めようとしていたかどうかもわかる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、155.00~159.00円。介入がなければ155円までは下がらないとは思うが、戦略的については、下がったところ、155円後半から156円前半で買いたいと思っている。ただ、なかなかここまではそう簡単には下がらないだろう。
また本日18日(火)限定で考えれば、158円手前は全く買う気はないが、もし157.15~157.25円付近まで下がれば買うというスタンス。そうでなければ、買いで入れそうなところの様子見をしたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。