新NISAの制度が始まったのを機に、「投資信託を始めてみよう」という方も多いのではないでしょうか。
一方で「どの金融機関で口座を開設すればよい?」「投資銘柄はどう決めればよい?」と悩む方もいるかもしれません。
結論から言えば、証券会社での口座開設がおすすめです。
今回の記事では、これから新NISAでの積立投資を始める方におすすめの証券会社や投資信託を紹介します。
これからの口座選びにぜひ参考にしてください。
- 新NISAの口座開設は証券会社がおすすめ!
- 新NISAつみたて投資枠におすすめの証券口座6選
- SBI証券|ネット証券の最大手
- 楽天証券|NISAの口座開設数No.1
- マネックス証券|NISAに関するすべての売買手数料が無料
- auカブコム証券|au PAY カードでクレカ積立が可能
- 松井証券|ポートフォリオの提案機能が充実
- SBIネオトレード証券|NISA以外にもチャレンジしたい方におすすめ
- はじめての積立投資におすすめの投資信託5選
- 1.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 2.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 3.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 4.三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
- 5.ひふみプラス
- 新NISAつみたて投資枠の口座選びのポイント
- おすすめ証券会社の新NISA口座で積立投資にチャレンジしよう!
新NISAの口座開設は証券会社がおすすめ!
新NISAが開設できる金融機関として銀行と証券会社があります。
どちらの金融機関で口座を開設するのがおすすめかというと、ズバリ証券会社です。
その理由は主に以下の3点です。
- 投資信託の取扱銘柄数が多い
- クレカ積立及びポイント還元制度がある
- 少額から積み立てができる
一方で、現在使用している銀行との関係性を重視して銀行の証券口座でNISAを始めたい方もいるかもしれません。
なかには「銀行口座と証券口座を別の金融機関でバラバラに管理することがわずらわしい」という方もいるでしょう。
証券口座の魅力だけで見ればネット証券がおすすめですが、自身のスタンスを踏まえて最も適した金融機関で新NISAでの投資にチャレンジしてください。
新NISAつみたて投資枠におすすめの証券口座6選
新NISAのつみたて投資枠には、次の証券口座を利用するのがおすすめです。
つみたてNISA銘柄数 | 投資信託 銘柄数 |
クレカ積立 最大還元率 |
取扱海外株の国数 | |
SBI証券 | 224本 | 2,579本 | 0.5~5.0% | 9ヵ国 |
楽天証券 | 222本 | 2,558本 | 0.5~1.0% | 6ヵ国 |
マネックス証券 | 219本 | 1,761本 | 0.2~1.1% | 2ヵ国 |
auカブコム証券 | 220本 | 1,796本 | 1.0% | 1ヵ国 |
松井証券 | 224本 | 1,874本 | × | 1ヵ国 |
SBIネオトレード証券 | 11本 | 26本 | × | なし |
SBI証券|ネット証券の最大手
NISA銘柄数 | 224本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 2,579本 |
クレカ積立 | ○ |
クレカ積立の ポイント還元率 |
0.5~5.0% |
取扱海外株の国数 | 9ヵ国 |
口座連携ができる銀行 | SBI新生銀行 |
SBI証券は、投資信託全体およびつみたて投資枠対象の銘柄数がいずれも最大の証券会社です。
NISAにかかる多くの売買手数料が無料で、さらに足元では米国株投資にともなう為替手数料も無料となっています。
またクレカ積立は、以下のようなポイント還元率で最大5%の還元が受けられます。
2024年11月からは最大3%に変わってしまうものの、今回紹介している主要ネット証券会社のなかではキャンペーンなどを除いて最大の還元率です。
SBI新生銀行と連携する「SBI新生コネクト」を利用すると、即時反映する形で入出金が可能です。
また同サービスを利用すると円普通預金の金利が年0.15%(税引前)が適用されます。
\投資信託・つみたてNISAの銘柄数豊富!/
参考記事
SBI証券で購入できるつみたてNISA銘柄をタイプ別におすすめ
楽天証券|NISAの口座開設数No.1
NISA銘柄数 | 222本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 2,558本 |
クレカ積立 | ○ |
クレカ積立の ポイント還元率 |
0.5~1.0% |
取扱海外株の国数 | 6ヵ国 |
