主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年2月6日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
目次
▼5日(水)の為替相場
(1):日銀追加利上げ観測高まる
(2):ADP全国雇用者数 予想を上回る
(3):ECB専務理事「バランスをとる必要」
(4):ISM非製造業は低下
▼5日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:一段と円高が進む可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
5日(水)の為替相場
期間:5日(水)午前7時10分~6日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日銀追加利上げ観測高まる
日本の12月毎月勤労統計で現金給与総額(前年比)は+4.8%となり、市場予想(+3.7%)を大幅に上回った。また、前月分は+3.0%から+3.9%に上方修正された。また、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年比+0.6%と2カ月連続でプラスとなった。日銀の追加利上げ観測が高まり、全般的に円買いが強まった。その後、赤沢経済再生相が衆院予算委員会で「足もとはインフレの状態という認識、植田総裁と齟齬ない」と語ったことも材料視された。
(2):ADP全国雇用者数 予想を上回る
米1月ADP全国雇用者数は18.3万人増と市場予想(15.0万人増)を上回った。なお、前月分は12.2万人増から17.6万人増に修正された。
(3):ECB専務理事「バランスをとる必要」
欧州中銀(ECB)のレーン専務理事兼チーフエコノミストは「ディスインフレの過程は順調に進んでいる」としながらも、「インフレに新たな上振れリスク発生の可能性」と語り、「金利で遅すぎ・早すぎのバランスをとる必要」があるとの見解を示した。
(4):ISM非製造業は低下
米1月ISM非製造業景況指数は52.8と市場予想や前月(ともに54.0)を下回った。構成指数では新規注文が昨年6月以来の水準に低下。前月に急上昇した仕入れ価格も低下した。
5日(水)の株・債券・商品市場
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