休日も平日も買い物が楽しい立川

立川駅周辺は、駅直結の大型商業施設をはじめ、日常使いができるチェーン店などが集まり、さまざまなニーズに応えられるまちです。

商業施設 ルミネ、エキュート、グランデュオ
百貨店 高島屋、伊勢丹
家具販売店 IKEA
複合商業施設 ららぽーと立川立飛、グリーンスプリング(GREEN SPRINGS)
雑貨店 MEGAドン・キホーテ
家電量販店 ヤマダ電機、ビックカメラ
グランデュオ立川
(画像=グランデュオ立川、「RENOSY マガジン」より引用)

充実の駅前に加え、周辺には歴史ある商業施設が並びます。

伊勢丹立川店
(画像=移転や増床などを繰り返しながら、立川に70年以上前からある伊勢丹立川店、「RENOSY マガジン」より引用)
立川高島屋S.C.
(画像=リニューアルオープン間もない立川高島屋S.C.、「RENOSY マガジン」より引用)

また、初の東京都内進出となったIKEA立川、少し北側に西東京エリア初のららぽーと立川立飛、そして、立川にしかない特徴的な立地や自然などを生かした新しい空間の“まち”、GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)があります。

GREEN SPRINGS
(画像=昭和記念公園に隣接するGREEN SPRINGS、「RENOSY マガジン」より引用)
駅前には馴染みのある店も多い
(画像=マクドナルド、吉野家、CoCo壱番屋、大戸屋など馴染みのある店も多い、「RENOSY マガジン」より引用)

立川市内には、上記以外にも日々の買い物からハレの日の楽しみまで何不自由なく満喫できるスポットが充実しています。

多摩地域の交通の要、立川駅

多摩地域は30の市町村からなり、自然の豊かさと便利さが共存する広大なエリアです。なかでもJR立川駅は、多摩地域の中で乗降客数が最も多く、多摩地域の交通の要となっています。

23区内のJRの駅と比較しても、大崎、浜松町、有楽町、吉祥寺、蒲田などより乗車人数が多い駅です。

参照:各駅の乗車人員 2023年度|JR東日本、駅別 一日平均乗降人員 2023 年度|京王電鉄

新宿駅まで24分。東西の移動はもちろん、南北への移動も

JR中央線、南武線、青梅線、五日市線/多摩モノレール 路線図
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

JR立川駅にはJR中央線、南武線、青梅線、五日市線が乗り入れており、新宿駅まで最短24分、東京駅まで最短40分と乗り換えなしで各都心部へ移動できます。新宿を経由して、品川までも最短50分を切り、都内のみならず、横浜駅や新横浜駅までも1時間かからず移動できます。

JR立川駅の乗降者数は、288,914人。中央線内で東京駅、新宿駅に続く利用者数の多さです(2022年 不動産情報ライブラリ|国土交通省)。

また南北に走る南武線は、京王線、小田急線など各私鉄との乗り換え駅も多く、多様なニーズに応える路線となっています。

そのほか多摩モノレールも走っています。立川駅を南北に挟んで立川南駅と立川北駅があり、南は多摩センター駅から北は上北台駅まで、南北の移動もスムーズです。

近隣市との間にはバス路線が網の目のように走り、市民バス「くるりんバス」が交通の不便な地域を補完しています。

立川市の人口

立川市の人口は、ゆるやかな増加を保っています(2024年1月1日時点)。なかでも単身世帯は増加傾向です。

立川市の単身世帯数の推移
(画像=国勢調査における種類別世帯数と世帯人員(一般世帯)|オープンデータ 統計年報・国勢調査(世帯、人口、人口集中地区の世帯数など)|立川市、「RENOSY マガジン」より引用)

立川周辺の大学・企業

立川駅周辺の大学は次の通りです。

大学名 学生数
国立音楽大学 1,373人(大学院生含)
東京医療保健大学
国立病院機構立川キャンパス
912人
東京女子体育大学 1,205人
一橋大学
国立キャンパス
4,348人(2024年5月1日現在)
実践女子大学
日野キャンパス
1,714人

※各大学ホームページより(2024年9月 RENOSY調べ)

立川駅周辺に本社を置く企業は以下の通りです。ゲームソフト会社、フィギュア企画会社、通信関連会社、食品系企業などがあります。

企業名(上場) 従業員数
日本ファルコム株式会社 65人(2023年9月30日現在)
株式会社壽屋 243人(2023年9月現在)
株式会社アルチザネットワークス 179人(連結、2023年7月31日現在)
株式会社いなげや 2,033人(2023年度)
株式会社魚力 539人(2024年3月末現在)
企業名(未上場) 従業員数
株式会社おしゃれ工房 900人
SOMPOシステムズ株式会社 1,703人(2024年4月現在)
株式会社ウィズアップスタッフ 1,500人
株式会社AZism 1,076人(2024年6月現在。パート・アルバイト含むグループ合計)
多摩運送株式会社 800人(単体)

※各企業ホームページより(2024年9月 RENOSY調べ)

住民が満足するまち、立川

立川市が公表した「令和5年度市政に関するアンケート集計結果」によると、立川市の住民は、約9割が住みやすいと感じています。

「あなたのお住まいの地域は、快適で住みやすい地域であると思いますか」の回答

(1)思う (2)どちらかといえば思う (3)どちらかといえば思わない (4)思わない 無回答
平成30年 30.8 56.5 9 1.9 1.7
平成31年 34.1 55.1 7.5 2.2 1
令和2年 44 48.3 4.8 2 1
令和3年 43.3 49.7 5 1.3 0.7
令和4年 41.9 47.5 7.2 2.3 1