口座連携ができる銀行 | 楽天銀行 |
楽天証券は、楽天サービスとの併用でより一層効率よく楽天ポイントを貯めたり、投資に利用したりできるのが特徴です。
楽天で貯めたポイントは、以下のようなさまざまな資産へ投資ができます。
- 投資信託
- 国内株式
- 米国株式
- バイナリーオプション
またSBI証券と同様、新NISAに絡む多くの売買手数料は無料で、米国株投資の為替手数料も無料となっています。
投資信託の銘柄数、つみたて投資枠の対象銘柄数も多く豊富な選択肢のなかから銘柄選びが可能です。
楽天銀行との連携も魅力的です。同社のスイープサービスを使えば、銀行・証券口座間で自動入出金が可能です。
証券口座の残高を気にせずに証券取引ができます。
さらに楽天銀行の預金金利が最大0.1%(税引き前)まで優遇されます。
待機資金は、自動的に銀行口座に振り分けられるため、待機資金からも預金金利収入が得られます。
\楽天銀行と連携すれば預金金利アップ!/
関連記事
楽天証券でのNISAの始め方!おすすめ銘柄や他社からの変更方法
マネックス証券|NISAに関するすべての売買手数料が無料
NISA銘柄数 | 219本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,761本 |
クレカ積立 | ○ |
クレカ積立の ポイント還元率 |
0.2~1.1% |
取扱海外株の国数 | 2ヵ国(米国と中国) |
口座連携ができる銀行 | - |
マネックス証券も、つみたて投資枠の取扱銘柄数が豊富な証券会社です。
NISAに関するすべての売買手数料が無料となっています。
米国株だけでなく中国株の売買手数料まで無料なのは、マネックス証券ならではの特徴といえます。
またマネックス証券は、米国株購入時の為替手数料が無料です。
今回紹介する証券会社のなかでは、無料の楽天やSBI証券に次ぐ為替手数料の低さといえます。
マネックス証券は、年会費無料のマネックスカードでクレカ積立を設定可能です。
クレカ積立を設定すると、5万円までは積立額の1.1%がポイント還元されます。
また5万円超~10万円の部分についても以下のとおりポイントがつきます。
月次の積立額が5万円以下のケースでは、年会費無料のカードを使用したクレカ積立において、最も高還元率です。
\マネックスカードのクレカ積立で還元率最大1.1%!/
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【マネックス証券で始めるつみたてNISA】特徴や評判、買い方を徹底解説
auカブコム証券|au PAY カードでクレカ積立が可能
NISA銘柄数 | 220本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,796本 |
クレカ積立 | ○ |
クレカ積立の ポイント還元率 |
1.0% |
取扱海外株の国数 | 1ヵ国 |
口座連携ができる銀行 | auじぶん銀行 |
auカブコム証券は、auユーザー向けの優遇サービスがあるほか、スマホアプリでの取引がしやすいのが特徴の証券会社です。
つみたて投資枠対象銘柄や投資信託全体の銘柄数も豊富で、柔軟に投資先を選べるでしょう。
また資産形成プログラムにより、多くの投資信託において保有残高に応じたポイント還元が受けられます。
auカブコム証券は、au PAY カードでクレカ積立が可能です。
設定すれば毎月の投資額に対して1%の還元を受けられます。
年会費無料カードだけで比べると、SBI証券や楽天証券より還元率が高いのが魅力の一つといえるでしょう。
さらにauじぶん銀行と連携する「マネーコネクト」を利用すれば、同行の銀行口座の資金を直接購入資金に充当できます。
「マネーコネクト」を設定し、そのほかのauじぶん銀行の提携サービスなどを利用すると最大で普通預金金利が年率0.23%(税引前)まで上昇します。
\auじぶん銀行との連携「マネーコネクト」が魅力!/
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auカブコム証券はauユーザーにメリットが多い!おすすめの理由を解説
松井証券|ポートフォリオの提案機能が充実
つみたてNISA銘柄数 | 224本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,874本 |
クレカ積立 | × |
クレカ積立の ポイント還元率 |
× |
取扱海外株の国数 | 1ヵ国 |
口座連携ができる銀行 | MATSUI BANK |
松井証券も、豊富な銘柄候補のなかから自分にあった積立銘柄を決められます。
また同社では、次のように、ポートフォリオ提案機能が充実しています。
投信工房 | 最適な投資信託ポートフォリオを提案・投資可能。リバランスにも対応 |
---|---|
