テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ下限に沿って下落

日足、ボリバン2σ下限に沿って下落。雲の下。2月7日-10日、9月30日-2月7日の上昇ラインがサポート。2月4日-10日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、4週連続陰線、中位を割り込む。8月26日週-2月3日週の上昇ラインを下抜く、ボリバン2σ下限がサポート。1月13日週-2月3日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向き、20週線上向き。
 月足、8月の月足の長い下ヒゲ効果が薄れてきた。8月-12月の上昇ラインを下抜く。24年7月-12月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から4円台へ沈む。2025年も陰線でスタート。

トルコリラ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

トルコに対する米国の措置

シムシェク財務大臣はトランプ新政権が講じている経済対策についてコメントし、トルコへの直接的なリスクは「非常に低い」と述べ、潜在的な影響を軽視した。

トルコは米国との貿易で黒字を出していないと指摘し、20年間で見ると米国が黒字を出していることを示唆した。また、トルコと米国は自由貿易協定(FTA)を結んでいないことも指摘した。「米国はすでに我々に高い税金を課している。したがって、これらの税金をさらに引き上げる理由はない」と付け加えた。

「この点に関しては、考慮すべきことが2つ残っている。第一に、米国の関税引き上げは間接的な影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

さらに、これまで発表された対中関税引き上げは10%であることを考えると、それほど劇的なものではないと示唆した。しかし、この数字が50%や60%であれば、シナリオは異なるだろうと主張した。なぜなら、例えば、中国製品が米国に販売されなければ、「米国市場への供給」が増加する可能性があるからだ。

第二に、残るのは政治的な動機による措置である可能性があると大臣は述べた。

「しかし、我々は米国の新政権と良好な関係を築いている。我々の大統領と米国大統領の対話と関係は良好だ」とした。
したがって、米国政府がトルコに対して特別な保護主義的措置を課すことを検討するとは思わないと述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。