見てわかる聞いてわかる、CFD銘柄を動画で解説

動画配信期間:公開日から2週間

動画の内容をギュッと要約

日本市場の弱さの要因
- 去年の円買い介入と利上げの影響が大きい(これまでは円安と金融緩和だった)
- この政策による悪循環:
企業収益悪化
投資家の運用利回り低下
税収減少
景気対策が打ちにくい状況
- 過去20年間の悪循環の経験を忘れて同じ道を進もうとしている危険性

アメリカと日本の関係
- ムーディーズの米国債格下げの影響
- 日本はアメリカへの依存度が高い:
輸出依存
アメリカへの直接投資は世界第1位
アメリカ国債保有額も世界第1位(中国の外貨準備は日本の3倍だが日本の方が多く保有)
- 一方、アメリカから日本への投資は日本からの10分の1程度と少ない

円高と株式市場への影響
- 貿易赤字の縮小から黒字化、外貨投信残高の減少で円高が進行中
- 円高は株式市場にも影響

金・原油市場
- 金: ムーディーズの格下げによるドル安で安全資産買いが再び
- 原油: 中国の利下げとイラン・アメリカの平和交渉不調で上昇要因あり
- しかし需給面では余剰感があり、大幅上昇は見込めない
- 中長期的には代替エネルギーへの移行もあり、原油は大きく上がらない見通し

展望
- 日本にとって原油価格の影響は複雑:
原油上昇は円安になり景気にプラス
* 一方でインフレには原油安が望ましい
- 市場は日々変化しており、収益機会も増えている

結論
日本市場は世界的に見て最も弱い状況にあり、過去の円買い介入と利上げの影響が大きい。アメリカ経済への依存度が高い日本は、米国債格下げや関税政策の影響を受けやすい。円高の進行や貿易構造の変化も株式市場に影響を与えている。市場の変動は続くが、そこに収益機会も存在する。

野村雅道
野村雅道氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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