投信提案ロボ | QUICKファンドスコアをもとに目的に合った投資信託をランキングで表示 |
投信見直しロボ | 保有投資信託に似ていて、さらにスコアの高い投資信託への入れ替えを提案 |
例えば、どの銘柄を選べばよいかわからない場合は、投信提案ロボで銘柄を探すのもおすすめです。
そのほか松井証券では、一定水準以上の投資信託の場合、信託報酬の一部を残高に応じてポイントで還元する仕組みを導入しています。
つみたて投資枠での投資に加えてアクティブファンドなど信託報酬が相対的に高い銘柄の購入を考えている方は、松井証券を利用するのも一案です。
松井証券独自の銀行サービス「MATSUI BANK」を利用すれば、実質的に銀行・証券口座の一元管理が可能です。
また、松井証券は、お客様サポートの充実度が特徴の一つです。
多様な問い合わせに対応できる電話によるサポートをおこなっています。
さらには、AIチャットによる24時間対応、そして操作方法を動画で解説するなど、初心者の方でも安心して利用できるよう、さまざまなサポート体制を整えています。
個別銘柄の取引に関するご相談も専門スタッフが対応しており、質の高い投資アドバイスを受けることができます。
これらのサポートにより、投資初心者から経験者まで、幅広い層のお客様が快適に取引を行える環境が提供されています。
\投資信託は保有残高に応じて最大1%のポイント還元!/
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松井証券で口座開設しつみたてNISAを始めるメリットは?手続き方法からおすすめ銘柄まで網羅
SBIネオトレード証券|NISA以外にもチャレンジしたい方におすすめ
つみたてNISA銘柄数 | 11本 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 26本 |
クレカ積立 | × |
クレカ積立の ポイント還元率 |
× |
取扱海外株の国数 | なし |
口座連携ができる銀行 | なし |
SBIネオトレード証券は、もともと「ライブスター証券」という名前でしたが、SBIグループ傘下に入り2021年から現行の社名になっています。
投資信託の取り扱いは、つみたてNISA対象銘柄で11本と少ないものの、eMAXIS Slimシリーズなど人気ファンドを中心としたラインナップなので、投資銘柄に強くこだわらない方にはおすすめです。
一方で、日本株や信用取引の取引ツールが使いやすく、今後NISAから一歩踏み出して株のトレーディングにチャレンジしようとしている方に適しています。
SBI傘下に入ってからは、IPO銘柄も増加傾向なので、新規上場株投資を検討している方にもおすすめです。
全体として将来投資信託の積立投資から株の現物・信用取引へ投資対象を拡大しようとしている方に適した証券会社といえます。
はじめての積立投資におすすめの投資信託5選
はじめての積立投資におすすめの投資信託は、次の5選です。
それぞれの投資信託の特徴について、詳しく紹介します。
1.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
---|---|
投資対象 | 先進国株式 |
基準価額 | 2万8,848円 |
純資産総額 | 約6,960億1,600万円 |
管理費用 (含む信託報酬、年率、税込) |
0.09889% |
トータルリターン (3年・年率) 2023年4月12日時点 |
19.92% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)という指数に連動することを目指して運用されるインデックスファンドです。
日本を除く先進国22ヵ国へ分散投資できます。
信託報酬を含む管理費用が年率0.9889%と、0.1%を割っていて低コストなのが特徴です。
コロナ禍以降、グローバルに株式市場が好調だったことも背景に3年リターンは年率19.92%となっています。
世界中の株式に分散投資したいが、新興国はリスクが高くて不安という方におすすめのファンドです。
2017年2月に設定された投資信託で、純資産総額も約7,000億円と大きいため、長期投資するうえでも安心感があります。
2.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
---|---|
投資対象 | 米国株式 |
基準価額 | 2万8,238円 |
純資産総額 | 約4兆1,827億900万円 |
管理費用 (含む信託報酬、年率、税込) |
0.09372% |
トータルリターン (3年・年率) 2024年4月12日時点 |
22.17% |
eMAXIS Slim(S&P500)は、米国の代表的な株価指数「S&P500」への連動を目指して運用されるファンドです。
同ファンドには、米国の主要な優良企業が500社含まれています。
