
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年7月9日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
目次
▼8日(火)の為替相場
(1):RBA政策金利 予想外の据え置き
(2):米大統領 関税に関する発言
▼8日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:底堅い展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
8日(火)の為替相場

期間:8日(火)午前6時10分~9日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA政策金利 予想外の据え置き
豪準備銀行(RBA)は政策金利を3.85%に据え置いた。市場予想は25bp(0.25%ポイント)の利下げだったことから、豪ドルが全般的に買われた。声明には「インフレリスクがよりバランスの取れたものになり、労働市場が依然として強いと判断」「インフレ率が持続的に2.5%に到達することを確認するため、もう少し情報を待つことができると判断」などと記されていたほか、今回から公表された政策メンバーによる投票内訳は、据え置き賛成に6票、反対に3票だった。その後の記者会見でブロックRBA総裁は月次消費者物価指数(CPI)は変動が大きいことを挙げ、「CPIの解釈は市場と異なっていた。今回の決定はタイミングの相違であり、方向性に関するものではない」「第2四半期のCPIがわれわれの考える通りになり、低下し続けるならば、われわれの道筋の正しさを証明するものとなる」「慎重かつ段階的な緩和アプローチを維持することが適切」などの見解を示した。
(2):米大統領 関税に関する発言
トランプ米大統領は関税に関して「8月1日の期限、延長は認められない」と自身のSNSに投稿したほか、「銅に50%、医薬品には最大200%の関税を賦課する」との考えを示した。また連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長については「直ちに辞任すべきだ」と語った。その後「関税のインフレへの影響はゼロだ、今がその時だ!利下げしろ」との考えを示した。
8日(火)の株・債券・商品市場

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