毎年、新たに発売されるビジネス書は約6,000冊といわれています。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。
このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で注目を集めたおすすめ書籍をランキング形式で紹介します。特にアクセスの多かったトップ3については本文で詳しく解説します。
2025年最初の月のランキングには、ビジネスパーソンの新年の決意が感じられる書籍がランクインしました。忙しい日々のなかでも、充実した時間を過ごしたい。2025年こそ新しいことを始めたいと思ったら、ビジネスパーソン注目の書籍で習慣術や時間術を学んでみませんか?
それでは、1月のトップ10の発表です!
1位:『朝1分、人生を変える小さな習慣』(リュ・ハンビン/文響社)
2位:『朝の自分時間で人生はうまくいく』(枡野俊明/主婦と生活社)
3位:『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(今井孝/すばる舎)
4位:『戦略的いい人 残念ないい人の考え方』(けーりん/すばる舎)
5位:『人は話し方が9割 2 』(永松茂久/すばる舎)
6位:『なぜか好かれる人の小さな習慣』(有川真由美/毎日新聞出版)
7位:『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること』(矢野香/PHP研究所)
8位:『ドイツ人のすごい働き方』(西村栄基/すばる舎)
9位:『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』(片岡裕司, 山中健司/日本経済新聞出版)
10位:『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』(中村悟/日本実業出版社)
※本の要約サービス「flier(フライヤー)」の有料会員を対象にした、2024年12月25日〜2025年1月24日の閲覧数ランキング
心と体に効く、朝1分の魔法
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帰宅後は疲れて寝るだけ、翌朝アラームで無理やり目を覚ましてまた会社へと出かけていく——。そんな働き方に身に覚えがあったら、2025年1月の第1位、『朝1分、人生を変える小さな習慣』の出番です。本書は、6カ国で翻訳された『人生をガラリと変える帰宅後ルーティン』で一躍話題となったリュ・ハンビン氏の3年ぶりの最新作。ハンビン氏自身が、生きづらさから脱却するために編み出した、人生の充実度を高めるための習慣が一冊にまとまっています。
タイトルの通り、1分でできるのに、人生を変えるモーニングルーティンの数々は、どれもささやかな習慣でありながら、実践できれば変化が期待できそうなものばかり。2025年の新習慣として、明日の朝が楽しみになる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
良い朝の秘密は、夜の過ごし方にあり。
第2位の『朝の自分時間で人生はうまくいく』も、良い朝を過ごすための一冊です。著者である枡野俊明住職は、禅僧として修行に入って以来、半世紀以上も4時起きを実践している早起きのエキスパートです。「早起きほど簡単で効果的な習慣はない」と断言する枡野住職が朝に自分時間を持つために大切にしているのは、意外にも「夜の過ごし方」だといいます。
早起きをするには、まずはおだやかな夜を過ごす方法を実践し、夜ぐっすり眠るための習慣を整えること。早起きに苦手意識がある人でも、「夜の習慣」なら取り入れやすいはずです。身の回りや心の中の「片付け」や、家で安らぎを感じやすくする「結界」づくりなど、朝を大切にするための夜習慣には「なるほど」と思わせる説得力があります。実践したい方は、ぜひ書籍をチェックして自分に合った習慣を探してみてください。
24時間すべてが最高でなくても、「最高のひととき」はつくれる
第3位の『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』は、「最高の1日」の捉え方を変えてくれる一冊です。「幸せで充実した1日」というと、ずっと充実した時間を過ごし続けた1日を想像してしまうかもしれません。しかし、自分の経験を振り返ってみると、1日のなかに2時間でも「最高のひととき」が過ごせていれば、「いい1日だった」と思えるのではないでしょうか。
最高の2時間が過ごせれば、その日はいい1日になる。そんなふうに1日の捉え方を変えれば、「毎日が幸せ」と感じるのはそう難しくないのかもしれません。本書はこんな考えのもと、「最高のひととき」を作り出し、積み重ねるための具体的な方法を提案してくれます。本書の提案する5ステップと、最高の1日を手に入れるためのスケジュールを取り入れて、2025年は「毎日が幸せ」を実現してみませんか?
読みたい本は見つかりましたか?
今月のランキングには、新しい年を充実した1年にしてくれそうな書籍が多数ランクインしました。新しいことを取り入れたいという機運が高まっている今は、新習慣を実践するチャンス! 気になる本が見つかったら、ぜひお手に取ってみてください。
来月はどんな書籍がランクインするのでしょうか。次回の結果もお楽しみに!
flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
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