日経平均 | 39,081.71円 ▼282.97円 |
為替 | 1ドル=154.06円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億8,681万株 |
売買代金 | 4兆1248億29百万円 |
値上り銘柄数 | 587銘柄 |
値下り銘柄数 | 995銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 96.31% |
市況概況
イベント前の手仕舞い売りに押されて軟調
米国株が安く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安かったことから本日の日本市場は売り先行となった。
米FOMC(公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合を前に手仕舞いの売り買いが中心と見られたが103万円の壁引き上げも先送りされそうな雰囲気にもなっており、手掛かり難で小動きとなった。目先的に売られていた物が買われ、買われていたものが売られるという状況で、指数は前日の終値を上回ると売られるという状況で冴えない展開となった。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場に入ると売り先行となった。前場の安値を下回ると買戻しも入るのだが、後場の寄り付き水準が上値という状況で指数は小動きとなった。
日経平均に寄与度の大きな銘柄はまちまちで、昨日大きく日経平均を押し下げたアドバンテストは反発して今日は日経平均を押し上げ、昨日日経平均を押し上げたソフトバンクGやファーストリテイリングが今日は日経平均を押し下げるという状況だった。全体としては手仕舞い売りに押されているという雰囲気でもあり、最後まで冴えない展開が続き、最後は手仕舞い売りも嵩んで昨日同様に安値引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものもあり、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は上値は重いものの堅調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの、大きく指数を動かすようなこともなく、方向づけるような断続的な売り買いも見られなかった。相変わらず上がれば売り、下がれば買いという状況だった。
買い気に乏しいというよりも売り買いともに積極的な動きは見られず、下がれば買い、上がれば売りという展開が続いている。米FOMCや日銀金融政策決定会合で利下げがあるのかないのか、打ち止めとなるのか、利上げがあるのかないのか、さらに金利は上昇傾向なのか、など見極めるまで動けないということだろう。保ち合い相場をどちらに放れるかということなのだが、どちらかというと下に放れやすいのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
相変わらず上値の重い陰線が続いている。少なくともいったんは25日移動平均線や基準線、雲の上限(先行スパン1)が収れんしている水準である39,000円割れのところまでは調整となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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