テクニカル分析(トルコリラ/円)
3月19日の長い陰線で戻すも伸び悩み
日足、3月19日の長い陰線で戻すも伸び悩み。3月19日-4月7日の上昇ラインがサポート。4月2日-7日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン3σ下限を一時下抜く。2σ下限まで戻るも伸び悩む。3月17日週-31日週の上昇ラインを下抜く。3月24日週-31日週の下降ラインが上値抵抗。2σ下限は3.803、3σ下限は3.602、5週線、20週線下向き。
月足、8月-12月の上昇ラインを下抜く。一時ボリバン3σ下限まで下落。現在は2σ下限。25年2月-3月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ下限は3.762
。3σ下限は3.353。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年も陰線でスタート。

メルハバ
元トルコ外交官、トルコがロシア型独裁国家へと変貌する兆し
(この記事は政府を批判しないトルコ国内紙に掲載=引用されているだけに注目)
トルコの政治ニュースを専門とする英語のオンラインメディア「ターキッシュ・ミニッツ」の2025年3月24日のコラムで、トルコの元外交官ムラト氏は、トルコで最近逮捕され、全国で抗議活動を引き起こした野党指導者でイスタンブール市長のイマモール氏の件について論じている。
「イマモール氏の逮捕はトルコがロシア式独裁国家に変貌する兆候」と題されたコラムでは、エルドアン大統領がイマモール氏を逮捕したのは、同氏が自身の権力に対する最大の脅威だからだと論じている。ムラト氏は、この政治的動きでエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領を模倣しているが、「経済を効果的に管理する能力がプーチン氏に劣っている」ように見え、「国民の不満を和らげる」能力が限られていると述べている。実際、AKPのリーダーはプーチン大統領が持つような国民の怒りを鎮めるのに十分な財源を持っていない。「逮捕の根本的な理由は、イマモール氏の人気が著しく高まり、エルドアン大統領にとって大きな脅威となっていることだ」
「イスタンブール市長エクレム・イマモール氏の逮捕理由は、多くの国内外の専門家が述べているように、検察官が提起した容疑とは何の関係もない。アムネスティ・インターナショナルが指摘したように、イマモール氏の逮捕は、同市長を大統領候補に選出すると見込まれていたわずか数日前に行われた「トルコ当局による平和的な反対意見に対する継続的な弾圧と主要野党CHPへの攻撃の大幅なエスカレーション」を表している。