クラウドファンディング
(写真=Thinkstock/Getty Images)

多くの人からお金を集め、ビジネスや社会的事業に役立てるクラウドファンディングは、出資者に対して社会に貢献したという満足感や、プロジェクトへの参画意識といった無形の利益を提供していると言える。

しかし、クラウドファンディングの一種である「融資型クラウドファンディング」は、そうした無形の利益に加えて、金銭的なリターンを提供する「投資商品」として見ても非常に魅力がある。

融資型クラウドファンディングは、他の一般的な投資商品と比較して以下の 5 つのメリットがある。


1 )少額からでも始められる

融資型クラウドファンディング投資は少額から始めることができる。最低投資金額は、maneo・SBIソーシャルレンディング・クラウドバンクが1万円、AQUSHが5万円である。

1件あたりの投資額が少額であるということは同時に分散投資がしやすいということでもある。融資型クラウドファンディングにおいて最大のリスクである「貸倒れ」の影響を抑えるには貸出先を分散させた方が有利であるが、そのためにも1件あたりの最低投資額が少額であるということは重要である。


2 )利回りが高い

融資型クラウドファンディング投資の最大のメリットはやはり高金利である。現在日本でサービスを提供している融資型クラウドファンディングサービス各社の利回りは以下の表の通りである。

表:融資型クラウドファンディングサービスの利回り・最低投資金額

サービス

利回り

最低投資金額

maneo

4% ~ 10%

1 万円

AQUSH

2.5% ~ 13.5%

5 万円

SBI ソーシャルレンディング

2% ~ 5%

1 万円

クラウドバンク

5% ~ 7%

1 万円

(※いずれも手数料控除後の利回り(年利))

この低金利時代にこれだけの利回りが得られるインカムゲイン投資はなかなかないと言える。

なお参考までに、私自身の実績について記載する。私はサービス会社 4 社合わせて、年平均 512 万円を投資し、 2011 年~ 2014 年にかけて合計 153 万円の利益(税引き前)を得ている。 1 年あたりの利益額は 38 万円で、年平均利回りは 7.4 %であった。


3 )貸出を実行した後は経済動向の影響をあまり受けない

株式などの配当は、企業の業績が悪い場合には支払われなかったり、減額されたりすることもあるが、融資型クラウドファンディングの分配金は文字通り融資(貸付)に対する金利であるため、たとえ借り手企業が赤字になったとしても決まった額が支払われる(貸倒れやサービス事業者の破綻などが発生しない限り)。そのため、物価・金利・為替・景気などの経済動向の影響を直接は受けない。

他の投資のように日々株価や経済ニュースをチェックして売り時や買い時を悩む必要がないというのは、精神的にも楽である。


4 )毎月金利収入が得られる

融資型クラウドファンディングのほとんどのサービスで、金利収入が毎月得られる。また、得られる金利収入の額は、前述の通り基本的に決まっているので、収益の見通しもある程度たてることができる。つまり、安定的なインカムゲインを得ることができる投資商品であると言えるのだ。


5 )時間がかからず、特別な知識も不要

融資型クラウドファンディングでは、一度投資を行えば返済期間中は基本的に投資家がすべきことはない。返済されるまでの間待つだけである。分配実績を確認したり、再投資を行うのも月に一回程度で十分だろう。忙しい人やあまり投資に時間をかけたくない人に向いている。

また、株式・不動産投資などで継続して利益をあげようとすれば情報収集や研究にそれなりの時間をかける必要があるが、融資型クラウドファンディングではそうした特別な努力や知識も不要である。

>>融資型クラウドファンディングの魅力・特徴・リスクを深く掘り下げて解説した日本初の解説書

>>融資型クラウドファンディング専門ブログ「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」

中田健介 サラリーマン投資家・投資ブロガー

IT 系企業に勤務する傍ら、 2010 年から「融資型クラウドファンディング」での資産運用を開始し、現在まで年平均 7 %以上の利益を上げる。「低金利時代の投資家にとって、融資型クラウドファンディングは最も優れたインカムゲイン投資である」と強く感じ、ブログ「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」を開設。 2015 年 3 月 10 日に著書「年利 7 %! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」を出版。

(ZUU online)

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