動画配信期間:公開日から2週間

動画の内容をギュッと要約

トランプ政権の政策と影響

関税政策の実施を進めているが、具体的な成果はまだ見えていない
麻薬問題対策と不法移民の本国送還を進めている
これらの政策は景気にはマイナスの影響を与える可能性が高い
不法移民の送還は労働力不足を引き起こす懸念がある
関税政策については、ほとんどのエコノミストが否定的な見解

為替市場の最新動向

日本円が現時点で最強通貨となっている
メキシコペソが2位につけており、予想以上に強い
欧州通貨は全般的に弱い傾向
ドルは12通貨中8-9位と弱含み
円高の背景には日本の利上げ観測や不確実性の高まりがある

世界の株式市場の状況

欧州株が好調:特にドイツ株は8%以上の上昇
日本株は軟調:日経平均は4万円の壁を超えられず、3万9千円台でも不安定
アメリカ株は横ばい圏での推移
通貨安の欧州で株価が堅調という特徴的な状況

主要国の経済状況と課題
アメリカ:

GDP成長は減速傾向だが、基調は依然として堅調
雇用統計は概ね良好
FRBはトランプ政権の政策を注視している状態

欧州:

経済指標は全般的に弱い
ドイツの一部指標に改善の兆し
利下げの可能性はあるが、CPIが1%に近づけば下げ止まりの可能性

イギリス:

財政問題が深刻化
成長見通しの引き下げ(4.75%から4.5%へ)
EU離脱後5年が経過し、世論調査では離脱を後悔する声も

オーストラリア・ニュージーランド:

中国経済の影響を強く受ける立場
金利政策の見直しの可能性
失業率は悪化傾向(ニュージーランド)

今後の展望と注目点

米トランプ政権の関税政策の行方が市場の重要な焦点
各国は報復関税の準備を整えており、貿易摩擦が激化する可能性
円高基調が続く可能性が高く、日本経済への影響要注視
グローバルな不確実性が継続する中、リスク回避の姿勢が続く見込み
日銀の金融政策(特に利上げ)の動向も重要な注目点

日本に関して

日銀総裁と石破首相の間でインフレ認識にずれがあるのでは
日銀の利上げ観測が強まっている
為替と株価の両にらみが必要な状況
貿易収支の動向が今後の円相場に影響を与える可能性

総括:
現在の世界経済は、トランプ政権の政策による不確実性が大きな影響を与えており、特に関税政策を巡る動きが市場の重要な注目点となっています。円高基調や株式市場の不安定さが続く中、各国の金融政策や経済指標の動向を注視する必要があります。特に貿易摩擦の激化リスクと、それに伴うグローバル経済への影響が懸念される状況が続いています。

野村雅道
野村雅道氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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