外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年4月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼1日(火)の為替相場
(1):日銀短観 大企業DIが悪化
(2):財新製造業PMIは改善
(3):RBA 予想通り据え置き
(4):ユーロ圏 HICPが鈍化
(5):ISM製造業 予想以上に低下
(6):ホワイトハウス 相互関税は発表後即日発効の見通し

▼1日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:方向感が定まりにくい状況が続く/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

1日(火)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
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期間:1日(火)午前6時10分~2日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀短観 大企業DIが悪化

日銀は3月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は12と予想通りに前回(14)から悪化。大企業DIが悪化するのは4四半期ぶりとなった。一方で、大企業非製造業DIは35と予想や前回(ともに33)を上回り、1998年9月以来の高水準となった。

(2):財新製造業PMIは改善

中国3月財新製造業PMIは51.2と市場予想(50.6)に反して前月(50.8)から改善。4カ月ぶりの水準に上昇した。

(3):RBA 予想通り据え置き

豪中銀(RBA)は予想通りに政策金利を4.10%に据え置いた。声明では前回会合の声明にあった「追加利下げに慎重」「インフレ上昇リスクが依然として存在する」との文言が削除されて、「基調的インフレの継続的な低下は歓迎すべきだが、それでも双方にリスクがある」に置き換えられた。その後の会見でブロック総裁は、「利下げを明示的には議論していない」と語り、物価上昇率が中銀の目標レンジ(2~3%)の中央値に安定的に戻ることについて「100%の確信はまだない」と述べた。また、声明がややハト派的になったものの、それが5月の緩和につながるわけではないとも指摘した。トランプ米政権の関税政策の影響については、豪州と交易関係の強い中国の対応に左右されるとの見方を示した。これより前に発表された豪2月小売売上高は市場予想(前月比+0.3%)を下回る+0.2%だった。

(4):ユーロ圏 HICPが鈍化

ユーロ圏3月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+2.2%と市場予想通り前月(+2.3%)から鈍化。同コア指数は+2.4%と予想(+2.5%)以上に前月(+2.6%)から鈍化した。

(5):ISM製造業 予想以上に低下

米3月ISM製造業景況指数は49.0と市場予想(49.5)以上に前回(50.3)から低下し、3カ月ぶりに好不況の分岐点となる50.0を下回った。構成指数では仕入れ価格が69.4と前回(62.4)から急上昇し2022年6月以来の水準の水準を記録した。一方で、新規受注(45.2)や雇用(44.7)はそれぞれ前月(48.6、47.6)から大幅に悪化した。同時に発表された米2月JOLTS求人件数は756.8万件と予想や前回(765.8万件、776.2万件)を下回った。2月の解雇は179.0万人と前月から11.6万人増加した。

(6):ホワイトハウス 相互関税は発表後即日発効の見通し

米ホワイトハウスは現地東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)にトランプ大統領が「アメリカを再び豊に」と題したイベントで演説することを発表。その場で、相互関税の詳細を明らかにする見通しとなった。また、ホワイトハウスは相互関税は「発表後に即日発効する見通し」とも伝えた。