新NISAで証券会社は変更できるのか?注意点やメリット・デメリットなどを解説

NISA口座は、年単位で証券会社を変更できます。

NISA口座を開設したけれど、現在利用中の証券会社の使い勝手が悪く、もっと良いサービスを提供している証券会社に口座を移したいと考えている人向けの記事です。

証券口座変更の手続き方法やメリット、デメリット、注意点を解説します。

現在NISA口座の証券会社を変更したいと考えている人は、参考にしてください。

結論からいうと、NISA口座の証券会社を変更することは可能です。

しかしNISAの変更できるのは、1年ごとになります。

手続きができるのは、変更したい年の前年10月1日から当年9月末までに手続きを完了させる必要があるため、当年の非課税枠を利用している場合は証券会社の変更ができません。

  1. 証券会社変更は1年単位でOK!
  2. NISAの証券会社を変更するメリット
    1. 選べる金融商品が多くなる
    2. 取引手数料がかからなくなることも
    3. ポイントがお得に貯められる
    4. 口座開設キャンペーンが適用される
  3. NISAの証券会社を変更するデメリット
    1. 手続きに時間がかかり取引タイミングを逃すこと
    2. 金融商品の移管ができない
  4. 証券会社を変更する前の注意点
    1. NISA口座は1人1口座しか作れない
    2. NISA口座の手続きには1ヵ月程度かかる
    3. NISA口座の変更は年に1回・10月1日から
  5. NISAの証券会社を変更する手順
    1. 1.現在NISAを利用中の証券会社で手続きを行う
    2. 2.新しい証券会社への申し込みを行う
    3. 3.書類を送付する
    4. 4.NISA口座の開設が完了
  6. NISA口座の変更におすすめの証券会社の選び方
    1. ポイントで選ぶならauカブコム証券とマネックス証券
    2. 外国株式の取扱数で選ぶならSBI証券
    3. 取扱投資信託の本数で選ぶならSBI証券
    4. IPO実績・抽選方法で選ぶなら松井証券とマネックス証券
    5. ロボアドバイザーで選ぶならマネックス証券
  7. NISA口座の変更に関するQ&A
    1. NISAの証券会社を変更するタイミングは?
    2. NISAの証券会社を変更するデメリットは?
    3. 証券会社を変更するとNISAで保有している株や投信はどうなる?
  8. まとめ|自分に合った証券会社を選んでNISAをもっとお得に活用しよう

証券会社変更は1年単位でOK!

証券会社の変更は、年に1度可能です。

ただし変更の手続き時期によって、NISA口座の対象年度が変わるので注意しましょう。

NISA口座を今年利用している場合、今年はNISA口座の証券会社変更はできません。

その場合、来年のNISA口座から証券会社が変更されます。

【証券会社変更のスケジュール】

変更届の受付 当年のNISA利用 変更届の受付可否 NISAが変更される年
2024年1月1日~9月末 あり × 変更
できない
なし 2024年
2024年10月1日~12月末 あり 2025年
なし 2025年
(2024年4月5日作成)

証券会社の変更手続きは、4ステップかかります。

  1. 変更前の金融機関で「勘定廃止通知書」もしくは「非課税口座廃止通知書」を請求
  2. 変更先の金融機関の証券口座を開設
  3. 「勘定廃止通知書」もしくは「非課税口座廃止通知書」とNISA口座開設届出書、本人確認書類を郵送
  4. 書類が税務署で審査され、問題なければ証券会社の変更が完了

これらの手続きは、変更先での必要書類受付が2024年9月30日までに完了しなかった場合、2024年のNISA口座は利用できません。

そのため、余裕をもって手続きするようにしましょう。

NISAの証券会社を変更するメリット

NISAの証券会社を変更した場合、主に以下のようなメリットがあります。

選べる金融商品が多くなる

取り扱っている金融商品を豊富な証券会社に変更することで、選べる金融商品が多くなるメリットがあります。

とくにNISA口座を銀行で開設した人は、数本の投資信託しか購入できず株式には投資できません。

しかし証券会社に変更することで国内外の株やETFに投資できるようになります。

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つが併用可能です。

そのため、取り扱っている金融商品が豊富な証券会社に変更したほうが選択肢を広げることができるでしょう。

なお、金融商品の取り扱いは金融機関によって異なるため、変更先の証券会社は金融機関の変更前に注意して選びましょう。

【各証券会社の取扱投資信託本数】

証券会社 取扱投資信託本数
SBI証券 ・投資信託:2,579件
・成長投資枠:1,193件
・つみたて投資枠:224件
楽天証券 ・投資信託:2,558件
・成長投資枠:1,149件
・つみたて投資枠:222件
マネックス証券 ・投資信託:1,796件
・成長投資枠:1,128件
・つみたて投資枠:219件
auカブコム証券 ・投資信託:1,796件
・成長投資枠:1,034件
・つみたて投資枠:220件
松井証券 ・投資信託:1,874件
・成長投資枠:1,094件
・つみたて投資枠:224件
※2024年4月17日時点

