車検の手順
ユーザー車検
ユーザー車検とは、バイクの所有者が自分で車検を行うことです。ユーザー車検は、業者に車検を依頼するよりも費用を抑えることができますが、自分で検査を行う必要があるため、ある程度の知識や経験が必要です。ユーザー車検の手順は以下の通りです。
- 準備
車検証と自賠責保険証明書:現在の車検証と自賠責保険の証明書を用意します。
軽自動車税納税証明書:税金の納付証明書を準備します。
整備記録簿:修理やメンテナンスの記録です。 - 事前点検
バイクのブレーキ、タイヤ、ライト、ウィンカー、エンジンなどを確認し、必要な修理や調整を行います。車検前に整備が必要です。とくにヘッドライトの光軸は注意しておきましょう。 - 予約
最寄りの運輸支局(陸運局)で車検の予約をします。オンラインや電話で予約します。 - 検査場に持ち込む
指定された日時に、必要書類(車検証、自賠責保険証明書、納税証明書、整備記録簿)とバイクを持参します。 - 車検場で用意する書類を揃える
検査場に受付がありますので、各種書類に記入します。手順や必要な書類が分からない場合は、職員の方に相談すれば教えてもらえます。 - 費用の支払い
印紙代や車検手数料など、法定費用を支払います。 - 検査を受ける
検査場でバイクの検査を受けます。ブレーキ、ライト、タイヤ、排気ガスなどをチェックします。 - 合格・車検証の受け取り
検査に合格すると、新しい車検証と検査標章が発行されます。問題がなければ貼り替えましょう。 - 書類の更新
新しい車検証を車両に大切に保管しましょう。
ユーザー車検は、手続きに少し手間がかかりますが、自分で行うことで費用を節約できます。ただし、自分で検査を行う必要があるため、ある程度の知識や経験が必要です。
ショップやディーラー、整備工場などの業者車検
業者車検とは、バイクの所有者がバイクショップ、ディーラー、または整備工場に車検を依頼する方法です。ユーザー車検よりも費用は高くなりますが、車検を代行してくれるので手間がかかりません。業者車検の手順は以下の通りです。
- 車検を代行する業者を選んで連絡
車検を行う業者を選びます。信頼できる業者や口コミの良い業者を選ぶと良いでしょう。 - 車検を受ける前に、業者にバイクを持ち込む
車検費用の見積もりを出してもらいます。修理や部品交換も費用に追加されます。 - 業者に車検を依頼する
見積もりに納得したら正式に依頼します。お店によっては法定費用だけ先に支払います。 - バイクの整備と検査
バイクを預けます。お店は整備のほか、修理や部品交換を行い、車検を通します。 - 車検費用を支払う
事前に法定費用を払っている場合は、それ以外の費用を払います。 - バイクの受け取り
車検が完了したバイクを受け取ります。バイクの状態をお店が教えてくれる場合があります。 - 車検完了
車検証を受け取って、すべての手続きが完了です。
業者車検は、自分で検査を行う必要がないため、手間がかかりません。ただし、ユーザー車検よりも費用は高くなります。