(写真=Thinkstock/Gety Images)
レバレッジ取引の魅力とリスク
株式の信用取引とは、現金や株式を担保にして証券会社からお金や株を借り、株式の投資を行うことをいう。
ちなみに、最大で資金の約3倍のレバレッジ取引ができる。手持ちの資金以上の金額で取り引きができるので大きなリターンも見込めるが、その一方でリスクも高いことを熟知しておくべきだ。
相場が下げるときの信用売り
4月10日、日経平均株価は15年ぶりに2万円台に乗せた。市場では年末までにさらに上がるとの予想も多く、これからのタイミングでも投資をするのに妙味があるといえる。
大方の予想のとおり今後も株価が上がり続けると予想するならば、現物買いや信用買いで株を購入するべきだろう。逆に、今後いったん下落すると予想するならば、”信用売り”をするという手法もある。
信用売りとは、証券会社から株を借りて売ることで“空売り”とも言われる。借りた株を最初に売っておき、売値よりも安くなったところで株を買い戻して返却する。その差額が利益になるというわけだ。
信用買い、信用売りの注意点
ただし、株式の信用取引はどの銘柄でもできるというわけではない。信用取引のできる銘柄には『貸借銘柄』と『信用銘柄』とがあり、『貸借銘柄』は信用買いと信用売りのどちらも可能であるが、『信用銘柄』は信用買いのみの取引となる。
また、信用取引に掛かる費用としては、信用買いの場合は代金に対する金利、信用売りの場合は株を借りるための貸株料などが挙げられる。
さらに、信用売りで注意しなければならないのは、市場で貸借される株式が不足すると、品貸料の支払いが必要となるということだ。日本証券金融のHPなどで毎日更新されているため空売りする場合などは一度調べることをお勧めする。