日経平均 | 38,813.58円 ▼268.13円 |
為替 | 1ドル=155.14円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 23億9,707万株 |
売買代金 | 4兆2249億42百万円 |
値上り銘柄数 | 771銘柄 |
値下り銘柄数 | 813銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 98.78% |
市況概況
利上げ見送りも買い材料とはならず冴えない展開
米国での利下げ打ち止め感からの大きな下落を受けて、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから、本日の日本市場は売り先行となった。
半導体株などを中心に売り気配から始まるものも見られ日経平均は大きく下落して始まった。それでも寄り付きの売りが一巡となると買戻しも見られて底堅く、円安を好感する動きや日銀金融政策決定会合の結果を見たいということでの買戻しも入り下げ渋りとなった。
昼の時間帯に日銀金融政策決定会合の結果、利上げもなく現状維持と伝えられたことから、後場は買い先行となった。
それでも節目と見られる38,800円を超えると戻り売りに押される展開で戻りの鈍さが確認されると再度売り直されるという状況だった。今回は利上げがなくても利上げ打ち止めということでもなく、円安が進んでいることからインフレ懸念も根強く、さらに減税期待が薄れたこともあり、利上げがなくても買戻し以外は買い気に乏しいという状況となっている。
小型銘柄も売り先行で始まり寄り付きの売りが一巡となった後も冴えないものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られたもののしっかりと方向づけるということでもなく、持高調整の売り買いが中心と見られ、上がれば売り下がれば買いという展開だった。
利上げ見送りとなっても特に買い材料として市場では評価されなかった。米国の利下げ打ち止め感に対して利上げ打ち止め感が強まったということでもなく、これからも日銀金融政策決定会合の度に利上げが取りざたされるという意識が強いのだと思う。
減税期待が剥落したということも戻りを待てないという状況になっているものと思われ、月末にかけて買い手掛かりに乏しい中で戻れば売りという状況が続くのだと思う。円安に振れていることも下支えの材料とはなるのだが買い材料ということでもなく、いったん下値模索ということになりそうだ。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線にサポートされた形だが、一気に25日移動平均線や基準線を割り込んだことで25日移動平均線や基準線が今度は上値を押さえる節目となりそうだ。39,000円台に早期に回復しないと何度か75日移動平均線を試す動きとなるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。