同ファンドを購入すれば米国の株式市場の中で分散投資が可能です。
米国株は、足元まで長期にわたり順調に成長しています。
今後も同じような成長力に期待するなら、米国株への投資がおすすめです。手数料は、0.09372%と低水準なのも魅力といえます。
純資産額が4兆円を超えている大型ファンドなので、償還などの心配も小さく長期投資するうえで安心です。
3.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
---|---|
投資対象 | 世界株式(日本含む) |
基準価額 | 2万3,884円 |
純資産総額 | 約3兆329億300万円 |
管理費用 (含む信託報酬、年率、税込) |
0.05775% |
トータルリターン (3年・年率) 2024年4月12日時点 |
17.88% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、楽天証券で買付ランキング1位、積立設定件数ランキング1位となるなど、人気ファンドの一つです(2024年4月16日時点)。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)という指数に連動することを目指して運用されています。
日本を含む先進国23ヵ国、新興国24ヵ国に分散投資できるのが特徴です。
信託報酬が年率0.05775%と、インデックス投資信託のなかでも特に手数料が低いファンドのため、長期でコストをかけずに資産運用ができます。
近年は、グローバルに株式市場が好調なため、3年間のリターンが年率17.88%と良好です。
4.三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
運用会社 | 三井住友DSアセットマネジメント |
---|---|
投資対象 | 日本株式 |
基準価額 | 4万7,466円 |
純資産総額 | 約1,359億6,200万円 |
管理費用 (含む信託報酬、年率、税込) |
0.176% |
トータルリターン (3年・年率) 2024年4月12日時点 |
14.65% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドは、文字どおり日本株に投資するインデックスファンドです。
TOPIX(配当込み)に連動することを目指して運用されています。
「配当込み」の指数なので、指数に組み入れられた株の配当分は指数の上昇に寄与する仕組みです。
なお確定拠出年金を意味する「DC」とついていますが、普通の投資信託として売買ができます。
情報収集がしやすい日本企業で分散投資したい方には、おすすめのファンドといえるでしょう。
ほかの海外ヘ投資する投資信託と持ち合わせることも一つの方法です。
5.ひふみプラス
運用会社 | レオス・キャピタルワークス |
---|---|
投資対象 | 日本株・一部海外株式 |
基準価額 | 6万1,984円 |
純資産総額 | 約5,869億4,000万円 |
管理費用 (含む信託報酬、年率、税込) |
1.078% |
トータルリターン (3年・年率) 2024年4月12日時点 |
6.09% |
ひふみプラスは、国内外の株式に投資ができるルールとなっているアクティブファンドです。
ただし、2024年3月末時点では海外株の割合は約8.3%にとどまるなど、日本株の比率が高い傾向があります。
基本的に割安で長期的な成長が見込まれる株式を選別し、市場動向や見通しをもとに現金比率をコントロールしながら投資しているのが特徴です。
最大で純資産の50%近くまで現金等比率を高められます。
市場悪化時には、株式の投資比率を減らして下落リスクを抑えることが期待できるでしょう。
\マネックス証券は投資信託の銘柄豊富!/
新NISAつみたて投資枠の口座選びのポイント
おすすめの証券会社を紹介しましたが、何を基準に考えたらいいかわからない方もいることでしょう。
紹介した証券会社の特徴をまとめると、次のとおりです。
金融機関名 | つみたて 投資枠 対象銘柄数 |
クレカ積立の有無 | 銀行との連携※ | 積立頻度の選択肢 | 最低積立金額 |
SBI証券 | 224本 | ○ | SBI新生銀行 | 毎日・毎週・毎月など | 100円 |
楽天証券 | 222本 | ○ | 楽天銀行 | 毎日・毎月 | 100円 |
マネックス証券 | 219本 | ○ | - | 毎日・毎月 | 100円 |
auカブコム証券 | 220本 | ○ | auじぶん銀行 | 毎月 | 100円 |
松井証券 | 224本 | × | MATSUI BANK | 毎月・毎週・毎日 | 100円 |
ここでは、選び方のポイントを5つ紹介します。
1.銘柄ラインナップで検討する