参照:令和5年度市政に関するアンケート集計結果(令和4年度実績)|立川市

住民からは、自然を残しつつ、幅広い世帯にとって暮らしやすいまちをのぞむ声が寄せられています。

「駅付近は栄えているし、少し離れると木々があり、とても住みやすい町だと思う。これからも自然を多く残してほしい。」「立川市駅周辺は、ここ20年間で随分と再開発が進み、整備されてきました。商業施設も多く、近くには昭和記念公園もあり、緑も豊かで、とても住みやすい街だと思います。」

参照:令和5年度市政に関するアンケート集計結果(令和4年度実績)|立川市

立川駅周辺の再開発

立川駅周辺は、陸軍および民間の飛行場であった立川飛行場、のちに米軍立川基地となった跡地が国に返還され、その返還地を再利用する動きにともなって発展してきました。

国営昭和記念公園

総面積180haの国営公園「昭和記念公園」は、昭和天皇の御在位50年記念事業として、1983年の開業以降、整備が続いてきました。

昭和記念公園
(画像=春の渓流広場、「RENOSY マガジン」より引用)

自然豊か、楽しみ方は無限大

広大な敷地を活用して、訪れる人はさまざまな楽しみ方を満喫しています。自然を観賞したり、サイクリングやランニングなどを楽しんだりするのはもちろん、都内有数の蚤の市やグルメフェス、花火大会など季節に応じたさまざまな催しも楽しめます。

約40年にわたり多くの人に親しまれた「レインボープール」は施設の老朽化とコロナが重なり、利用中止となっていますが、今後活用方法が検討されるようです。

国の行政機関

また、東京都区部への一極依存構造を避けるため、国の行政機関等を業務核都市等に移転することが1989年に決定。1995年に業務核都市となった立川市に、自治大学校や国語研究所などの研究機関や、裁判所、検察庁などが移転してきました。

国の機関が立川に移転
(画像=国文学研究資料館、総合研究大学院大学 文化科学研究科 日本文学研究専攻、人間文化研究機構、情報・システム研究機構、国立極地研究所、統計数理研究所、「RENOSY マガジン」より引用)

また裁判員制度の導入などの理由により、東京地方・家庭裁判所立川支部、東京地方検察立川庁支部、立川拘置所が開庁しています。

参照:たちかわシティ21|立川市

また、首都直下地震等の大規模災害に備えた防災施設として、立川広域防災基地もあります(平常時は訓練、研修等を実施)。首相官邸などが甚大な被害を受け、政府の災害対策本部の運営ができない事態が生じた場合に、災害対策本部が設置されます。

参照:防災情報のページ|内閣府

ファーレ立川

1994年、立川駅北口側の5.9haの一帯が、ホテル、デパート、映画館、図書館、オフィスビル全11棟、アート作品109点が点在する「ファーレ立川」として誕生、2024年10月でオープン30周年を迎えます。

ファーレ立川内の立川髙島屋 S.C.は2023年11月にリニューアルオープン。東京・丸の内の「パレスホテル東京ホテル」と姉妹関係にあった旧パレスホテル立川は、2026年に新たなホテルとしてオープンする計画が進行中です。

多摩都市モノレール

多摩都市モノレールは、1998年に上北台駅から立川北駅間が開業、2000年に約16kmの区間(東京都多摩市に位置する多摩センター駅から上北台駅まで )で全面開業しました。

東京都の長期計画では約93kmの構想があり、現在は多摩市から南の町田市へ約16km延伸する計画が進んでいます。

多摩都市モノレール
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

立川駅北側(立川基地跡地)の商業施設

イケアの日本法人が国有地を落札し、都内で初となるIKEA立川が2014年にオープンしました。

IKEA立川
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

イケア立川の南側には、立川市の4%の土地を保有する立飛ホールディングスが立川基地跡地関連地区地区計画 (A2・A3 地区)を落札し、大規模な複合商業施設「GREEN SPRINGS」を2020年に開業しました。

GREEN SPRINGS
(画像=多摩信用金庫本店も移転した、GREEN SPRINGS、「RENOSY マガジン」より引用)

「空と大地と人がつながるウェルビーイングタウン」をコンセプトにつくられた商業、文化、オフィス8棟からなる複合再開発。もっとも高い建物は11階の「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」。

建物のコンセプトは「まちの縁側」。かつてあった飛行場の滑走路をモチーフにした空間施設と、⽴川に根差した企業による再開発で、独⾃性のある街づくりが目指されています。

「地域住民が集い、新たなライフスタイルを提供する場」となるようつくられていて、休日には多くの人がくつろぎながら過ごす姿がみられます。

今後の計画

今後の再開発事業として、次のような構想が検討され始めています(2024年現時点)。

道路の整備

  • 広域防災拠点へのアクセスルートとなる道路等の事業推進
  • 広域防災拠点周辺の災害支援環境の強化

日々の渋滞が解消されるよう、道路等の整備が進む可能性があります。

訪れる人を楽しませるまち

万が一の際には災害対策本部が設置される立川。立川は住民からはもちろん、日本全体からみても、重要な立地です。

多摩地域の重要な商業施設が集まる場所として、今後も発展が続くでしょう。自然も豊かで独自の文化が育まれている立川。これからの発展も注目なまちです。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部
「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。