投資信託の取扱数が多いのはSBI証券、次いで楽天証券となっています。

とはいえ投資信託は、メジャーな銘柄であればどの証券会社でも取り扱っている傾向のため、安心してください。

また、つみたて投資枠で購入可能なインデックスファンドは特定指数に連動するものなので、どの銘柄を買ってもあまり値動きに差はありません。

\投資信託の取扱本数最多!/

取引手数料がかからなくなることも

証券会社のなかには、NISA口座の取引手数料を無料にしているところもあるため、取引手数料がかからなくなる点もメリットの一つです。

つみたて投資枠の投資信託は、買付手数料が無料なのであまり気にしたことがない人も多いかもしれません。

しかし、成長投資枠で買付できる国内外の株式やETFは手数料がかかります

手数料はコストですから、低く抑えられるに越したことはありません。

証券会社によっては、NISA口座での取引が無料のところもあるので検討してみてください。

手数料については、キャンペーン期間中のみ無料であったり、買付時のみ無料で売却時は手数料がかかったりするなど条件があるケースもあるため、事前によく確認しておきましょう。

【各証券会社のNISA口座での手数料無料対象】

SBI証券・国内株式:買付・売却無料
・単元未満株:買付・売却無料
・投資信託:買付無料
・外国株式:米国株式、海外ETF(米国・中国・韓国)買付手数料のみ無料
楽天証券・国内株式:買付・売却無料
・単元未満株:買付・売却無料
・投資信託:買付無料
マネックス証券・国内株式:買付・売却無料
・単元未満株:買付無料、売却全額キャッシュバック
・投資信託:買付無料
auカブコム証券・国内株式:買付・売却無料
・単元未満株:2024年5月末まで手数料全額キャッシュバック、6月以降は無料化予定
・投資信託:買付・売却無料
・外国株式:米国株式の売買手数料無料
松井証券・国内株式:買付・売却無料
・投資信託:買付・売却無料
・外国株式:米国株式の売買手数料無料
(2024年4月5日作成)

外国株式は買付のみ無料としている証券会社が多いようです。

auカブコム証券だけは、単元未満株や米国株の売買手数料まで無料になっています。

\NISA口座での取引無料サービスが多いのはauカブコム証券/

ポイントがお得に貯められる

証券会社の提供しているサービスが、より自分に合っていれば効率的な運用が期待できます。

例えば、つみたて投資枠の投資信託をクレカ決済できる場合、証券会社によってはポイントが貯まります。

こうして貯まったポイントを投資に活用すれば、より効率的に運用できるでしょう。

各証券会社のクレカ決済と対応しているポイントをまとめたので参考にしてください。

(2024年4月5日作成)

年会費が無料のクレジットカードで還元率が1%以上となるのは、マネックス証券とauカブコム証券です。

\ドコモとの提携でdカード決済やdポイント付与予定!/

\年会費無料のau Pay カードで1%の還元率!au経済圏ユーザーならここ!/

加えて、つみたて投資枠での投信買付は、一度設定すれば自動で買い付けされます。

投資信託のほかに、単元未満株や海外のETFを定期買付できるサービスを導入している証券会社もあります。

【各証券会社が取り入れている定期買付サービス例】

SBI証券・米国株式・ETF定期買付サービス
楽天証券・国内株式積立「かぶツミ」
・米国株式自動買付「米株積立」
マネックス証券・米国株定期買付サービス
auカブコム証券・日本株式積立「プレミアム積立プチ株」
(2024年4月5日作成)