新NISAのつみたて投資枠対象の投資信託や、通常の投資信託の取り扱い銘柄数は、いずれもSBI証券がトップです。
金融機関名 | つみたて投資枠 対象銘柄数 |
投資信託 の銘柄数 |
---|---|---|
SBI証券 | 224本 | 2,579本 |
楽天証券 | 222本 | 2,558本 |
マネックス 証券 |
219本 | 1,761本 |
auカブコム 証券 |
220本 | 1,796本 |
松井証券 | 224本 | 1,874本 |
あくまで銘柄の多さにこだわる場合は、SBI証券がおすすめです。
2.クレカ積立の有無で検討する
クレカ積立投資の有無とポイント付与率に着目することも一案です。
クレカ積立とは、クレジットカード決済で投資信託を積立投資する手続きのことを指します。
毎回証券口座に現金を置いておく必要がなく、さらに複数のネット証券では積立金額に応じてポイントが付与されます。
金融機関名 | クレカ積立の 有無 |
ポイント 還元率 |
---|---|---|
SBI証券 | ○ | 0.5~5.0% |
楽天証券 | ○ | 0.5~1.0% |
マネックス 証券 |
○ | 0.2~1.1% |
auカブコム 証券 |
○ | 1.0% |
松井証券 | × | × |
2024年4月8日現在では、毎月最大10万円までクレカ決済での積立投資が可能です。
さらにSBI証券では、毎月の積立額に対して最大5%のポイントが付与されます。
一方で年会費無料のカードで最も還元率が高いのはマネックス証券で年率1.1%です。
なおクレカ積立については、ポイント還元率が変更となるリスクに注意しましょう。
例えばSBI証券では、2024年11月よりポイント還元率が最大でも3%となる予定です。
3.銀行との連携で検討する
銀行と連携をしている証券会社も複数あります。
提携先の銀行に口座を持っていると、証券口座と自動連携されるサービスを展開している場合があり、活用すると非常に便利です。
SBI証券と提携できるSBI新生銀行や、auカブコム証券に連携できるauじぶん銀行のように、口座連携により金利が優遇される金融機関もあります。
金融機関名 | 連携可能な銀行※ | 優遇金利 (年率・円普通預金金利・税引前) |
---|---|---|
SBI証券 | SBI新生銀行 | 0.15% |
楽天証券 | 楽天銀行 | ~0.10% |
マネックス証券 | - | - |
auカブコム証券 | auじぶん銀行 | 0.10% |
松井証券 | MATSUI BANK | 0.20% |
銀行口座と証券口座の二重管理の手間を省きたい方、普通預金の金利をアップさせて待機資金からも金利収入を獲得したい方は、銀行との連携に着目してみることもよいでしょう。
4.積立頻度で検討する
積立頻度を柔軟に選べる金融機関を利用することも選択肢の一つです。
積立投資というと「毎月」をイメージしがちですが、以下のとおり毎日や毎週などの積立頻度を選べる証券会社もあります。
金融機関名 | 積立頻度の選択肢 |
---|---|
SBI証券 | 毎日・毎週・毎月など |
楽天証券 | 毎日・毎月 |
マネックス証券 | 毎日・毎月 |
auカブコム証券 | 毎月 |
松井証券 | 毎月・毎週・毎日 |
日々少しずつ積み立てていきたい方、月給ではなく頻繁に収入が発生する方などは、積立頻度を選べる金融機関を選ぶことも一つの選択肢といえるでしょう。
5.最低投資金額で検討する
積立投資における最低投資金額が小さい証券会社に着目することも一つの方法です。
少額から投資すれば損失も大きくなりにくいため、初心者は少額から始めたほうがいいでしょう。
例えば100円からであれば、日々発生した少額の余裕資金のなかから少しずつ投資に回すことができるでしょう。
なお、証券会社別の最低投資金額は次のとおりです。
金融機関名 | 最低投資金額 |
---|---|
SBI証券 | 100円 |
楽天証券 | 100円 |
マネックス証券 | 100円 |
auカブコム証券 | 100円 |
ネット証券各社であれば、積立金額を1回100円から設定できるため、気軽に始められます。
おすすめ証券会社の新NISA口座で積立投資にチャレンジしよう!
新NISAつみたて投資枠で積立投資を検討している場合は、次の証券会社がおすすめです。
- 銘柄数にこだわるなら:SBI証券
- 楽天サービスを普段使っているなら:楽天証券
- 銀行との連携を重視するなら:auカブコム証券
本記事では、はじめての積立投資におすすめの投資信託も取り上げています。
NISA口座を開設したあとに投資銘柄に悩んだ場合は参考にしてみてください。
余裕資金がある場合は、早めに証券会社に口座を開設し、新NISAで積立投資を始めて効率よく資産形成を進めましょう。
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