◎情報収集と投資にいい場所を確保する
また、投資する場所も重要でしょう。
私はよく喫茶店でタブレット端末で投資をしています。投資も情報収集も仕事も、喫茶店を重宝しています。
私の喫茶店選びのポイントは
①PCの電源を使い放題
②携帯電話でちょっとした会話をしても空気を壊さない
③ある程度静かであること
などでした。
あくまで私のケースです。うるさい場所の方が集中できるという人もいるかもしれませんし、喫茶店内で電話するのは美学に反するという人もいるでしょう。
ですので私は、利便性の良い喫茶店を何件か行ってみて、ここが最もいい、と自信を持って言えるような場所で情報収集することをお勧めします。
◎情報収集のポイント
情報収集の強い味方としてとしてネットをあげましたが、 本当に欲しい情報を得たい時にけっこう効果的なのは、実は「役所や公共団体に聞く」というのも有益です。
新聞記者時代から今に至るまで私が大活用しているのは
「
JETRO
」や「経済産業省」、「総務省」、「内閣府」などです。彼らはいい意味でパブリックサーバントなので、必要に応じてデータをくれます。
別にこちらが名乗り出る必要すらないのです。
世界経済やそれに伴う統計データなどの事を知りたかったら、何時間もかけて探すより、ネットで経産省や
JETRO
の電話番号を調べて聞いてみた方が良いでしょう。リスクは何もありません。せいぜい電話代程度です。
また、私はツイッターのタイムラインはプライベートでしか使わず、ほとんど見ません。
情報収集には、マイリストの拡張を行っています。私は現在個人的に「為替」、「株式」、「政治」、「ビジネス」、「ジャーナリズム」、「一次情報」、「二次情報」、「三次情報」などに分けています。
また、有益だと思われる投資家やジャーナリスト、ビジネスマンのリストをフォローしたりもしています。
RSS
フィード系のアプリでも私は、登録フィードを「
NEWS
」、「
finance
」、「
FX
」などに分けて使っています。全部で
150
ほどのサイトがあり、特に
NEWS
に含まれている新聞社系サイトやテレビ系サイト等は情報量は多く、翌日になるとフィード全体の数は
1000
を超えます。
1000
の記事をじっくりと読むことは時間がかかり過ぎ、難しいでしょう。
私が実際に行っているのは、
RSS
フィードのリストのラインに流れてくる題名だけを追い、そこで全体を包括的に見て、一日の流れと注目ニュースを確認します。そこでのポイントは、「あまり吟味せず、興味をひかれた題名のニュースをピックアップ」することです。また、これも小さなコツで、
PC
のスペックにもよりますが、別ウィンドウで開くと、処理速度が遅くなり、最悪の場合はフリーズしてしまいますので、30~
40
記事ぐらいを別ウィンドウで開いたら、まずはいったん止めて、気になった記事をワードやメモに張り付けていきましょう。
なおこの時、一緒に動画やいらない画像がついてこないことを望む人であれば、メモ帳への貼り付けが便利です。また、
microsoft office word2011
以降の仕様であれば、一発でべた張りに変換可能なのでそれでもスムーズにコピペできます。そしてその作業を時間の許す限り何回か行います。私の場合は、8時
30
分から9時
30
分までが情報収集の時間と決めていますので、だいたい少なくて5回、多くて
10
回が限度です。
この時、似たようなニュースを何度も拾ってしまうということをしがちですが、全然問題ありません。むしろ大歓迎です。なぜなら、そのニュースはそれだけ“各メディアに注目されているから”という証拠になるからです。
では、こうして収集した情報をどう扱えば良いのでしょうか。
次回以降、その解説をしていきたいと思います。
ZUUonline編集部
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