楽天証券は、国内株式と外国株式、どちらも定期買付サービスがあります。

「日中は忙しく売買のタイミングを逃してしまう」という人は、こうした定期買付サービスの利用がおすすめです。

\国内株式も米国株式も定期買付サービスあり!/

口座開設キャンペーンが適用される

証券会社によっては、口座開設キャンペーンが適用されて、お得なサービスを受けられる場合があります。

以下の表で2024年4月に開催されている各証券会社のキャンペーンをまとめたので、参考にしてください。

【2024年4月に開催中の証券会社キャンペーン】

SBI証券・SBIセレクトの投資信託を購入すると、最大10万円が当たる
楽天証券・NISA口座開設と取引条件達成で2,000ポイントが付与
・NISA成長投資枠での取引条件達成で最大200ポイント付与
マネックス証券・クイズに正解+NISA口座を開設+アンケート回答でdポイントが4,200ポイント付与
・2023年10月以降にNISA口座を開設で投信積立の還元率が最大2.2%に
auカブコム証券・NISA口座を開設し投信取引でPontaポイントが最大5,000ポイント付与
松井証券・NISA口座を開設しクイズに正解すると松井ポイントが最大2,000ポイント付与
・NISA口座とMATSUI Bank開設と取引で松井ポイント1,500ポイント付与
(2024年4月5日作成)

各キャンペーンには申込期間があるため、注意しましょう。

基本的にNISA口座の証券会社変更は、1ヵ月程度かかるため、余裕を持って手続きするのがおすすめです。

NISAの証券会社を変更するデメリット

NISAの証券会社を変更する場合は、以下のようなデメリットもあるので確認しておきましょう。

NISAの証券会社を変更するデメリット

手続きに時間がかかり売買のタイミングを逃してしまうことも

変更前のNISA口座の金融商品は移管できない

手続きに時間がかかり取引タイミングを逃すこと

NISAの証券会社変更には、手続きに時間がかかるため売買タイミングを逃してしまうことがあります。

手続きには、変更前の証券会社で必要な書類を請求し変更後の証券会社へ提出が必要です。

その後、税務署による審査などがあるため、証券会社の変更には1ヵ月程度かかると認識しておきましょう。

その間、NISA口座での買付はできません。

また、つみたて投資枠の自動積立などは一時停止しておく必要があります。

とくに成長投資枠は、自分で売買のタイミングを計る必要がある口座です。

場合によっては「手続き中に相場が下がって絶好の買付チャンスを逃す」ということも考えられます。

金融商品の移管ができない

変更先の証券会社へ金融商品の移管はできません

変更前の証券会社で保有しているNISA預かりの商品は、変更先の証券会社へ移管できないため、そのまま以前の証券会社で保管されます。

どうしても移管したい場合は、特定口座や一般口座での預かりとなり、課税扱いになるので注意しましょう。

NISA口座内の金融商品の移管はできませんが、メリットがなくなるわけではありません。

変更前の証券会社でNISA預かりとなっている金融商品も非課税期間は継続します。

証券会社を変更する前の注意点

NISAの証券会社を変更する前に知っておきたい注意点を解説します。

主な注意点は、以下の3つです。

NISA口座は1人1口座しか作れない

NISA口座は、すべての金融機関のなかで1人1口座しか開設できません

同一人物が、SBI証券、楽天証券、マネックス証券に通常の証券総合口座を複数開設することは可能です。

しかし、NISA口座をSBI証券に持っていた場合、楽天証券やマネックス証券でNISA口座を開設することはできません。

なお新NISAでは「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つが併用できます。

ただし、「つみたて投資枠はSBI証券」「成長投資枠はマネックス証券」など別々の証券会社で分けて開設することはできません。

また変更前のNISA口座で買付して保有している商品は、変更先の証券会社に移管できない点も注意が必要です。

もちろん非課税期間終了までは変更前の証券会社で、そのまま買付した商品は保有できるので安心してください。

NISA口座の手続きには1ヵ月程度かかる

NISA口座の手続きには、1ヵ月程度かかる点に注意しましょう。

上述したように証券会社を変更するには、以下の4ステップをクリアする必要があります。

  1. 変更前の証券会社で「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を発行
  2. 変更先の証券会社で口座を開設しNISA口座開設に必要な書類を受け取る
  3. 変更先の証券会社へ「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」と、NISA口座開設届、本人確認書類を郵送する
  4. 税務署の審査が完了すれば、証券会社の変更手続きが完了

書類の発行や郵送手続き、税務署による審査などで1ヵ月程度かかります。

手続き中は、NISA口座での買付や売却はできないため、余裕を持って手続きしましょう。

NISA口座の変更は年に1回・10月1日から

NISA口座の変更は、年単位で年1回です

変更したい年の前年10月1日から、変更したい年の9月30日までに手続きをします。

金融機関を変更するタイミングは、以下のとおりです。

【2024年に新NISAの証券会社を乗り換えしたい場合のスケジュール】

手続き期間 NISA口座が
利用できる年
2023年10月1日~2024年9月末 2024年~
2024年10月1日~2025年9月末 2025年~
(2024年4月5日作成)

2024年4月中に手続きをすれば、今年から新しい証券会社でNISA口座が利用できます。

しかし今年度に1度でもNISA口座を利用していると、NISA口座の変更はできません。

例えば2024年にNISA口座で買付をしていると、2024年度はNISA口座の変更が不可になります。

この場合は、2024年の9月中に変更前の証券会社でのつみたてやスポット購入を停止して同年10月1日に変更手続きを開始し、2025年度分からNISA口座を変更することになります。

NISAの証券会社を変更する手順

NISAの証券会社を変更する手順を具体的に解説します。

いきなり変更後の証券会社にNISA口座を開設しようとしても「他の証券会社でNISA口座を開設しているのでできません」と断られてしまうので注意しましょう。

NISAの証券会社を変更する手順は以下の通りです。

1.現在NISAを利用中の証券会社で手続きを行う

現在利用している証券会社に連絡し、NISA口座の廃止手続きを行います。

この際、「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」という書類を受け取ります。

この書類は、新しい証券会社に提出する際に必要となります。

2.新しい証券会社への申し込みを行う

新しい証券会社でNISA口座の開設手続きを行います。

一般的に、以下の書類が必要になります。

  • 勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書
  • 本人性の確認書類(運転免許証や住民票など)

なお、証券会社によって必要な書類が異なる場合があるので気をつけてください。

3.書類を送付する

揃えた書類を新しくNISA口座を開設したい証券会社に送付します。

証券会社は提出された書類を審査し、口座開設の可否を決定します。

4.NISA口座の開設が完了

審査に通過し完了すると、新しい証券会社から口座開設完了の通知が届きます。

なお、証券会社によって手続きが異なる場合があるので、必ず各証券会社のホームページなどで詳細を確認してください。

NISA口座の変更におすすめの証券会社の選び方

NISA口座の変更先におすすめの証券会社を5つの項目から紹介します。

ポイントで選ぶならauカブコム証券とマネックス証券

NISAのつみたて投資枠では、クレカ決済を選ぶとポイントが貯まる証券会社があるため、自分の貯めているポイントで選ぶとよいでしょう。

特にポイントを貯めていない人は、この機会にポイントを貯めて投資に回すことを検討してみてください。

例えば毎月2,000ポイントを20年間年利5%で運用すると、約82万2,067円となります。

毎月のクレカ決済と合わせて利用することで、将来の資産形成に一役買ってくれるはずです。

以下では、各証券会社で利用できるクレジットカードと還元率でおすすめの証券会社を紹介します。

(2024年4月5日作成)

年会費が無料のクレジットカード決済でも還元率が1%以上あるのは、auカブコム証券とマネックス証券となっています

マネックス証券は、ドコモとの提携で2024年夏ごろdカード決済による投信積立でdポイント付与を予定しています。

\年会費無料のクレカでも還元率1%でお得にポイント投資!/

外国株式の取扱数で選ぶならSBI証券

SBI証券
(SBI証券/外国株式・海外ETF

外国株式に投資をしたい人は、外国株式の取扱銘柄の多さで選ぶとよいでしょう。

各証券会社で取り扱っている外国株式を以下の表でまとめたので参考にしてください。

※2024年4月17日時点

外国株式の取り扱いについては、SBI証券が有利です。

特にベトナムや韓国、ロシアの3ヵ国への投資を検討している場合、SBI証券でしか買付できません。

中国株については、マネックス証券が取扱銘柄数が最も多くなっているので、中国株に投資をしたい人はマネックス証券を検討してみてください。

\外国株式の取扱銘柄数最多!ベトナムや韓国への投資はSBI証券/

取扱投資信託の本数で選ぶならSBI証券

個別の株式ではなく、投資信託での積み立てによる資産形成を検討している人は、投信の取扱銘柄数で検討してもいいでしょう。

各証券会社で取り扱っている投資信託数は、2024年4月現在以下の通りです。

【各証券会社の投資信託取扱本数】

SBI証券 2,579件
楽天証券 2,558件
松井証券 1,874件
auカブコム証券 1,796件
マネックス証券 1,761件
※2024年4月17日時点

投資信託の取扱本数が最も多い証券会社は、SBI証券です。

成長投資枠、つみたて投資枠どちらでも投資信託での運用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

\投資信託の取扱本数最多なのはSBI証券!/

IPO実績・抽選方法で選ぶなら松井証券とマネックス証券

IPOとは、新規公開株式のことです。

IPO投資をメインで検討している人は、IPO実績と抽選方法からIPOに当選しやすい証券会社を選ぶとよいでしょう。

(2024年4月5日作成)

IPOの実績で最も件数が多いのは、SBI証券です。

しかしSBI証券は、申し込んだ株数に応じて抽選券が付与されるので、より多くの資金がある投資家のほうが抽選に当たりやすい傾向にあります。

一方、松井証券やマネックス証券は資金量によらず1人1票の完全抽選なので、資金の少ない人でも抽選に当たりやすい仕組みになっています。

とくに松井証券は、資金の準備は実際にIPO当選後で良いのでより効率的に運用したい人におすすめといえます。

\入金はIPO当選後でOK!少ない資金で効率的にIPO投資するなら/

ロボアドバイザーで選ぶならマネックス証券

ロボアドバイザーの利用を検討している人は、ロボアドバイザーの種類や手数料などで選んでも良いでしょう。

各証券会社で取り扱っているロボアドバイザーと手数料をまとめました。

(2024年4月5日作成)

ロボアドバイザーには、自動で運用してくれる「自動運用型」と自分のリスク許容度に合った最適な資産配分を提案してくれる「助言型」があります。

松井証券の投信工房は、助言型なので買付や初期設定は自分で行う必要がありますが、設定後は毎月自動で積み立てしてもらえます。

利用手数料が0円な点もハードルが低く、試しやすいといえるでしょう。

マネックス証券のON COMPASSは、金融庁が公表しているファンドラップの3年平均パフォーマンス、5年平均パフォーマンスで1位と獲得しています。

ロボアドバイザーでの運用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

\3年、5年のリターンで1位を獲得したオンコンパスはマネックス証券で!/

NISA口座の変更に関するQ&A

NISA口座の証券会社を変更するときに、よく聞かれる質問をまとめました。

NISAの証券会社を変更するタイミングは?

NISA口座の証券会社を変更するタイミングは、毎年10月1日からとなっています。

これは、NISAが年単位で管理されているためです。

2024年のNISAで1度でも商品の買付を行っていると、その年はNISA口座の変更ができないため、注意しましょう。

手続きをする場合、2024年10月以降に翌年度の変更予約ができるため、それにより2025年度のNISA口座の証券会社変更が可能です。

【証券会社を変更する手続きのタイミング】(2024年4月5日作成)

2024年2025年
1~9月に手続き完了10~12月に手続き完了1~9月に手続き完了10~12月に手続き完了
2024年NISA      
  2025年度NISA 2025年度NISA  
      2026年度NISA

例えば2024年4月にNISA口座(NISA利用が0の場合)をほかの証券会社へ変更する手続きを始めると、今年度のNISAを利用できます。

ただし一度でもNISAで買付を行っているとその年は金融機関の変更ができません。

この場合は、2025年からNISA口座の金融機関変更をすることになります。こ

の手続きは、2024年10月から手続きを始めることが可能です。

NISAの証券会社を変更するデメリットは?

NISAの証券会社を変更するデメリットは、以下の3点です。

  1. 変更手続き中は取引できないので、買付や売却のタイミングを逃すことがある
  2. 変更前の証券会社で買った金融商品の移管はできない
  3. ロールオーバーの対象から外れる

NISAの証券会社を変更する手続きには、1ヵ月ほど時間がかかります。

その間はNISAでの取引はできないので、買付や売却のタイミングを逃してしまう可能性があります。

また変更前の証券会社で購入したNISA口座内の金融商品は、変更後の証券会社へ移管できません。

そのまま変更前の証券会社で保管されます。ロールオーバーの対象からは外れますが、一般NISAは5年間、つみたてNISAなら20年間の非課税期間が適用されます。

証券会社を変更するとNISAで保有している株や投信はどうなる?

変更前の証券会社のNISA口座で保有している株や投資信託は、変更先の証券会社には移管できません。

変更前の証券会社で保管されます。

どうしても移管したい場合は、課税口座へ移すことになります。

まとめ|自分に合った証券会社を選んでNISAをもっとお得に活用しよう

NISAは1年単位で証券会社を変更できます。

変更することで、選べる金融商品の選択肢を広げられたり、クレカのポイントが貯まったり、多数のメリットがあります。

自分に合った証券会社に変更することで今よりもお得にNISAを活用できるので、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

(提供:Crazy Money Plus+